**2021/3/13阪神6R 3歳1勝C(芝1600m)12:45発走**
◎ バスラットレオン
○ レゾンドゥスリール
▲ ショウナンアレス
△ ヤマニンルリュール
△ ビップランバン
△ デルマヤクシ
バスラットレオンは7枠7番になりました。競馬メディアの取材によれば、鞍上の古川奈騎手は「枠順が決まったら矢作先生と作戦を考える」と仰ったそうなので、きっとすでに師弟での作戦会議が行われていることでしょう… と言っても、矢作先生は「力で押し切るような競馬を」と、基本的に前で勝負が既定路線ですからね。あまり余計なことは考えず、スタートをポンと出たらそのまま逃げてしまう、それが一番紛れが少ない作戦ではないでしょうか。
問題はビップランバン、エイボンクリフあたりが絡んできた時ですが、そうですねぇ、こちらは斤量52kgなわけですし、2頭ともバスラットレオンより外枠なので、簡単にハナを譲る必要はないでしょう。もしも内枠にゴリゴリの逃げ主張がいれば控えることになりますが、その場合でも2、3番手は難なく確保できるはず。先行して4角先頭を意識していけば、あとはバスラットレオンが頑張ってくれるだろうと思います。
それから(余計なお世話ながら)万が一、出遅れたとしても焦らず落ち着いて。。2戦目以降、先行して僅かに交わされる競馬が多いバスラットレオンですが、溜めた時にどれだけ切れるかを試すのも面白いかもしれません… ぐらいに考えておけば、妙なこじれ方をしにくい外めの枠も良い条件に思えてきますね(^^ゞ
相手関係については、順当であれば印をつけた各馬が強敵ということになるのでしょう。中でも対抗にしたレゾンドゥスリールは、ローブティサージュにハーツクライというノーザンファーム期待の良血馬で、(ゲートや口向き、気性の幼さといった課題が顔を出さなければ)かなりやりそうな雰囲気も…。同馬とはシンザン記念で対戦済みですが、あの時の着差=実力差とは考えない方が良さそうです。
単穴以下は、ショウナンアレス、ヤマニンルリュール、ビップランバン、デルマヤクシとしましたが、どの馬も一発決め手があるタイプではないので、バスラットレオンにとってやりにくい相手ではない気がします。すんなり先行して道中をリズムよく運べれば、そう簡単に負けないのではと思います。(偉そうでスミマセンm(_ _)m)
古川奈騎手の13日騎乗予定は3鞍。バスラットレオンの前に1Rレヴカ、3Rラントに乗ることになっていますが、客観的に見て最も勝利に近いのはバスラットレオンでしょう。おそらく矢作先生も『初勝利はここで決めろ』とのつもりでしょうし、実際、そうなるチャンスは充分あると思います。
競馬なので何が起きるかわかりませんが、きっと近年の矢作厩舎の勢い、矢作先生ご自身の強運も後押ししてくれるはずですし、もしも失敗したら『それは広尾TCが“持っていない”からだ』と、またクラブに悪者になってもらう作戦でいきたいです(^^;)。。(私自身の“持ってなさ加減”についてはノーコメントで…)
ちなみに古川奈騎手は中高一貫進学校の広尾学園ご出身。広尾学園と広尾TCは何の関係もありませんが、もしも広尾TCの馬で初勝利となれば、勝手に怪しげな縁を感じてくれるかもしれませんしね。。そんなストーリー性(?)にも期待をして、ひたすらこのチャレンジが成功することを祈りたいと思います!( ・`ー・')キリッ
それにしても、ジョッキーネタでこれだけ注目されるレースも珍しいなぁ…
スポーツ報知『【今週の古川奈穂】土曜阪神6Rのバスラットレオンでデビュー初Vを狙う』
古川奈穂騎手(20)=栗東・矢作芳人厩舎=は今週、土曜(3月13日)に阪神で3鞍、日曜(3月14日)に中京で3鞍の計6鞍に騎乗する。
デビュー週は9鞍に騎乗したが4着が最高。「ゲートで(自分の体が)硬くなってしまい、(4キロの)減量を生かすための、いいポジションでの競馬があまりできませんでした。競馬の流れに乗って、より馬をリズムよく走らせるためには、全体的なレベルアップが必要だ、と強く感じました」と冷静に振り返る。騎乗後は師匠の矢作調教師とレース映像などを見ながら騎乗内容をチェック。悔しい経験を今週以降の騎乗に生かすつもりだ。
デビュー2週目の注目は土曜阪神6R(3歳1勝クラス、芝1600メートル)のバスラットレオン。昨夏の札幌2歳Sと今年のシンザン記念で3着、昨年末の朝日杯FSで4着と、3歳1勝クラスでは、実績では明らかに上位の馬だ。しかも、今回は4キロ減の利く平場への投入。自らが騎乗した今週の栗東・坂路では51秒2―12秒0と抜群の動きを見せた。「今週の追い切りの動きはすごく良かったですし、先週も良かったと聞いています。矢作先生としっかり作戦を考えてから臨みたいです」と師匠の期待に応え、初勝利をつかむつもりだ。(後略)
極ウマ『古川奈穂&永島まなみ、反省を糧に初勝利を目指す』
女性騎手2人はデビュー週の反省を糧に初勝利を目指す。
古川奈穂騎手(20=矢作)は「気持ちは落ち着いて乗れましたが、体が思い通り動きませんでした。そこを改善して乗りたいです」と誓う。土曜阪神6Rのバスラットレオンは前走でG3・3着。追い切りに乗り「動きはすごく良かったです。ゲートも速いし4キロ減なので」と期待大だ。(後略)
Sponichi Annex『女性ルーキー騎手2人初勝利狙う!古川奈「リズム良く走らせたい」永島「アドバイスもらった」』
鉄は熱いうちに打て。先週デビューしたルーキー古川奈穂(20=矢作)は未勝利。日曜夜に早速、矢作師とレースを見直した。「指導をしていただきました。先週は思った通りに体を動かせなかったですね。競馬の流れに乗って、リズム良く走らせたい」と前を向いた。土曜は阪神、日曜は中京で騎乗。注目は土曜6Rバスラットレオン。最終追いで状態を確かめた。「動きは凄く良かった。枠が出てから先生と作戦を考えたいです」。朝日杯FS4着、シンザン記念3着とここなら実績断然だ。(後略)
ZBAT!競馬『日曜中京8Rで奈穂、まなみ初の直接対決』
5年ぶりの新人女性騎手となる古川奈穂騎手(20)=栗・矢作=は土日6頭、永島まなみ騎手(18)=栗・高橋康=は土日5頭に騎乗し、初勝利を目指す。
古川奈騎手は土曜阪神6RでG1・4着馬バスラットレオンに騎乗。「ゲートが速く、4キロ減もあるので前で競馬を…と考えていますが、枠など決まってから先生と相談したい」と腕をまくる。
永島騎手は土曜中京8Rで騎乗するタガノブディーノについて「1週前追い切りに乗せていただいて、促したぶんだけ反応してくれます」と信頼。2人は日曜中京8Rで初めて直接対決する。
栗東トレセン在厩のヴィジャーヤは、11日にCウッド併せ馬で追い切られました。
- 21.03.11 松 田 栗CW良 6F 83.1-67.9-53.3-39.5-12.5(7) 馬ナリ余力
マンインザミラー(三未勝)一杯の内0.8秒追走アタマ先着
- 21.03.04 松 田 栗CW重 6F 84.2-68.4-54.6-40.6-12.5(8) 一杯に追う
ヴィルヘルム(三歳1勝)馬ナリの内0.6秒追走同入
- 21.02.28 助 手 栗東坂良 1回 57.7-41.8-27.2-13.7 馬ナリ余力
- 21.02.25 小 崎 栗CW良 6F 85.0-68.9-53.7-39.8-12.8(7) 強めに追う
ヴィルヘルム(三歳1勝)馬ナリの内0.4秒追走0.1秒遅れ
◇池江調教師のコメント 「徐々にですが時計を詰めてきており、先週までと比べると寄れる感じもだいぶマシになってきたでしょうか。これで来週もう1本やれば出走態勢が整ってくるはず。3月20日阪神3R(ダ1400m)、または、20日中京4R(ダ1400m)でのデビューに向けて、調整を進めていきたいと思います」
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今週の追い切りは(ジョッキー騎乗とは言え)83.1-67.9-53.3-39.5-12.5秒を馬なりと、週ごとに時計も動きも良くなっているのは心強い限りです。池江先生のコメントにも先週より前向きなトーンを感じますし、ようやくデビュー戦が待ち遠しいレベルに到達してくれた気がします。
その上で、改めてヴィジャーヤの血統表を眺めると、母系はファスリエフ、スティールハート、ダンディルートですからね。そもそもオルフェーヴルはノーザンテースト×ディクタス持ちの芝砂兼用種牡馬ですし、加えてスピード遺伝子型がCCであの身体つきですから、確かにダート1400mはかなり走りそうな予感がします。
ちなみにですが、池江先生は芝のマイルから中距離をめざしつつ、ダート1400mを『まさかの時の切り札』にする作戦だったのではと思います。それが、思いのほか口向き矯正や仕上げに時間がかかったことで、やむなく最初から切り札であるダート1400mを使うことになったと考えれば…。(全くの想像ですけれど(^^ゞ)
いずれにしても、経験馬相手とはいえ、ここは初戦から好勝負を期待したいです。気性面やヨレるクセなど心配なところは残っていますが、素質や乗り込み量を考えれば『ただの未出走馬』とは違うはず…。実際、追い切りでも捨てたもんじゃない時計を出しているわけですからっ!(あとは、ここが初ダートの馬や未出走馬の中に、ムチャクチャ強いのが混ざっていないことを祈るのみです( ・`ー・')キリッ)
ヴィジャーヤ5代血統表
栗東トレセン在厩のリナーシェは、10日より坂路入りを開始しています。
◇四位調教師のコメント 「10、11日と坂路を普通キャンターで1本上がっており、段々と飼葉を食べてくれるようになってきました。相変わらず手がかからない子ですよね。乗り役とも意見交換を行い、距離は短くした方が良さそうかと。芝の短距離戦は番組が限られてきますし、ダートも問題なさそうですから、選択肢が多いダート短距離のレースを目標に馬本位で進めていければと考えます」
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四位洋文厩舎に転厩後、初めて坂路に入っての調教が始まりました。まだ普通キャンターなので手応え云々の話はありませんが、まずは体調を整えること、少しでも身体にお釣りを作ること優先で良いと思います。
当面は馬優先、馬本位で進めることになりますので、具体的な次走目標が出るのは少し先になりそうですが、その間は、四位厩舎の皆さんにリナーシェのことを知ってもらう期間だと思えば惜しくはありません。距離適性の話、芝かダートかなども含めていろいろと考えて頂ければと思います(^^)
【2021/2/28小倉5R 3歳未勝利(牝/芝2000m)でのリナーシェ:公式HPより】
バスラットレオンは、3/13阪神6R(1勝C、芝1600m)に古川奈穂騎手で出走します。
- 21.03.10 古川奈 栗東坂良 1回 51.2-36.7-23.9-12.0 一杯に追う
リーゼントジャンボ(三歳未)一杯を0.4秒追走0.3秒先着
- 21.03.07 助 手 栗東坂良 1回 57.2-41.8-27.3-13.9 馬ナリ余力
- 21.03.03 助 手 栗東坂重 1回 52.5-38.0-24.5-12.0 一杯に追う
マリーナ(三歳1勝)一杯に0.5秒先行クビ遅れ
◇矢作調教師のコメント 「10日に古川奈騎手を背に併せ馬で追い切りました。放牧明けを気にするようなタイプではないですし、いつものようによく動いてくれています。鞍上も感触を掴めたようですから、本番も頑張ってもらいたいところです。今回は1勝クラスの平場戦。力で押し切ってくれるような競馬を期待しています」
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バスラットレオンの出走が確定しました。レースは3/13阪神6R、1勝クラスの芝1600m戦です。そして、一般の競馬メディアでも取り上げられている通り、鞍上には先週デビューをした矢作厩舎所属の注目新人ジョッキー、古川奈穂騎手を配しての出走となります。
鞍上に関しては様々な意見があると思いますが、私の場合は全く何の問題もなし。古川奈穂騎手には、是非ともバスラットレオンとのコンビで貴重なチャンスをモノにして欲しいという立場です。いや、今までずっと良い仕事をしてくれて、自分の馬をどんな有力馬とも分け隔てなく管理してくれているリーディングトレーナーに、「是非ともうちの新人を乗せてやってください」と頭を下げられては、とても断る気になれませんでしたから。(←このくだりはあくまで空想ですが、疑似馬主体験の真骨頂とも言える場面!(^^ゞ)
まあ、私の与太話はさて置くとして、古川奈穂騎手はルーキーですし、(競走馬に跨ったことすらない私が言うのも何ですが)お世辞にも上手いと言えないのは確かでしょう。それでも先週9鞍に騎乗したなりの気付きはあったでしょうし、中間からバスラットレオンに騎乗して感じたこともあるハズです。こうなったら、最初はみんな下手っぴなのだと開き直って、『バタバタせずに馬の力を信じて』勝負をしてきて欲しいと思います。
そんな状況なので、バスラットレオンのデキが益々重要なわけですが、最終追い切りの時計を見る限りでは、シンザン記念時からさらに上昇したのではとすら感じます。物理的にだいぶ軽いであろう古川奈穂騎手が乗ったとは言え、栗東坂路51.2-12.0秒は自己ベストですし、パッと見で1勝クラスの平場に出る馬の時計ではないでしょう。やはりここは、『バタバタせずに馬の力を信じて』って、もうしつこいですね(^^;)
とにかく、10頭立てと頭数が落ち着いたうえに、バスラットレオンは前で勝負ができるタイプです。相手関係はまだ良く見ていませんが、展開その他で紛れる可能性は少ないでしょうから、どうしたって勝利を期待するのが当然の流れです。ということで今週のテーマは『ルーキーと勝ちにいくっ!』、これでいきたいと思います。
**2021/3/13阪神6R 3歳1勝C(芝1600m)出走馬**
【チャンピオンヒルズ在厩時のバスラットレオン:公式HP(2021/3/7更新分)より】