阪神6R 3歳1勝クラス(芝1600m)を勝ったバスラットレオンの関係者コメントです。
◇古川奈穂騎手のコメント 「力のある馬に乗せていただき、感謝の気持ちで一杯です。馬の力を信じて乗るだけだと思っていました。ずっと良い手応えでしたし、焦って早仕掛けにならないように気を付けました。落ち着いてレースに臨むことができたと思います。人気に応えられて良かったです」
◇矢作調教師のコメント 「G1並みに緊張しました。鞍上には『相手を気にせず自信を持って乗ってこい』と。ペースを落とし過ぎず上手く乗った思います。厩舎としても嬉しい勝利になりました。ありがとうございました」
◆クラブのコメント 「ここではテンのスピードを含め、能力が一枚上。古川奈穂騎手の初勝利に沸く、メモリアルなレースとなりました。なお、「レースから上がってきた時にはもう息が整っていました」と調教師。このあとは、「4/10ニュージーランドTか4/17アーリントンCを視野に入れていく」予定になっています」
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古川奈騎手、「焦って早仕掛けにならないように気をつけた」とのことですが、確かに追い出しのタイミングなど、とても落ち着いていて危なげなかったと思います。矢作先生も仰っているように、平均よりやや遅めのペースを保てたのも良かったですし、何より勝利という結果を出したのですから立派です。今日は3Rでも5番人気のラントを3着に持ってきていましたから、そのあたりから良い流れができていたのかもしれません。
それにしても、矢作先生がG1並みに緊張したというのは笑っちゃいますね。「相手を気にせず自信を持って乗ってこい」とか言いながら、実はうまくやれるかどうか、本当に勝ってくれるかどうか心配で仕方がないという…。きっと、娘を運動会に送り出す父親のような心境だったんでしょうねぇ(o´艸`)
ということで、ジョッキーネタはこの辺にしまして、バスラットレオンの次走は4/10ニュージーランドT(G2)か4/17アーリントンC(G3)とのこと。今日は斤量52kgでの楽勝だったこともあり、レース後もすぐに息が入ったようですから、おそらく次も良い状態でレースに臨むことができるでしょう。
そして次走はG1・マイルカップに向けたステップレースですから、厳しいレースになるのはほぼ確実。。グレナディアガーズとは本番まで当たりそうもないですが、シンザン記念でまんまと逃げ切られたピクシーナイトとは再戦の可能性も…。どちらのレースに向かうにしても、今日とはひと味違った緊張感が味わえそうです!
ZBAT!競馬『新人女性ジョッキー古川奈穂騎手が初勝利』
JRAの新人女性ジョッキー、古川奈穂騎手(20)=栗・矢作=が13日、阪神6R(芝1600メートル)を単勝1・9倍の1番人気バスラットレオン(牡3歳)で逃げ切り、初勝利を挙げた。
今月6日のJRAデビューから8日目での初勝利は、女性騎手の中では、増沢由貴子騎手(旧姓・牧原)の16日目を抜いて史上最速。JRA通算12戦目での勝利は、西原玲奈元騎手の9戦目に次ぐ2番目タイの記録。2016年にデビューした藤田菜七子騎手(22)=美・根本=の初勝利は、JRAデビュー39日目、通算51戦目だった。
◆古川奈騎手 「チャンスのある馬に乗せていただいての勝利だったので、馬主さん、先生、スタッフの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。いろいろな方から『馬の力を信じて乗れば大丈夫だから』と声をかけていただいたので、焦らずに馬を信じて乗ることを心掛けました。前めで競馬がしたいと思っていたので、馬のペースでいけたと思います。いい手応えのまま直線向いたので、焦って早仕掛けにならないように気をつけて乗りました。1着は格別だなと思いました。いろいろな方から声を掛けていただいてうれしかったです。まだまだ(矢作)先生には恩返しをしていかないといけないですし、ひとつ勝って恩返しできたかなと思います」
◆矢作調教師 「G1並みに緊張したよ。自分のペースで行けたし、自然とハナになったけどペースを落としすぎず、いいペースで行って、競馬の内容としては良かった。上手に乗ったと思います。自分の馬で勝たせてあげられてよかった。ただ、技術的にはまだまだもいいとこなのでね。向上心のある子ですから一歩一歩成長して欲しいなと思いますし、今後もバックアップしてあげたいなと思います」
スポーツ報知『新人女性ジョッキー古川奈穂が12戦目の阪神6Rで初勝利 「1着は格別だなと思いました」』
3月13日の阪神6R・3歳1勝クラス(芝1600メートル=10頭立て)で単勝1・9倍と圧倒的人気だったバスラットレオン(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、キズナ)が2馬身半差の完勝。JRA5年ぶりの新人女性ジョッキーとなる古川奈穂騎手(20)=栗東・矢作芳人厩舎=がデビュー12戦目でうれしい初勝利を挙げた。勝ち時計は1分34秒2(稍重)。
道中は楽な感じで主導権を奪うと、道中は前半3ハロン35秒9のスローペースに落としての逃げ。直線では内からショウナンアレス(3着)が差を詰めてきたが、ラスト300メートルで左ステッキを入れると、グイッと加速し、最後は後続を突き放した。
古川奈騎手は「後ろからの雰囲気は気になりませんでしたが、人間はちょっと不安になってしまいそうでした。馬の力を信じて乗るだけでしたし、レース自体は落ち着いて乗れたかなと思います。1着は格別だなと思いました」と満足そうに振り返った。
ただ、まだまだスタートライン。「まだまだ競馬の内容をもっとよくしていかないといけないので、技術向上を意識して、一鞍一鞍を大切に乗っていきたいと思います」と前を向いていた。
競馬実況web『【3歳1勝クラス】(阪神6R)バスラットレオンが逃げ切り古川奈穂騎手初勝利 [News]』
阪神6Rの3歳1勝クラス(芝1600m)は1番人気バスラットレオン(古川奈穂騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分34秒2(稍重)。2馬身半差の2着に6番人気ビップランバン、さらにアタマ差の3着に3番人気ショウナンアレスが入った。
バスラットレオンは栗東・矢作芳人厩舎の3歳牡馬で、父キズナ、母バスラットアマル(母の父New Approach)。通算成績は6戦2勝。
レース後のコメント
1着 バスラットレオン(古川奈穂騎手)「能力のある馬、チャンスのある馬に乗せていただき勝てたと思っています。乗せていただいた馬主さん、関係者の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんに馬の力を信じて乗れば大丈夫と言われていました。焦らずに馬を信じて乗ることを心がけていました。前目で競馬をしたいと思っていました。ずっといい手応えで、人が焦って早仕掛けにならないよう気をつけていました。矢作調教師にはまだまだこれから恩返ししなければならないと思っています。ひとつ勝って恩返しできたと思います。ゴール後の拍手は聞こえました。無観客だった先週とは違うなと思いました」
(矢作芳人調教師)「G1並みに緊張しました。古川騎手には自信をもって乗れと言っていました。ペースを落とし過ぎず、良いペースでした。内容も良かったと思います。上手に乗ったと思います。他の人より一年長くやって苦労しているところを見ていましたからね。技術的にはまだまだもいいところですが、向上心のある子です。今後もバックアップしていきたいと思っています。馬はアーリントンCかニュージーランドTを視野に入れます。春はマイル路線を考えています」
極ウマ『古川奈穂騎手がデビューから12戦目で念願の初勝利』
藤田菜七子騎手以来5年ぶりのJRA女性騎手となるルーキー古川奈穂騎手(20=矢作)が、阪神6Rをバスラットレオン(牡3、矢作)で勝ち、念願のJRA初勝利を飾った。デビュー12戦目。JRA51戦目で初勝利となった藤田菜七子騎手を大きく上回るメモリアルVとなった。JRA女性騎手の最速初勝利は9戦目の西原玲奈騎手。それに次ぐ2番目タイの速さで勝利を手にした。
レースは好スタートから積極的に先手をとり、マイペースの逃げ。抜群の手応えで直線に向くと、後続に2馬身半差をつけて逃げ切った。ゴールの瞬間には、観客から大きな拍手が起こった。
古川奈騎手は「やっぱり1着は格別です。(ゴール後に)いろんな方に声をかけていただきましたし、拍手も聞こえました。お客さんの前で競馬をしたことがなかったので、勝ってほめていただいてよかったです。馬の力を信じて乗るだけだと思っていました。落ち着いて臨めたと思います」と笑顔で話した。
阪神競馬場で見守った師匠の矢作師は「G1並みに緊張した。自分のところで勝たせてやれてよかった。上手に乗っていたと思う」と騎乗をたたえた。
東京都生まれの20歳。栗東・矢作厩舎所属で先週6日にデビューを迎えた。騎手としての初陣だった先週の最高着順は4着。そんな先週の騎乗には「気持ちは落ち着いて乗れましたが、体が思い通り動きませんでした」と悔しさをにじませていた。「先輩ジョッキーや(矢作)先生にもアドバイスをいただいたので、少しでも生かして乗りたいです」と雪辱を誓った今週での初勝利。次なるステップへ、大きな1歩を踏み出した。
Sponichi Annex『古川奈穂「落ち着いて臨めました」 バスラットレオンで1番人気に応えて初勝利』
一切、迷いのない騎乗で初勝利をモノにした。バスラットレオン(牡3=矢作、父キズナ)は前走シンザン記念3着の実績から自己条件のここは単勝1・9倍の1番人気。五分のスタートから二の脚で行き切ると直線、後続に迫られてから再加速して2馬身半差でゴールを駆け抜けた。
古川奈穂(20=栗東・矢作)は12戦目で初勝利。「能力のある馬に乗せていただき、感謝しています。落ち着いてレースに臨めました。いろいろな人に、おめでとうと声をかけていただき、うれしかったです」と笑みを浮かべた。
デイリー『女性ジョッキー古川奈穂が初勝利 緊張の矢作師「コントレイルのG1並みに疲れた」』
13日の阪神6Rで、ルーキーの古川奈穂騎手(20)=栗東・矢作=が、デビュー12戦目にして初勝利を挙げた。相棒は単勝1・9倍の圧倒的1番人気に支持されたバスラットレオン(牡3歳、栗東・矢作)。好スタートから二の脚を利かせてハナに立つと、直線では二枚腰を発揮。後続に2馬身半差をつけ先頭でゴールに飛び込んだ。
今週から阪神は入場再開。さわやかな笑顔で引き揚げてきた女性ジョッキーに、ファンから温かい拍手が送られた。古川奈穂は「1着は格別です。拍手も聞こえました。今までお客さんの前で競馬したことがなかったですし、パドックからお客さんが見えていました。力のある馬で、人気に応えられて良かったです」とホッとした様子だった。
見届けた師匠の矢作師は「本当に緊張した。コントレイルのG1並みに疲れた。自信を持って乗れ、相手を気にせずに。というのが、自然とハナという形になったのだろう。ペースを落とし過ぎず、上手に乗ったと思う」と合格点を与えていた。
Sponichi Annex『古川奈、12戦目で初勝利 菜七子を上回るスピードV「落ち着いて臨めた」』
先週、5年ぶりのJRA女性騎手としてデビューした古川奈穂(20=矢作)が、阪神6Rで1番人気バスラットレオン(牡3=矢作)に騎乗し初勝利。通算12戦目。通算51戦目でJRA初Vを挙げた藤田菜七子を大きく上回るスピードVとなった。
スタートを決めて先手を奪うと、そのままリードを保って押し切りV。ゴール後、阪神競馬場に詰めかけたファンからは、温かい拍手が沸き起こった。「能力のある馬に乗せていただき、感謝しています。落ち着いてレースに臨めました。いろいろな人に、おめでとうと声をかけていただき、うれしかったです」と笑みを浮かべた。
阪神6R 3歳1勝クラス(芝1600m)に出走したバスラットレオンが優勝しました!
【レース内容】互角のスタートから馬なりでジワッと上がってハナへ。外から行く気を見せたエイボンクリフが控え、ペースが落ち着いた時点で勝負ありの競馬でした。道中は後続を引きつけての溜め逃げ、持ったままの手応えで直線へ入ると残り300mで優しめに左ムチを2発。ゴール地点では2馬身半差をつける楽勝となりました。
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まあね、そりゃあ勝ちますよね!(o´艸`)ムフフ
スタート前は万が一の出遅れだけが心配でしたが(騎手に関係なく馬が躓くことだってありますから(^^;))、ハナに立ってしまえば基本的に何の邪魔も入らないですからね。幸い乱暴に競りかけてくる馬もおらず、1000m59.6秒で逃がしてくれては、これはもう他の馬につかまるはずがないでしょう。そう言えば、これだけ早い段階で勝利を確信できたレースって、バスラットレオンの新馬戦以来ですかね?(^^)
これで厩舎の新人、古川奈穂騎手もめでたく初勝利を飾ることができましたし、わざわざ機会を作った矢作先生の顔を立てることもできました。4kg減をもらった平場戦とは言え、バスラットレオンにとっては大事な2勝目でもありましたし、全てのことが上手くいって本当に良かったと思います。
まだまだ勉強することがたくさんあって大変だと思いますが、古川奈穂騎手、今日は本当にありがとうございました。そして初勝利おめでとうございます!!(^^)/▽☆▽\(^^) (あ、まだ真昼間か…)
さて、バスラットレオンも予定通りに2勝目を挙げましたし、プラス2の480kgだった馬体もギリギリとは言い難いつくりでしたから、この後は再び既定路線の重賞へ。具体的には4/10中山のニュージーランドT(G2)に行くのか、それとも4/17アーリントンC(G3)に向かうのか…。
いずれにしても次のレース、さらにはその次も今日のように簡単には勝てませんからね。まずはレース後のケアをしっかりやり、改めて気合を入れ直して頂ければと思います。いやホント、今日の古川奈騎手初勝利には、チーム矢作の底力を見た気がします。今後もくれぐれもよろしくお願いしたいと思いますm(_ _)m
**2021/3/13阪神6R 3歳1勝C(芝1600m)・稍重**
競走馬名は「キングエルメス : King Hermes」に正式決定。“王+ギリシャ神話に登場する青年神”。父名からの連想となりました。
シュウジデイファーム在厩のステラリード’19は、おもにBTCの直線ウッドチップ馬場や屋内坂路でハロン14~22秒ペースのキャンター1~2本を乗り込まれています。2月下旬の馬体重は515kgです。
◇石川代表のコメント 「自然な流れの中で終い13秒台になる日もありますが、まだ2歳の3月ですからね。基本的には適度に緩急をつけて、無理をしない程度のトレーニングに終始しているところです。削蹄については、原則4週間に1回のペースで行っています」
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競争馬名キングエルメスに関しては… まずは語感がスムースですし、難しい元ネタを考える必要もなく、(表現はアレですが)何だかホッとしています。。いや、個人的には『キング+○○パターン』は、ちょっと大げさな気もして照れくさいのですが、そこは、これから名前負けしないぐらいに強くなれば何の問題もありませんから(^^)
トレーニングの内容に関しては、引き続きミスペンバリー’19と同じのようです。ただ、石川代表のコメントに「自然な流れの中で終い13秒台になる日も」とありますので、調教負荷への対応力、現時点での余力といった点においてはミスペンバリー’19よりこちらが上なのかもしれません。
そのあたりは晩成傾向の有無、あるいはその程度にもよりますし、現状が単純に将来性を示すものではないですが、早期デビューするかどうかに関しては、ステラリード’19の方により可能性があると考えても良さそうです。実際、先日のインタビュー企画『矢作芳人調教師及び矢作麗さんと共に』において矢作先生は、この系統は早期デビューをめざすのが当然という主旨のご発言をされていましたしね。
その意味で、1月下旬に530kgを超えそうだった馬体重が515kgと少し絞れてきたのは良い感じです。このまま自然な流れでシェイプアップが進み、連れて動きがドンドン良くなっていくようなら、(7月とは言わないまでも)8月の札幌開催デビューの線は射程に入ってくるでしょう。
半兄カイザーノヴァはこの時季には15-14程度を普通にこなしていましたので、まずはそのレベルにいつ頃到達できるのか。。夏デビューに関しては、そのあたりをバロメーターに考えておこうと思います(^^)
【シュウジデイファーム在厩のステラリード’19:公式HP(2021/3/5更新分)より】
競走馬名は「ハキ : Haki」に正式決定。日本語で“覇気”。父名ウォリアー(戦士)からの連想となりました。
坂東牧場在厩のレフィナーダ’19は、今週より、日に5分ほどの引き運動を開始しています。3月上旬の馬体重は417kgです。
◇荒木マネージャーのコメント 「獣医師とともに歩様のチェックを続けていく中で、管理メニューを判断していく流れ。舎飼により一時的にトモの肉は落ちてしまっていますが、馬自身に元気があることですし、なにより正常な歩様を見せてくれていますので、獣医師からも運動の許可が下りた次第です。まずは様子を見ながら、少しずつ運動時間を延ばしていきたいと思います」
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決定した競争馬名『ハキ』については、正直、まだしっくりきていないのですが、そうは言っても他に選択肢があるはずもなく、何とか自分の中で良いイメージをつくっていこうと思っています。そのためには、『アシタカのためにもののけ姫を見る』のと同じように、『ハキのためにワンピースを見る(読む?)』のが手っ取り早いと思います。ただ、ワンピースって随分とボリュームがあって、簡単に手が出せるシロモノではなさそうなんですよね(^^;)
まあ、たまたま本馬の場合はデビューまでに時間がたくさんありますから、ここは原点に戻って、時間をかけて少しずつ慣れてく作戦にしようと思います。と言いますか、元々それしかないだろって話なんですけど(^^ゞ
馬名についてはこの辺にして、肝心の療養中レフィナーダ’19の状態についてです。
先々週時点では「3月のうちに引き運動まで行れけば御の字」という印象だったのですが、それが今週は「正常な歩様を見せてくれているので、獣医師から運動の許可が下りた」とのこと。まだ5分と短時間ながら、早くも引き運動が始まっていたのは思いのほか嬉しいニュースです。
寛骨臼骨折の一般的な休養期間とされる『3ヶ月以上』に照らし合わせると、11月後半に発症して3月前半に運動開始というのは最短コースに近く、骨折の程度が軽かった、あるいは回復過程が特に良好であると示唆しているようにも思えます。あくまで可能性の話としてではありますが、これなら同じ寛骨臼骨折でも予後が良い方のパターン、つまり、競争能力に影響が出ずに済むかもしれません。
まあ、例えそうであっても昨年10月に440kgを超えていた馬体重が417kgまで落ちてしまっていますし、とにかく当面は、地道に引き運動の時間を延ばしていくところから。。完全復活への道は始まったばかりですので、こちらも粘り強く、気長に見守っていきたいと思います。
競走馬名は「アシタカ : Ashitaka」に正式決定。“足高”に由来する男の子の名前より命名となりました。
シュウジデイファーム在厩のミスペンバリー’19は、引き続き、おもにBTCの直線ウッドチップ馬場や屋内坂路でハロン15~22秒ペースのキャンター1~2本を乗り込まれています。2月下旬の馬体重は509kgです。
◇石川代表のコメント 「まだこの時期ですから、無理をしない程度の緩急をつけたトレーニングに終始。走りに少しずつ力強さが出てきているあたりは、調教の成果が表れ始めているのではないでしょうか。削蹄については、原則4週間に1回のペースで行っています」
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まずは『アシタカ』という競争馬名についてですが、やはり、『もののけ姫』を見たことがない私には、その本当の良さは理解できていないのかもしれません。そして『もののけ姫を見たことがない』のは私の勝手な都合ですから、この状況を打破するためには、自分自身で何らかの努力をしなければいけないということでしょう。なので私、自らに課してきた禁を破って、多くの方に名作と言われる『もののけ姫』を見る決意を致しました!
正直、多少意識的にジブリ作品を避けてきた私にとって、『もののけ姫』視聴はかなり高いハードルなのですが、ミスペン仔を気持ちよく、前向きに応援するためと思えば乗り越えられるはずです。考えてみれば、こんな事でもなければ『もののけ姫』は一生見なかったかもしれず、結果的に、ミスペン仔のお陰で世界が広がることになりそうです(^^ゞ
馬名の話はこれぐらいにしまして、本題のトレーニングについて。調教の成果として、「走りに少しずつ力強さが出てきた」とは言え、「まだ無理をしない程度の緩急をつけたトレーニングに終始」とのことなので、しばらくはスピード云々ではなく、基礎体力の強化メニューが続くことになるでしょう。
最近はどの馬も『やれる範囲で出来るだけ早く仕上げる』のが当たり前ながら、もともとミスペン仔は脚元要注意の傾向が強いですし、ましてや本馬は500kg超の大型なので、個人的にはあまり早期デビューを意識せず、あえて秋以降を目標にじっくり進めて頂いた方が安心です。
もちろん、これから徐々にメニューが強化されていく中で、もしも早い始動が可能となれば、それはそれで悪い話ではありません。矢作先生は、何となく待ったりあえて始動を遅らせたりはしないタイプですから、昨年のバスラットレオンがそうだったように、秋デビューのつもりが動きが良過ぎて夏デビューに…というパターンでもOKです。
ただ、半兄のパンサラッサはこの時季、16~20秒ペースのキャンター2本に週1回の15-15というメニューまで到達していて、それでデビューが9月の阪神開催でしたからね。半弟である本馬は、順調にいって10~12月にデビュー出来れば…ぐらいのイメージでちょうど良いのではないでしょうか。
【シュウジデイファーム在厩のミスペンバリー’19:公式HP(2021/3/5更新分)より】