ヴィジャーヤは、27日(土)にいったん吉澤ステーブル湖南へ放牧に出ています。
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先週の近況で「機を見て吉澤ステーブルWESTへ放牧に出し、まずはしっかりと治療に専念」と伝えられていたヴィジャーヤですが、WESTの前に湖南でのワンクッションを挟むことになったようです。
という事なのですが、実は私、吉澤ステーブル湖南という施設は初耳(多分、出資馬がお世話になるのも初めてかな?)でしたので、吉澤ステーブルさんのHPで簡単に調べてみました。
それによりますと、どうやら吉澤ステーブル湖南とは、吉澤ステーブルさんが運営する『湖南馬事センター』のことらしいです。もちろん、湖南馬事センターは『研修センター』なので、メインの業務は馬の育成・調整ではなく、競馬界の課題である騎乗者不足を解決する手段としての人財育成になります。
従って、今回のお知らせに「いったん」とあるように、ヴィジャーヤの放牧についても、あくまでWESTに入る前のワンクッションということになりますね。
しかしアレですね、吉澤ステーブルさんともなると、騎乗者確保と人財育成といった大きな課題について、自ら解決するための事業をやっておられるんですね。事業の詳しい内容や現状については良くわかりませんが、単純に外国人騎乗者に頼るだけではないという点において、さすがだなぁと感心してしまいます。
あとはそうですねぇ、6ヶ月の研修を終えると北海道の本場に就職できるなんて、馬の仕事をしたい若者には結構魅力的かもしれません。(いや、そういう若者が少ないから課題なのか…)
騎乗技術を学んで吉澤ステーブルさんで仕事をしながら馬の勉強をする。やがてはトレセンに入ってステップアップをしていき、いずれは調教師試験に受かって強い馬づくりに人生をかけるとか…。
もはや実現する可能性が全くない空想話になりますが、私がもう少し(ン十年?)若かったら、意を決してチャレンジしてみたくなるような、そんな夢とロマンがある話なのかもしれません。(当然ながら、サラブレッドに関わることは楽な仕事じゃないと思いますけれど(^^ゞ)
湖南馬事センター
競馬の未来は君が創る「挑戦したみたい」と思った時が夢への第一歩
緊急事態宣言の解除を受けて、ある友人との約束だった『日本酒飲みの会』を実現してきました。
会場は銀座の『夢酒みずき』というお店。お酒にこだわりがあるのはもちろん、料理にも工夫があって美味しかったですし、少人数で落ち着いて飲むのに適したお店でしたので、ザザッと紹介してみます。
日本酒の会と言っても最初はビール、ブラウマイスターもなかなか美味しいです。
こちらはお通し。穴子を煮たものですが、立派な一品料理でテンションが上がります。これなら席料、お通し代を取られても何の文句もありません(^^ゞ
自家製の柚子七味は風味がバツグン、上品な穴子との相性バッチリの薬味でした。
日本酒に関しては、お店のソムリエさんが厳選した品揃えになっているのですが、たまたま営業自粛中に冷蔵保存してあったお酒を半額で提供頂けるという、お得なキャンペーンをやっていたので…
まずは岩手の『よえもん』からいってみました(^^)
おつまみの最初は、お刺身の盛り合わせと北海道産の塩ウニさんを。ちなみにお刺身は、本マグロと真鯛をひと工夫した味付けで頂くスタイル。感染症予防対策の観点から、一人分ずつ取り分けてあるのも良かったです。(一人分ずつの提供は、お刺身に限らず全ての料理でやって頂けます!)
こちらは本マグロの赤身、上にのっているのは海苔醤油です。
こちらは真鯛、オリーブオイルと塩でさっぱりと頂きます。
中トロにはコーヒー醤油とわさびをのせて。コーヒー醤油は初めてでしたが、ほんのりと香るコーヒーが、いかにも大人の刺身といった雰囲気を醸し出していました。
真鯛を『ばんぺいゆ』とあわせて。柑橘系の酸味がきつ過ぎないのが良いですね。
そして、真鯛の昆布締め。やはり、これをやると旨み風味が増しちゃいますね!
こうなると、もう日本酒さんも止まりません。。で、秋田の『新政』を投入したところで…
北海道産の塩ウニを! これはもう文句なしの美味しさ。同じ塩ウニでも『味噌漬け』もメニューにあったのですが、個人的には塩ウニの方が好みですかねぇ(^^ゞ
ちなみに夢酒みずきさん、日本酒にこだわりがあるだけあって、お酒に合う一品料理、珍味系のおつまみ料理がとても充実しています。例えばで選んだこちらの二品はと言いますと…
まずは鱧のキャビア、要するに鱧卵の塩漬けです。
鱧の卵に関しては、『これでお別れとは残念… @わくら・銀座』で紹介したことがありますが、あの時は出汁で火を通した卵だったのに対して、こちらは卵をそのまま塩漬けにしたもの。うーむ、いわゆるチョウザメのキャビアより上品で淡い塩味なので、正直、こちらの方が好きって人もいるんじゃないかなぁ。。
そしてあん肝のパテ。
見た目通りに滑らかで、レバーパテほどクセの無い美味しさ。それでいて燻製がしっかりと効いているので、ポン酢で食べるあん肝より深い旨みが楽しめます。いやホント、鱧のキャビアもあん肝のパテも、これだけでベロベロになるまで飲めそうな、かなーりGoodなおつまみだったと思います(^^)
そしてこの頃になると、日本酒を嗜みに来たのかベロベロになりに来たのか、ちょっと怪しい精神状態になっているわけですが、あくまで世間様は、自粛生活の延長線上ですからおかしなことはできません。
気合を入れて襟を正すため、ここでうすにごり系の『SoLid・墨延江』を頼んで仕切り直しです。
と思ったのですが、王道系の出汁巻き卵が美味しくて…
ついつい私、『黒龍・しずく』に手を出してしまいました(*^ ^*)
やや辛淡麗系の最高峰と言っても良い、華やかで洗練されたこの一杯。こりゃあアレですよね、これを飲んだらもう他のお酒には戻れません。正直、アウトレットキャンペーンで半額だったから良いようなものの、まあ、何度でもお代わりできちゃうんですよねぇ、純粋に美味しいので(^^ゞ
美味しい料理に美味しいお酒、こういう楽しい時間を過ごす時には、あまり欲望にブレーキをかけることなく、葉ラッキョウの天ぷらとか…
しっとり柔らかい特製のローストポークなんかも頼んじゃましょう!
よーしっ! 勢いに乗ってカニコロッケも\(^O^)/
いやですね、このカニコロッケはカニクリームコロッケではないんです。割ってみるとハッキリわかるのですが、カニクリームコロッケではなくカニみそコロッケ。。濃厚なカニみその旨みがギュッと詰まった逸品でした!
ここで私はふと冷静になりまして、揚げ物には(日本酒も悪くないですが)スッキリした炭酸系をゴクゴク飲んでみたいなと。結果、国産ウォッカの黄金千貫ハイボールを合わせることにしたのです!(残念ながら一杯では足りず、お代わりしてしまったのはご愛嬌ということで(^^ゞ)
それにしても、実に久しぶりの本格的外食(外飲み)の機会でしたが、夢酒みずきさんのお陰で大変楽しく過ごすことができました。ラストオーダー20時という限られた時間でしたが、ある意味、それ以上の長時間にわたって飲み続けると、逆にロクなことにならない可能性が出てきますからね。。(^^;)
まあ、気持ち良く飲んで食べたらそれなりのお値段にはなりますが、楽しいひと時のためにはそれもまた良し。日本酒を嗜みつつ、しばしマッタリ過ごしたい時、またお邪魔してみたいと思えるお店でした。
夢酒みずき
中央区銀座6-7-6 ラペビルB1
03-5537-1888