有馬記念で１３着となったパンサラッサの関係者コメントです。
◇矢作調教師のコメント 「最初の1000ｍを５９秒５で逃げる形は指示どおり。普通であれば１０馬身ほど離せるところですが、福島記念を勝った時のインパクトが強かった分、早めに潰しにこられてしまいました。ただ、やりたいレースは出来ましたので、来年さらに力をつけて挑戦を続け、上をめざしていきたいと思います。応援ありがとうございました」
◆クラブのコメント 「宣言どおりの逃げ戦法でレースをつくりましたが、今回は最強レベルが集うＧ１の大舞台。やはり楽には逃げさせてもらえず、道中で息つく間もないタフなレースとなり、早めに手応えがなくなってしまいました。それでも最後まで強い気持ちで走り抜けてくれたことですし、今回のレースを経験した分のさらなる成長にも期待を寄せつつ、また来年チャレンジを続けていきたいと思います」
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矢作先生が「やりたいレースは出来ました」と仰る通り、現時点で考えられるベストなレースをしてくれたと思います。私も『1000ｍ通過６０秒を切ったらどのぐらい後ろが離れるかな？』と考えていたのですが、意外にタイトルホルダー以下が離れずについてきたのは、パンサラッサがそれなりに警戒されていたからかもしれません。
まあ、今日は本当の一線級と相手の得意舞台で戦ったわけですから、最後で力尽きたのも致し方ないところでしょう。それは矢作先生はじめ、厩舎の皆さんも同じ気持ちでしょうし、だからこそショックを受けた素振りもなく、さらに上をめざして前に進むとの『決意表明コメント』になっているのだと思います。
いやホント、有馬記念で出資馬が堂々と先頭を走るなんて、滅多にできる経験ではありません。この貴重な経験をさせてくれたパンサラッサと関係者の皆さんに感謝をしつつ、来年さらに力をつけ、逃げ戦法に磨きをかけたパンサラッサを楽しく応援したいと思います！
猪名川特別で１３着となったカイザーノヴァの関係者コメントです。
◇矢作調教師のコメント 「骨折明け以降の内容がもうひとつであるようになかなか本調子とはいかない状況ですが、今はそれよりもメンタル面を前に向かせることが必要になってきますので、上がりに問題がないようであれば続戦を考えていきたいところです。力があることは分かっていますからね。復活への足がかり、きっかけを作ってあげたいと思います」
◆クラブのコメント 「追い切りでも少々物足りない印象があったように、まだ本調子に欠ける状況。勝負所で手応えは残っていたものの、最後は馬の気持ちが途切れてしまい、レースをやめてしまうようにも見て取れました。なお、「今回は来年につなげるためのレースでもあった」と厩舎陣営。適度に実戦を使いつつ、ここから立て直しを図っていければと思います」
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負け方がこの馬らしくなく、何となく不甲斐なく見えてしまったので、いろいろと心配になってしまったのですが、矢作先生は「力があることは分かっている。復活への足がかり、きっかけを作ってあげたい」とコメントしてくれていて…。でも、仏の顔も三度までとも言いますし、できるだけ早いうちに本来の姿を取り戻して欲しいと思います。
今日の一戦は「来年につなげるためのレースでもあった」とのことなので、まずはレース後の状態が良いこと、あまり間隔をあけずに次走出走が叶うことを祈りたいと思います。
その上で、気持ちの問題が大きいとなると、１＋１＝２みたいに単純にはいかないでしょうが、カイザーノヴァのようなタイプは何かのはずみで突然本気を思い出すこともありそうですし、そもそも諦めるのは全然早いですからね。明けて４歳となる来年こそは何とかしてキッカケを掴み、現級卒業に留まらずの活躍を見せて欲しいと思いますm(_ _)m
阪神１２Ｒ 猪名川特別に出走したカイザーノヴァは１３着でした。
【レース内容】まずまずのスタートから気合を入れて中団の外。位置取りもリズムも悪くなく、３角過ぎから４角付近での手応えもしっかりしていましたので、直線入り口では『今度こそやったか？』と思ったのですが。。そこからの伸びが全く見られず、むしろ、鞍上の坂井騎手は真っ直ぐ走らせるのに苦労しているようにも見えました。結果、直線で次々に交わされてしまい、まさかの１３着入線となってしまいました。
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いやぁ、これは少し重症かもしれませんねぇ(^^;)
正直、何とか間に合わせた感がある調整過程でしたので、勝てないことは想定のうちに入れていましたが、あのカタチから全く伸びずで１３着に沈んでしまうのは、パンサラッサの有馬記念１３着とは全然話が違います。まさか厩舎の先輩に気を通過って、同じ着順を取りに行ったわけではないと思いますが…。
こうなると、状態面が今ひとつだったのはむしろ救いかもしれず（言い訳が残っているという意味で(^^;)）、次走以降で何とかキッカケを掴んで欲しいと祈るのみ。実際のところ感触や手応えがどうだったのかなどは、関係者コメントを待つしかないですね。
うーむ。。復活への道筋、見つかるかなぁ…。矢作先生に見捨てられたりしないかなぁ…。何となく、気性面の課題が濃くなっているような気もするんだよなぁ…。(´へ｀)
＊＊2021/12/26阪神12R 猪名川特別（2勝C/芝1400ｍ）・良＊＊
中山１１Ｒ 有馬記念に出走したパンサラッサは１３着でした。
【レース内容】互角のスタート。大外から好スタートを決めたタイトルホルダーを抑え込み、予定通りの逃げ態勢。１０００ｍ通過５９．５秒はギリギリの平均ペースだったと思います。向こう正面では一人旅でしたが、番手のタイトルホルダーが虎視眈々と仕掛けどころを狙っているのがビンビン伝わってきて、息の抜けない緊張感あふれるレースになりました。勝負どころの３角過ぎからタイトルホルダーが並びかけてきた時、パンサラッサがもう一度ギアを入れ直し、直線入り口までファイトしてくれたのは立派だったと思います。最後の坂で力尽き、１３着での入線でしたが、本当によく頑張ってくれました。
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ナイスファイト！ よく頑張りました！！｡ﾟ( ﾟ＾∀＾ﾟ)ﾟ｡
宣言通りに逃げたこと、１０００ｍ通過５９．５秒という緩まぬペース、４角手前でタイトルホルダーが来たとき、もう一度闘う姿勢を見せてくれたこと…。結果は１３着でしたが、パンサラッサらしい走りはできたと思いますし、悔いのない挑戦だったと思います。
着順を見ると、１～５着には１～５番人気がズラッと並ぶ結果に。。これはパンサラッサがペースを作り、それをタイトルホルダーがしっかり追ったことで、本当に力のある馬しか上位に来ない厳しいレースになったから…とも考えられますよね。自身は１３着に沈んでしまいましたが、４角まで夢を見させてくれたのは、昨年のクレッシェンドラヴとはまた違った感覚でしたし、グランプリらしいレースを演出するという、大きな役割は果たせた気がします(^^ゞ
しかし、中山の２５００ｍは坂を２回越えるので大変ですね。さすがに長い距離の一線級はスゴイものですし、これで来年は中距離路線に的を絞って上をめざす踏ん切りがついたような…。
その上で、大敗なんて全然気にしない、滅多なことでは疲れたりヘコタレたりしない、心身ともにタフなパンサラッサのことですから、きっとこの経験も糧にして、また目一杯の競馬で楽しませてくれることでしょう！
＊＊2021/12/26中山11R 有馬記念（G1/芝2500ｍ）・良＊＊
【2021/12/26中山 有馬記念（G1/芝2500ｍ）でのパンサラッサ】
＊＊2021/12/26中山11R 有馬記念単複オッズ（当日06：07時点）＊＊
有馬記念当日の朝を迎えました。
パンサラッサは現在単勝３３倍の９番人気。しかしながら、１～８番人気の錚々たる顔ぶれを見れば、９番人気もかなり立派な評価なのだと思います。１０番人気以降の馬たちも含め、この強敵の半分以上を負かすことができれば、昨年のクレッシェンドラヴが作った『有馬記念８着』という自己記録の更新が見えてきますので、まずはそこに向かって… と、いきなり謙虚な目標になってしまってスミマセン、改めて出走各馬の名前を確認し、ちょっとビビってしまったのかもしれません(^^;)
中山競馬場は曇り、馬場は稍重スタートのようですが、有馬記念までには少しずつ回復していくことになるでしょう。それでも金曜、土曜とお天道様が頑張って、少ないながらも雨が降ってくれたこと、その結果、多少なりとも上がり時計が掛かる馬場になったのは悪い傾向ではないですし、２番枠ゲット以降も運気はキープできていると思います。
ちなみに、土曜の競馬で（パンサラッサ以外で）少し気になることがありました。
第5回中山第7日（12月25日（土曜）） 制裁 5R 6番ヴァンガーズハート（横山武史騎手）は、決勝線手前での御法（騎乗ぶり）について、2022年1月15日（土曜）から1月16日（日曜）まで騎乗停止となりました。
エフフォーリアの鞍上、横山武史騎手の油断騎乗による制裁。。内容はさて置き、ヴァンガーズハートがエフフォーリアの弟という点には因縁めいた引っ掛かりを感じますし、大舞台を前にして『やってはいけないプレー』をしてしまったことによる、気持ちの面での変化がなければよいのですが…。やはり、せっかくのグランプリですから、どの人馬にもベストな状態で競馬をして欲しいですし、その上で、レース中に繰り広げられる高度な駆け引きが見たいですm(_ _)m
土曜日には、広尾ＴＣからはキセキノセンシとウィンダミアが出走、両馬とも勝つことはできませんでしたが、後方から上り最速で追い込んでくるという、なかなか味のある競馬を見せてくれました。どうせなら勝って欲しかったのは山々ですが、あの内容なら勝ち上がりは時間の問題、クラブ的にも流れは悪くないと思います。
（雪の影響が心配された）今日の阪神競馬も無事に開催されるようですから、あとはパンサラッサとカイザーノヴァ、今年のクラブを牽引してきた矢作厩舎勢に、２０２１年の競馬を締め括ってもらいましょう！
ＺＢＡＴ！競馬『【有馬記念】直前気配』
（２）パンサラッサ 逃げて連勝中の４歳は午後３時１７分に到着。「馬がしっかりしてきて体に張りもある。よっぽど具合もええんやろうな。前走と同じか、それ以上の出来」と池田厩務員。
Sponichi Annex『【有馬記念】（2）パンサラッサ 最終追いは坂路で好時計！陣営「ホンマに覚醒したんちゃうか」』
逃げ宣言パンサラッサは今秋、東京→福島に遠征して連勝中。
池田厩務員は「馬もしっかりして、ホンマに覚醒したんちゃうか」と成長ぶりに目を細める。最終追いは馬なりで坂路4F51秒0の好時計をマークした。「体の張りもあって具合はいいよ」と満足のいく出来で送り出す。
ＺＢＡＴ！競馬『【有馬記念】タロットで昨年も有馬的中のムンロ王子が占う！』
パワータロット・カウンセラーのムンロ王子です。今回も１６頭の「運の調子」をタロットカードで導きだしてみました。
有馬記念当日、カード的にいいのは（７）クロノジェネシス（カードの意味＝世界）、（８）ユーキャンスマイル（太陽）、（２）パンサラッサ（戦車）。
最高のカードである「世界」を引いたクロノジェネシスが、昨年に続いて本命。この馬はラストランだそうですね。きれいな円を描いて完成するという意味なので、有終の美を目指すこの馬にふさわしいカードです。
「太陽」は道が開けて光り輝く。日が昇って笑顔になれるユーキャンスマイルが対抗。「戦車」は一人乗りの馬車のことで、とてもスピーディー。パンサラッサは逃げ馬なの？ ぴったりね。
これに続くのが（６）ウインキートス（節制）、（１０）エフフォーリア（運命の輪）、（９）ステラヴェローチェ（星）、（３）モズベッロ（魔術師）、（１６）タイトルホルダー（恋人）の５頭です。
ＺＢＡＴ！競馬『【有馬記念】新人なでしこジョッキー、この馬乗ってみたーい！』
古川奈穂は自厩舎のパンサラッサ
乗ってみたい馬はたくさんいますが、私は自厩舎のパンサラッサに乗りたいなと思います。理由は類いまれなスピードを生かした大逃げに出られることです。前走の福島記念は前半１０００メートルが５７秒３という超ハイペースをつくり、そのまま２着に４馬身差をつけた“圧逃劇”には魅力を感じました。
有馬記念は距離が不安視されていますが、あのペースで逃げ切るには相当のスタミナがないとできないと思います。担当の方が“令和のツインターボ”と名づけているほど魅力たっぷりの馬ですし、厩舎みんなで応援したいと思います。そして、私もいつか大きなＧ１レースに乗れるように努力していきます。
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