**2021/3/20阪神3R 3歳未勝利(ダ1400m)10:55発走**
◎ スカリーワグ
○ インテンスフレイム
▲ ワンダーイチョウ
△ リナーシェ
△ アルメイダミノル
△ ライズンシャイン
△ ジョージバローズ
カイザーノヴァ骨折というショッキングなニュースの後ですが、20日には四位厩舎に移籍をしたリナーシェの転厩初戦もありますので、ただ悲運を嘆いているだけ…というワケにもいきません。20日のレースはリナーシェにとって単なる未勝利戦以上に大事なレースかもしれませんので。。
そのリナーシェは5枠9番からの発走になります。阪神ダート1400mは内枠より外枠の成績が良い傾向ですし、小柄なリナーシェが内に包まれてしまうと、どうにも動けず終わってしまうリスクもあります。また、前回のダート挑戦後には「砂を被ることを嫌がっていた」との話がありましたので、馬群の中で砂を浴び続ける可能性がある内枠よりも、真ん中外めの9番枠の方が安全だろうと思います。
展開については、内枠に入ったインテンスフレイム、スカリーワグの有力2頭の先行争い次第かなと。。もしも2頭の隊列がすんなり決まるようなら、平均ペースで淡々と流れるレースになりそうです。リナーシェとしては、あまり後ろになり過ぎない位置、中団の前目につけて虎視眈々と上位を狙っていきたいです。
印上位はスカリーワグ、インテンスフレイム、ワンダーイチョウとしましたが、全幅の信頼を置ける馬がいるかと聞かれると、ちょっと困ってしまうかも。。(^^;) まあ、全体的なレベル感もこの時季のダート未勝利戦らしいものですし、(リナーシェも含めて)どんな人気薄が穴をあけても驚けないレースではないでしょうか。
栗東トレセン在厩のカイザーノヴァは、19日の坂路調教(15-15程度)後に歩様が乱れたことから、念のためレントゲン検査を行ったところ、左後肢第三中足骨の骨折が判明しました。
◇矢作調教師のコメント 「今朝の調教直後も何ら異常はありませんでしたが、厩舎に戻ってきてから、洗い場で気になる歩様を見せ始めた形。おそらくは今日の調教中のことであろうかと思われます。現在は患部をギプスで固定し、トレセン診療所に入院中となっており、日取りが決まり次第、手術を受けることになりました。続報につきましては、後日改めてご報告させていただきます」
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今日は出先で衝撃的なニュースを知ることになりました。
その後は何となくソワソワして落ち着きませんでしたが、特に事故にあう事もなく無事に帰宅。。返す返すも残念なアクシデントですが、今は手術の成功、そして出来るだけ早い回復を祈るのみです。
今朝、出かける前までは、岩田騎手での毎日杯出走を楽しみにしていたのに…(/_\;)
問題は骨折の程度、全治どの程度の症状なのかですが、矢作先生コメントの雰囲気だけで判断すると、秋競馬に間に合う可能性も感じられます。あまり願望先行で期待をしてはいけませんが、何とかその範囲で収まってくれると助かりますし、そういう続報が聞けると信じて待つことにします。。
ZBAT!競馬『毎日杯を予定していたカイザーノヴァが骨折』
来週の毎日杯を予定していたカイザーノヴァ(栗・矢作、牡3)が左脚を骨折していることが19日、分かった。所有する広尾サラブレッド倶楽部がホームページで発表した。17日の1週前追い切りで4ハロン52秒7をマークしていたが、この日、同60秒0と脚慣らし程度で登坂した後、歩様の乱れが判明。精密検査の結果、左後肢第三中足骨を骨折していた。近日中に手術を受ける予定。
同馬は新馬、クローバー賞と2勝。G1・朝日杯FSで8着、函館2歳SとD杯2歳Sではともに5着と、世代の重賞で活躍していた。
栗東トレセン在厩のカイザーノヴァは、17日、岩田康誠騎手を背に坂路で52秒台をマークしています。
- 21.03.17 岩田康 栗東坂良 1回 52.7-38.2-25.0-12.5 馬ナリ余力
ミッキーブリランテ(古オープン)一杯に0.5秒先行0.3秒先着
- 21.03.16 助 手 栗東坂良 1回 56.5-41.1-27.2-13.4 馬ナリ余力
- 21.03.14 助 手 栗東坂重 1回 57.4-42.2-27.9-14.3 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「岩田康騎手によれば、時計ほどの好感触とまではいかなかったようですが、この馬にしては良く動けていましたので何ら問題はないでしょう。相変わらず頭の高い走法ではあるものの、こればかりは急に変わるようなものでもありませんからね。馬はリフレッシュできているようですから、3月27日阪神11R 毎日杯(G3・芝1800m)に向けて、引き続き地道に乗り進めていければと思います」
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毎日杯に向けて一週前追い切りをこなしたカイザーノヴァですが、なんとその鞍上には岩田康誠騎手が…。岩田康誠騎手と言えば、母ステラリードに跨って新馬→函館2歳Sを連勝したことが今でも強烈に思い出されます。あの時は出資馬の最短距離での重賞勝ちに、かなり舞い上がっちゃったんですよねぇ(^◇^;)
当時の岩田康誠騎手はまさに飛ぶ鳥を落とす勢い、新馬戦でも函館2歳でもステラリードの切れ味を活かした素晴らしい仕事をしてくれました。それが今では、息子さんがジョッキーとして活躍中ですから(^。^)。。
そう言えば、ステラリードが函館2歳を勝った時の2着馬、キョウエイアシュラは矢作先生の管理馬だったんですよね。聞くところによると、そもそも矢作先生がカイザーノヴァを預かることになった経緯の中に、『キョウエイアシュラが負かされた函館2歳の印象が強く、ステラリードの子どもに縁を感じた』みたいな話が出ていたような気もします。(確かあったと思うんですけど…)
うーむ。。2009年夏にそれぞれの立場で戦った矢作先生、岩田騎手、そしてステラリード…。10年以上の時を経て、ステラリードの子どもがそのすべてを繋ぐ役割をするとは、何だか出来過ぎた話と言えなくもないです。こりゃあ今年の毎日杯は、ひょっとすると何かが起きるのかもしれませんな(o´艸`)ムフフ
いや、そんな話はさて置きまして、カイザーノヴァに跨ってみた感想が、「時計ほどの好感触とまではいかなかった」というのは仕方がない事でしょう。何しろカイザーノヴァの坂路追いは大概見栄えが悪く、いつも人気薄での出走になる大きな要因でもありますから。。むしろ、一週前に52.7-38.2-25.0-12.5秒が出ている方が驚きで、矢作先生の「この馬にしては良く動けている」との感想の方が正解だろうと思います(^^)
しかし、同じジョッキーで母子重賞制覇を果たせるとしたら、それはもう母子2代の出資者にとって極上の経験になること間違いなしです。こうなったら岩田騎手には往年の剛腕ぶりを発揮して頂いて、ガツンとデカいのを決めちゃって欲しいと思います!(あれ?本番も乗ってくれるで良いんですよね(^^ゞ)
【2021//2/14東京11R 共同通信杯(G3)でのカイザーノヴァ:公式HPより】
美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、17日にウッドで追い切られています。
- 21.03.17 助 手 美南W良 5F 66.6-51.5-37.9-12.7(9) 馬ナリ余力
グルアーブ(古馬2勝)馬ナリの外1.0秒追走同入
- 21.03.14 助 手 美南坂重 1回 57.0-41.7-26.7-13.0 馬ナリ余力
◇林調教師のコメント 「17日は追走して併せ馬の外。動きも良かったように、今回も牧場からいい感じで戻ってきました。我々の仕事は良い状態でレースに出走させることですからね。4月4日阪神11R 大阪杯(G1・芝2000m)という目標に向かって、きっちりと仕上げていきたいところです。鞍上は内田博幸騎手を予定。来週の調教で跨ってもらおうかと思っています」
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クレッシェンドラヴが大阪杯の2週前追い切りを消化しました。
林先生も仰っていますが、今回もテンコートレセンから良い状態で戻ってきたようで、時計も美浦ウッドを5Fから66.6秒と出ていますし、仕上げに関しては全く心配する必要がなさそうです。
ただ、少し気になったのは、林先生がわざわざ出した「我々の仕事は良い状態でレースに出走させること」というコメントで…。いや、あえて深読みすると、「良い状態でレースに出走させること」は責任をもってやり遂げるが、それ以外(例えばレース選択とか)は私の責任範囲外なので… みたいな意味にとれなくもありません。
もちろんこれは私の勝手な想像でしかないですが、林先生については『とても真面目に物事を突き詰めて考える方』という印象があるので、何となく、『本音では〇〇を使いたかったが、馬主サイドから大阪杯とオーダーが出た以上はそこに向かって仕上げるのみ。結果は知らん』といった感じなのかも?と思ってしまいました(^^;)
いずれにしても、私なんぞは林先生以上に『大阪杯と決まった以上は余計なことを考えずに全力応援!』するしかありません。幸い鞍上には内田騎手が戻ってきてくれることになりましたし、林先生をサポートするためにも(大した役には立ちませんが(^^;))、テレビの前で精一杯の声援を送りたいと思います!
【テンコートレセン在厩時のクレッシェンドラヴ:公式HP(2021/3/12更新分)より】
◇池江調教師のコメント 「腫れ自体は引きつつ、血液検査の数値も良化傾向にありますが、まだ球節内側の化膿箇所が思わしくありませんので、19日も運動のみにして回復状況を見守っていく予定です。当面は在厩のままケアを続け、さらなる良化を促していければと考えます」
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私にとっては衝撃的なヴィジャーヤのフレグモーネ&出走回避でしたが、在厩のままケアを続けて良化を待つとのことなので、今のところ最悪の症状ではなさそうでよかったです。ただ、化膿箇所が思わしくないとの話も出ていますので、ここからさらに悪くなる可能性もゼロではなく、とにかく早い回復を祈りたいと思います。
それにしても、2/25に初めての6F追いを消化してからというもの、栗東CWを85.0→84.2→83.1秒と着実にレベルを上げてきた流れがありましたので、今回の頓挫はまさかまさかの出来事でした。今となっては詮無い話になりますが、池江先生も初戦から好勝負を期待しておられたと思いますし。。
いずれにしても、この口惜しさを晴らすには、仕切り直しとなるデビュー戦でビシバシッと良いところを見せてもらうしかありません。それがいつになるかはさて置いて、しばらくは得意の臥薪嘗胆モードに入りたいと思いますm(_ _)m