栗東トレセン在厩のリナーシェは、21日、芝コースで追い切りを消化しています。
-調教時計-
20.05.21 助 手 栗東芝稍 5F 69.3-53.7-39.2-13.5(2) 馬ナリ余力
ゴールドチャリス(新馬)馬ナリの内同入
◇武幸四郎調教師のコメント
「馬場状態が適度にやわらかくなっていましたので、本馬場で半マイルからやりました。併せた相手に頑張ってついて行けましたし、1本目としては及第点を与えられる内容だったと思います。デビュー目標は6月13日阪神5R 2歳新馬(芝1200m)を中心視。今後の追い切りでのフットワークや動向次第では、6月20日阪神5R 2歳新馬(ダ1200m)も視野に入ってくるかもしれません。今朝、久々にゲートをやりましたが、スーッといい感じで出てくれました。どこかでもう1回確認を行い、本番に向かう予定です」
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21日の追い切りで及第点がもらえましたので、デビュー戦の目標が6/12阪神の芝1200m戦と具体的になりました。これからは週ごとに進む準備を見守ることになりますが、是非ともこのまま順調に進んで欲しいです。
ちなみに目標レースが芝1200m(場合によっては翌週のダート1200m)となっていますが、デビュー戦はマイルぐらいからと思っていたので、そこは正直少し意外でした。これまで調教を進めてきた感触に加え、小柄な馬体を考慮しての選択かもしれませんが、果たして1200mでどんな走りを見せるでしょうか。デビュー戦の内容次第でその後の方針も決まってくるでしょうし、注目したいところです。
あとは、今後の追い切りがどうなるか、鞍上は誰になるかなど、まだこれからの話も残っていますので、今からこちらがあまりイレ込まないように気を付けたいと思います(^^ゞ
「脚元は問題ありませんが、中2週の競馬で頑張って走ってきたこともあり、レース後は左トモや右上腕頭筋(右首)に筋肉疲労があって、歩様もやや硬め。まずは牧場で疲れを取ってあげたいです。今後については、放牧に出した後の様子も見ながら考えていきましょう」
【5/17東京 BSイレブン賞でのグランソヴァール:公式HPより】
美浦トレセン在厩のカナロアガールは、今週は特別登録まで。ひとまず中1週での新潟出走は見送ることになりました。
◇田村調教師のコメント
「中1週での輸送競馬はさすがにかわいそう。ただ、あまり大事に行きすぎて優先権が切れてしまってもどうかと思いますので、来週5月31日東京7R 1勝クラス(芝1600m)や再来週6月6日東京9R 国分寺特別(1勝クラス・芝1800m)あたりを意識していきたいです。あとは相手関係やジョッキーなども見ながら、都度判断していきましょう。馬自身はいい意味でいつもと変わりない状態です」
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中1週での新潟出走が70%と予想をしていましたが、見事に外してしまいました(^^ゞ
まあ、「中1週での輸送競馬はかわいそう」と言われてみればその通りですし、田村先生が『適度に大事に』いくことを考えておられるなら、その方が良いに決まっています。レース後の様子は良い意味でいつも通りなようですから、来週か再来週のレースには問題なく出てきてくれるでしょう。
どちらを選ぶかについては、基本的には31日のマイル戦を本線に、相手と騎乗可能なジョッキーの都合で場合によっては国分寺特別にスライドするイメージですかね。現状、相手関係や展開に左右される部分が大きいのは確かなので、判断はギリギリのタイミングになると思っておきます。
いずれにしても、今まで比較的好結果を残せている東京コースで結果を出してしまいたいです。様々な注文がつくとは言え、いつまでも1勝クラスにいて良い馬ではないですし、先々を考えれば今年後半はさすがに2勝クラスで勝負をしたいですからね。
【5/10新潟8R 4歳以上1勝クラスでのカナロアガール:公式HPより】
ディメンシオンは、20日、吉澤ステーブルWESTへ放牧に出ています。
◇藤原英調教師のコメント
「これは以前からのことですが、右前の爪の影響により調整が楽ではない面がありますからね。それが悪さをして今回は右肩などもやや硬くなってしまった様子。ただし程度は軽く、大きな心配には及びません。まずは放牧に出して回復状況を窺い、サマーシリーズへの参戦が可能かどうかを検討していきたいと思います」
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確かに右前の爪については、これまでも悪さをすることがありましたからねぇ。。それが原因となって今回の出走回避につながったとすると、本当にサラブレッドは繊細なんだと改めて思い知らされます。無事であることが名馬の条件とも言われますが、半分は結果論みたいなものですからね。ディメンシオンもいろいろ難しい要素を抱えてはいますが、これから無事に過ごしてもらう事が第一です。
その意味では、藤原先生自らが「程度は軽く大きな心配には及びません」とコメントしてくれたのはありがたいです。僅かな異変に気づいて出走を回避してくれたこともそうですが、最終追い切りを軽めのみにしていたことも、結果的には大ごとにならずに済んだ要因なのでしょう。
すでにひと息入れるために放牧になっていますが、果たしてどの程度で完全回復になるでしょうか。。クラブからは『サマーシリーズ参戦』がオーダーされているとのことですが、それもこれもディメンシオンが回復してこその話です。藤原先生なので大丈夫とは思いますが、先々を考えて、くれぐれも無理のない範囲で検討して頂ければと思います。
その上で、もしもGOサインが出た時には、いつものように目一杯応援したいと思います!
【4/11阪神11R 阪神牝馬Sでのディメンシオン:公式HPより】