栗東トレセン在厩のバスラットレオンは、4日、坂路で52秒台をマークしています。
- 21.03.03 助 手 栗東坂重 1回 52.5-38.0-24.5-12.0 一杯に追う
マリーナ(三歳1勝)一杯に0.5秒先行クヒ゛遅れ
◇矢作調教師のコメント 「以前からそれほど煩いタイプではありませんが、放牧から帰ってきて精神的にも落ち着きがありますし、相変わらずよく動いてくれています。レースは3月13日阪神6R 3歳1勝クラス(芝1600m)、鞍上は4kg減の恩恵を受ける厩舎所属の新人・古川奈穂騎手を予定。スタートも上手く、前に行ける馬ですから、頂戴したこのチャンスをきっとモノにしてくれることでしょう。経験を重ねつつ、ゆくゆくは立派なジョッキーへと成長していってもらいたいところです」
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改めて矢作先生から、3/13阪神6R 3歳1勝クラス(芝1600m)に向かう事がアナウンスされました。そして、必勝を期す一戦の鞍上は新人ジョッキー古川奈穂騎手にっ!!
先週から今週にかけて、古川奈穂騎手ネタを書いてきた私としては、当然ながらこの展開は想定の範囲内でした。それでも本当に実現するとなると、『マジで来たかっ!』的な、驚きの気持ちが湧いてくるから不思議です(^^ゞ
【バスラットレオン】古川奈穂騎手はバスラットレオンに乗るのか!?
まあ、バスラットレオンは帰厩早々簡単に52.5-38.0-24.5-12.0秒を出す馬なので、無難に乗って普通に回ってくれば勝つチャンスは大きいと思います。ただし、新人ジョッキーが人気馬に乗って緊張しないはずもなく、古川騎手が落ち着いて乗れるかどうかは重要なポイントになるのでしょう。
もちろん古川騎手にはこのチャンスをモノにして欲しいですし、イザという時、いつでも坂井騎手の代打が務まるレベルに早く到達して欲しいですから、勝利を願って目一杯に応援させてもらいます。
そうですねぇ、バスラットレオンの2勝目がノドから手が出るほど欲しいのも確かですが、今度のレースではそれ以上のドキドキ感が味わえそう。。矢作先生が「この馬なら頂戴したチャンスをきっとモノにできるはず」とコメントするなど、なかなか得難い経験の中にいるような気がします(^^)
【2021/1/10中京 シンザン記念(G3)でのバスラットレオン:公式HPより】
栗東トレセン在厩のリナーシェは、4日朝より乗り運動を開始しています。
◇四位調教師のコメント 「第一印象は、とにかく可愛らしくて手がかからない女の子。環境の変化に敏感なのでしょうか、まだ転厩してきたばかりということもあってキョロキョロして飼葉喰いがもう一つでしたが、4日の朝には割と食べ始めています。レースの疲れや反動はなさそうですので、このまま次走へ向かう予定ではあるものの、バリバリ乗ってしまうと食べなくなりそうですから、優しく慎重にいきたいです。馬は喋ることができませんので、馬の気持ちを読み取れるような調教師を目指し、トップを狙っていきたいと思います。会員の皆様、よろしくお願いいたします」
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武幸四郎厩舎から四位洋文厩舎に移って初めての近況更新です。
四位先生のリナーシェに対する第一印象は「とにかく可愛らしくて手がかからない女の子」というものですが、これは当歳の頃から変わらぬリナーシェの個性と言って良いでしょう。可愛らしさは競争能力とは関係ないですが、兎にも角にも四位先生に好感を持ってもらえたのは良かったと思います。
今後については在厩のまま続戦をめざすとのことなので、早速、転厩の効果が表れているのかもしれません。在厩期間が長引くことで食が細くなり、結果として調子が下降するのは心配ですが、そこは四位新調教師と厩舎の皆さんの感性に期待したいと思います。
四位先生、仰る通りリナーシェは素直で可愛らしいお嬢さんですので、こちらこそ、くれぐれも(優しく慎重に)よろしくお願い申し上げますm(_ _)m
【2021/2/28小倉5R 3歳未勝利(牝/芝2000m)でのリナーシェ:公式HPより】
栗東トレセン在厩のヴィジャーヤは、今週もCウッドで長めから追い切られています。
- 21.03.04 松 田 栗CW重 6F 84.2-68.4-54.6-40.6-12.5(8) 一杯に追う
ヴィルヘルム(三歳1勝)馬ナリの内0.6秒追走同入
- 21.02.28 助 手 栗東坂良 1回 57.7-41.8-27.2-13.7 馬ナリ余力
- 21.02.25 小 崎 栗CW良 6F 85.0-68.9-53.7-39.8-12.8(7) 強めに追う
ヴィルヘルム(三歳1勝)馬ナリの内0.4秒追走0.1秒遅れ
◇池江調教師のコメント 「まだ内ラチにモタれるなど、随所に若さを見せる状況ですし、気性的にちょっと難しいような面もありますね。あと2本ほどやれば、あらかた態勢は整ってきそうですので、3月20日、21日週のデビューを目標にしたいと考えます。理想は芝の中距離ですが、ここまでの経緯を踏まえますと、総合的に考えてダート1400mあたりになりますでしょうか。阪神か中京かは、これから決めていきたいと思います」
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ヴィジャーヤのデビュー戦は3/20阪神3Rまたは中京4R、3/21中京4R(いずれもダ1400m)のどこかということになりそうです。先週時点では「初戦は芝の中距離あたり」と言われていましたが、追い切りの内容を見た上での池江先生の判断なので、おそらく現状ベストの選択なのだと思います。
考えてみれば、そもそもデビューのタイミングが想定より1~2ヶ月遅くなっているわけです。一番の原因は口向きの矯正などに時間がかかったことでしょうが、今回の近況によれば「馬がまだ若い」、「気性的な難しさが残っている」など総合的に未完成であり、短めのダートで下す方が無難…といった感じでしょうか。
これは想像ですが、池江先生にはもう少し時間をかけたい気持ちがあるのかもしれません。ただ、未出走馬の未勝利戦出走特典(新馬戦相当の賞金付与)期限は3/21まで…。まずは特典期限内の出走を優先し、その中で勝つ確率が高い条件を選ぶとしたら?という流れで考えられた作戦だろうと思います。
ちなみに4日の追い切りでは、松田騎手が乗って84.2-68.4-54.6-40.6-12.5秒とまずまずの時計が出ています。順調であればあと二週間でさらに時計を詰められるでしょうし、確かに今のダート未勝利戦なら、既走馬相手でも充分勝負になるレベルにある気がします。そうですねぇ、初戦のいパフォーマンス次第ではありますが、芝中距離への挑戦はもう少し馬が大人になってから…と考えておきます(^^ゞ
三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のサティアナ’19は、おもに屋内ダートトラックで軽いキャンター2400mを消化。週1~2回、坂路でハロン15~18秒ペースのキャンター1本を乗り込まれています。
◇三瓶担当のコメント 「素直で良い子ですが、現段階ではまだ体力がついておらず、後肢に力強さを欠く感じ。ハミにもたれて首が下がった走りになりがちなところがそれを表しています。それでも1つ上の姉ほど小さくないですし、キャンター自体は軽快ですから、こうやってトレーニングを積んでいくにつれてしっかりし始め、走行フォームも良くなってくるはずです。将来的には良いスピード馬に育ってくれるのではないでしょうか」
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もともと本馬の母系が「緩やかな成長曲線を描く傾向にある」のは募集時のPOINT!にも書いてありましたからね。「現段階ではまだ体力がついておらず、後肢に力強さを欠く」というのも、ある意味当然なのだと思います。それに、矢作厩舎の牡馬2頭と藤原厩舎の本馬では進め方に違いがあって当然ですし、当面はじっくり基礎トレーニンを積んでもらって、本格化の時期を待つ作戦で良いと思います。
最近は多くの陣営が『できるだけ早い始動と実戦投入』をめざしてきますので、多少なりとも晩成傾向のある馬は、それだけで心配になったりするものです。が、私の場合は基本的に『2歳の夏を過ぎるまでは慌てない方が良い』と考えているところがありまして、どちらかと言うと、仕上りの早さよりスケールの大きさを重視したい派です。(仕上りが遅くてスケールが小さいと微妙ですけれど…(^^;))
ということで、サティアナ’19に関しても、将来はスケールの大きなスピード馬になってくれたら嬉しいです。そのためには、今こそたくさん食べて良く動き、しっかりした身体をつくりあげなければいけません!