とりあえず一口馬主の楽しいこと

気合の出資馬応援と飲み食い! たま~に趣味の話題など。。(^^ゞ

パンサラッサ:2023サウジカップ 1000万ドルの逃走劇!!

【ストームハート】トレセン帰厩は馬房調整次第。。

2019-06-20 05:07:27 | 引退馬
グリーンウッド在厩在厩のストームハートは、おもに周回コースにでハッキング2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。

◇栗原担当のコメント
「先週一日お休みを挟んだとは言え、その後は変わらずに乗れており、18日も15-14程度で登坂。乗り込み量を重ねていく中でトモの感じや動きは着実に良くなってきていますので、この調子でうまくトレセンに送ってあげたいところです。厩舎陣営によれば、『在厩馬の出走状況や結果などにもよりますが、入厩検疫が取れたところで迎え入れたいと思っている』とのことでした」
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やはりと言いますか、馬房調整の話が出てしまいました。
仕方がないこととは言え、少しの時間も無駄にしたくない状況だけに、何とかならないのかと思ってしまいます…
と、ここで私が焦ってもどうにもなりません。
チャンスはかなり少なくなるかもしれませんが、一発回答での勝ち上がりをめざすつもりで頑張って欲しいです。。


*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
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2019/6月 北海道牧場見学報告 ~2018年産馬編(3)~

2019-06-19 05:41:19 | イベント・募集馬検討
今回は、同じ2018年産馬でも、まだ募集になっていない馬の紹介になります。
(ある意味では、未募集の馬たちの方により興味がある、という方も多いかもしれません)
ちなみに見学馬のチョイスは全て木村さんにお任せ。
真面目で一生懸命な木村さんのことですから、(今後募集になる馬をストレートに明かしたりはしないものの)これから紹介する馬たちが、通常募集ラインアップ入りとなる可能性はかなり高いと想像しています(^^)

そして、これは見学前にクラブから注意事項として連絡があった事なのですが…
実は私たちが木村秀則牧場を訪れる前日、何らかの撮影作業が行われていて、もしもそれが一日で終了しない場合、作業が翌日(つまり私たちの訪問予定日)にずれ込むため、見学が行えない可能性があるとのことでした。
それでですね、もしもその撮影が募集パンフレットに関するものだとしたら、大体一ヶ月後には完成でしょうから、その頃にはラインアップが公表になり、順次18年産募集開始といった予定じゃないかと思うわけです(^^ゞ

という事で、まずはこちら、ハイアーラヴ'18からいきます。






ハイアーラヴ'18も、ずいぶん立派になりました。
一年前に見たときは本当に可愛い仔馬でしたが、全体的に大きくなってきたと思います。
ちなみに、ひとつ上のパーフェクトラヴはオルフェーヴルの牝馬で、こちらはジャスタウェイの牝馬。 オルフェーヴルの牝馬はコンパクトで俊敏そうなタイプですが、18年産は腹回りにボリューム感があって、同時期の姉に似ているとは感じませんでした。
「5月生まれなので、まだ成長中ですが、お尻はジャスタウェイです」と木村さん。 「ジャスタウェイはもっとコンパクトかと思ったら、この仔は最初からしっかりしていた。オルフェもジャスタウェイも一発がありますから…」と期待の大きさが窺えるコメントでした。
また、性格については、「ハイアーラヴの仔ですから、大人しく見えてもそんなに普通じゃないですよ」とのことでしたから、むしろ、優等生っぽいのに結局そうでもなかった半兄クレッシェンドラヴに似ているのかもしれません(^^;)

能力の器が大きい仔を出すハイアーラヴですが、今回の18年産についても、「放牧地での走りにスピード感があり、切れた時の走りがスゴイ」とのコメントが聞けましたから、この系統にありがちなトモの緩さを克服すれば、先々、かなり面白い一頭だと思います。
まだ本馬のラインアップ入りが保証されたわけではないですが、もしもそうなれば、有力な出資候補の一頭になるのは間違いない… いや、個人的にはほとんど出資決定に近い感覚で本馬を眺めていた気がします(^^ゞ
姉の17年産は意外に始動が早いようですが、基本的には晩成傾向が強いタイプの系統ですから、まずは夏を無事に過ごしてもらい、育成場に移動する秋口頃に、もう一度その成長ぶりを確認してみたいと思います(^^)


続いては、ステラリード'18です。






ステラリード'18、父モーリスの牡馬です。
今回の旅行中に見た馬の中で、以前と一番印象が変わっていたのはこの馬かもしれません。
何がどう変わったかと言いますと、全体的なバランスの良さはあまり変わっていないものの、以前はもっと薄手と言いますか、スラッと細くてパワーより軽さ、俊敏さで勝負するタイプに見えていたんです。 (一年前は、私の上着の袖口をちょこんと噛んできて、可愛かった(^^))
それが今回は本当に大きく立派になって、重戦車と言いたいぐらいパワフルな印象で…

木村さんも、「この仔は最近一ヶ月でものすごく変わりました。以前はスラッとした印象だったのがこの馬体ですから。放牧地では大きなストライドでパワフルな走り、スピード感も十分です」と仰っていて、モーリスらしさが出てきた生産馬に目を細めておられました。
性格的には「ステラリードの仔なので、間違っても大人しい馬にはなりません」ときっぱり。。
ただし、「これだけの身体にも関わらずストライドが伸びるのは、お尻やトモが必要な推進力をしっかり生み出せるから。このパワーが競馬で活かせれば…」とのことでしたから、これから馬体に締まりと張りが加われば、これはかなりのところまでイケちゃうかもです。
今のところは全てがトラタヌですが、モーリス産駒が額面通りの能力だとしたら、ようやくステラリードから、待望の大物牡馬が誕生することになるのかもしれません。(少なくとも馬体の迫力はAクラス!(^^ゞ)

しかし、こういう産駒を見るにつけ、以前から木村さんが指摘している、「ステラリードの仔は毎年違う。種牡馬の個性を良く伝えられる繁殖牝馬だと思う」とのコメントが、改めて説得力を増してくるんですよね。
ちなみに本馬については「まだ成長中ですが、うちの牡馬では一番大きくなりそう。競馬をやる頃は500kgまでいくんじゃないか」とのことでしたが、「あとでお見せするステラリード×カナロアの当歳、それは全然タイプが違います」と仰って…
確かに、すでに紹介をした17年産とも印象が違いますし、モーリスの良さがストレートに出ているとしたら、色々な意味で注目すべき馬なのは間違いない。。 と言いますか、最初から出資をしたうえで、成長過程を楽しむべきレベルの馬かもしれません!


3頭目の紹介は、スイートマカロン'18です。






スイートマカロン'18は17年産キャッツアイと父は同じスピルバーグですが、こちらは牡馬になります。
この馬に関しては、私としては珍しく?全くの初対面になりますね。
ただ、木村さんからは一年前にも話を聞いていて、その時は確か、「姉に比べてやや薄手ですが、その分、素軽い動きをするタイプで、スピルバーグらしい、いかにも芝で良さそうな牡馬」との話だった気がするのですが…
それが今回、実際に会ってみると薄手な印象は全くなく、幅もシッカリしているし、軽さよりはパワーで勝負なタイプに見えました。

まあ、仔馬が一年で大きく変わるのは当たり前ですから、こういう事もあるのでしょう。
木村さんも、「当歳時は芝馬だと思ったのですが、それが今は少し崩れてきました。でも、本質は芝馬だと思うんですよね。これからの成長で当歳のイメージに戻っていくようなパターンかもしれません」と。。
また、「ダートでもいけそうに思えますが、走りを見ると、掻き込むようなフットワークではなく、どちらかというと跳びが大きいですから…」とも仰っていて、まだ本馬の特徴をハッキリとは掴み切れていないご様子でした。
「お姉さんはマカロンよりスピルバーグが出ていて、ダートでのパワー勝負タイプではない印象ですが、弟はスピルバーグというよりマカロンの特徴が出ているのかも。動きは芝馬ですが、見た目はダートっぽくもありますし…」。。(^^;)

ちなみにスピルバーグの評価はまだ定まっていませんが、馬産地、生産者目線では、「ブリランテよりも柔らかい産駒が多く出る印象。ただしその分、少し緩いところもあるので、それがどう出るか」ということになるそうです。
もちろん母系の影響や個体差があるので一概には言えないものの、18年産の牡馬が最後にどういう形になるのか、マカロンの仔は最後にもうひと変わりあるだけに、引き続き注目していきたいと思います。


未募集1歳馬の最後は、ルックオブラヴ'18です。










ルックオブラヴ'18はミッキーアイルの牡馬。 脚が長くてスラッとしていてバランスも良く、欠点が少なそうな馬でした。
木村さんによれば「放牧場での動きが良く、とても軽い走りをします。スピード感もあって芝のマイルぐらいをイメージしやすいタイプ。ルックの仔なのでそんなに高くならないでしょうし、ダークホースならこの馬だと思います」と、かなり具体的なイメージを伝えてくれました。
そんな話を聞きながらだからでしょうか、そばで見ていて不安がないと言いますか、大人しく立っていることもできますし、バランス良くまとまっているので全体的に崩れるリスクを感じません。

唯一の気がかりと言えば、「ハイアーラヴの系統なので、気性の激しさは受け継いでいるかも…」と木村さんが仰ったことぐらいで。。 最後に私が鼻づらを撫でながら、「いい仔だねぇ」と言ってあげたら木村さん、「ハイアーラヴの仔なので、いい仔じゃない!」ですって(^^;)
まあ、多少の激しさであればむしろあった方が良いと言う人もいますし、父ミッキーアイルでマイル勝負なタイプとなれば、最初から成功するイメージを持ちやすくて良いのかもしれません。
「ステラリード'18は少し長めの距離かもしれませんが、こちらはやや薄手の馬体を活かしてマイルぐらいのスピード勝負」と、木村さんが何度も強調するのは、やはり何らかの手応えを感じておられるからでしょう。

果たしてこの馬が、ダークホースとして華々しい活躍をするのかどうか…
本馬にはルックオブラヴがハイアーラヴの後継牝馬になれるかどうかも掛かっていますので、なんとか成功して欲しいと思います(^^)


以上でまだ募集されていない18年産馬の紹介は終わりです。
ハイアーラヴ'18、ステラリード'18、スイートマカロン'18、ルックオブラヴ'18。
どの馬も個性的ですが、お母さんや兄姉の特徴が分かっている分、受け継がれていく楽しさも味わえますし、そのあたりは外から買ってくる馬とは違った良さでしょう。(買ってくる馬にはまた違った楽しみがありますけれど)
私は18年産ではゴッドフロアー'18、デプロマトウショウ'18、ヴェイパー'18の3頭に出資済みですが、今回見学した未募集4頭の中から1頭か2頭、いや、3頭ぐらいには出資したい… そんな気分になってしまった自分が怖いです(^^ゞ

*馬の評価は素人の感想、見解です。出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^^ゞ
*文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
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2019/6月 北海道牧場見学報告 ~2018年産馬編(2)~

2019-06-18 20:00:32 | イベント・募集馬検討
桑田牧場セットの2頭に続いては木村秀則牧場の募集馬から、まずはゴッドフロアー'18です。








ゴッドフロアー'18に関しては、私たちが見る前の週に松永先生が馬見に来られ、「本当にバランスが良いし顔つきに品があるし、すごくイイ馬だ…」などと、「いつもの松永節」で気持ち良く(そして嬉しそうに)馬を褒めて帰られたそうです。
ただ、現時点までのデキ、成長ぶりに満足しておられたのは事実のようで、「ゴッドフロアー'18を8月にはクローバーファームに移動させて欲しい」と、早めの始動を示唆されたとのこと。 まあ、早くから動ける馬は待たずに動かす、というのが最近の常識ですからね。
生産者の木村さんも、「この馬は最初から形ができていたし、ここまでこれといった欠点もなく、放牧地での走りも相変わらずの良さ。早めの始動にも耐えられる」との見解ですから、ここは黙って本馬の早期始動を応援したいと思います。

馬体の完成度云々については、写真で見ても一目瞭然だと思います。
「このひと冬で逞しさが出てきた」と言われるパカパカファーム厚賀分場の2頭に比べても、本馬のサイズ、バランス、筋肉量、立ち居振る舞いなどは全く引けをとっておらず、これって本当に1歳馬なの?と質問したくなるぐらい。
見るからに堂々として立派な身体つきになっていて、見ているコチラを圧倒してくるような雰囲気でした。
ちょうど6/14に近況更新があり、「2歳新馬戦の一週目から父の産駒がデビューしたように、本馬も筋肉質で早めから動けそうなイメージ…」と伝えられましたが、すぐ近くで本馬に触れてみると、その事をかなりの確からしさで感じる事が出来ると思います(^^)

■ゴッドフロアー'18
牡1歳 栗毛 2018.02.05生 新ひだか産
父:エピファネイア 母:ゴッドフロアー (母の父:ハーツクライ)
販売総額 2,960万円 / 総口数 2000口
栗東・松永幹夫厩舎

【木村秀則牧場在厩のゴッドフロアー'18 : 公式HP(5/31更新分)より】


木村秀則牧場からの2頭目は、ラズベリータイム'18です。








本馬に関しては、まずは6/14近況の木村さんコメントを見てみます。
「単に冬毛が抜けて持ち前の筋肉がよく見えるようになっただけではなく、身幅が増し、一段と筋肉量自体も増えてきています。前肢が大きく前に出て、グイグイと持っていかれる感じ。体全体が動けるようになってきているのが、引き手を通じてからもよく分かります。相変わらず男馬のよう。順調に成長が進んでいます」
かなり前向きなコメントですが、現地で木村さんと会話をしてみると、本馬に対する期待は本当に大きいですね。
まず、「今までのラズべリータイム仔の中ではこれが一番イイ」に始まって、「力強い走りがとても良いので、放牧地では一番目立つ馬かもしれない」、さらには、「ダート短距離専用でなく、活躍の場が広いかもしれない」のように、この馬をものすごく高く評価されていました。

1歳馬なので体型的にはまだ子どもらしさを残していますが、確かに筋肉は太くてプリプリでした。
性格は「人に対しては従順、馬に対しては結構きついといころがある」そうで、それもなかなかイイですよね。
個人的な好みの問題で、私はどうしてもゴッドフロアー'18の方に食指が動くのですが、木村さんにこれだけ前向きに褒められると、私が考える以上に可能性がある馬なのかもしれない… と思えてきます。
まあ、ゴッドフロアー'18とラズベリータイム'18は性別もタイプも全く違いますから、直接的な比較にあまり意味はないですが、一発長打を狙うならゴッドフロアー'18、堅実に稼ぐならラズベリータイム'18という感じなのかもしれません。
いずれにしても、当歳募集だった両馬が非常に順調なのは嬉しい限り。 改めて育成場での評価を聞くのが楽しみです。

■ラズベリータイム'18
牝1歳 黒鹿毛 2018.03.09生 新ひだか産
父:ダンカーク 母:ラズベリータイム (母の父:フジキセキ)
販売総額 1,600万円 / 総口数 2000口
栗東・高柳大輔厩舎

【木村秀則牧場在厩のラズベリータイム'18 : 公式HP(5/31更新分)より】


木村秀則牧場からの3頭目は、ウェルシュステラ'18です。






ウェルシュステラ'18についても、6/14の近況コメントをチェックしてみます。
「胸が深くなり、腹袋なども大きくなってきましたが、背丈の伸びに関してはもうひとつ。このひと月での大幅なサイズアップとまではいきませんでした。コンパクトにまとまった体つきの分、放牧地でもシャープな動きはできていますので、あとはさらなる成長とそれに伴うパワーをつけてくれればと思います」
という感じで、順調度バリバリ全開のゴッドフロアー'18やラズベリータイム'18に比べると、成長進度の点で今一歩の評価になっています。

この辺りについて木村さんは、「5月の遅生まれであることも大きい」と仰っていましたが、そもそもゴッドフロアー'18やラズベリータイム'18のボリュームや筋肉の張り感がすごいので、比較されて損をしている面はあると思います。
まあ、全体的なバランスやラインの綺麗さは十分にある馬ですし、馬体の幅という点では確かに前述2頭に及ばないものの、まだこれから成長していく部分が大きいとすれば、その分、楽しみがあるとも言えますからね。
性格面については「見た目ほど大人しいとは言えず、普段からチャカチャカしたところがある」そうで、「長めの距離ではなく、短距離を一気に走り切るようなタイプになるのでは」と予想されているそうです。

■ウェルシュステラ'18
牡1歳 鹿毛 2018.05.01生 新ひだか産
父:グランプリボス 母:ウェルシュステラ (母の父:Zafonic)
販売総額 300万円 / 総口数 1000口
栗東・小崎憲厩舎

【木村秀則牧場在厩のウェルシュステラ'18 : 公式HP(5/31更新分)より】


ここまで書いて気が付いたのですが…
そういえば6/26から先行募集となるグレイスフルソング'18については、今回、見学をしませんでした。
木村さんも特に他意はなかったと思いますが、結果的にそういう事なので、グレイス仔については全容公開となった情報を貼っておきます(^^ゞ

■グレイスフルソング'18
牝1歳 鹿毛 2018.02.22生 新ひだか産
父:ディープブリランテ 母:グレイスフルソング (母の父:ロックオブジブラルタル)
販売総額 500万円 / 総口数 1000口
美浦・深山雅史厩舎


POINT!
母は世界的名牝Balladeの血を継ぎ、広尾TCの勝負服で2つの特別勝ちを含む中央3勝を挙げた素質馬。その5番仔にあたる募集本馬は大きく立派なトモを誇っており、首から肩にかけてのボリュームにも優れた筋肉質タイプで、性格はキリッと前向きなことからも父のストロングポイントをうまく継承していることがよく分かる。肢勢にも不安はなく、馬体は適度なミドルサイズ。距離は比較的短めが合っているように思われ、強い意志を持ってパワフルに駆け出す放牧地での様子などから、早めの仕上がりを期待しても良さそうだ。
最新近況
北海道・新ひだか町の木村秀則牧場在厩。昼夜放牧により管理されています。
「父、そして母の父双方の筋肉量の多いところをしっかりと受け継いでいるようで、肉付きの良い、ボリューム感のある体つきに出ていますよね。キリッと前向きな性格ゆえ、放牧地で他馬からイジメられるようなことは一切ありません。どちらかと言えば、マイルくらいまでの距離でパワーを活かしていくようなイメージになりますでしょうか」

*馬の評価は素人の感想、見解です。出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^^ゞ
*文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


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2019/6月 北海道牧場見学報告 ~2018年産馬編(1)~

2019-06-18 05:23:18 | イベント・募集馬検討
17年産馬に続いては、18年産馬のうち、現在募集中(満口馬含む)の馬を紹介していきます。
本当は一気にやってしまいたかったのですが、18年産は見学した頭数が多くて少し大変な気がしたもので(^^;)
大変申し訳ないですが、少し小刻みにやらせて頂きます!

それでは本題です。 まずはパカパカファーム厚賀分場在厩馬から、ヴェイパー'18です。






ヴェイパー'18は、昨年の展示会で見て私が一目惚れをした馬です。
あの頃はまだ仔馬仔馬していましたが、スラッと伸びた脚とバランスの良さがとても印象的でした。
今回はひと冬を越えてだいぶボリュームが出てきており、単なるバランスの良さだけでなく、馬体に力強さを感じる事ができました。
それに、何より顔がイイ。 これだけの美人顔って、そうそうザラにいるものではないと思います(^^)
(ちなみに、現在の馬体重は395kgだそうです)

パカパカのスタッフさんによれば、「牧場の中でも人気の一頭で、むしろデプロマトウショウ'18よりこちらの評価が高い」のだそう。
歩かせた時の前脚の出かた、柔らかく伸びるストライドは、「全ての在厩牝馬の中でも上位の評価」を得ているそうです。
この時も展示場の外周を二周ほど歩かせてくれたのですが、確かに動いた時はまた一段と見映えがイイんです。 これはスタッフさんと同意見で盛り上がったのですが、「動画や写真では分からない良さを持っている」のは確かだと思います。
それと、近くで見るよりも、適度な距離感で動いている姿の方が欧州の上級馬っぽくて、すごく良く見えた気がします。
どうやらスタッフさん、ヴェイパー'18のことがお気に入りのようで、「何故この馬よりデプロマの方が売れているんですか?」と私に逆取材。。 そんな事私に聞かれましても…ですが、「牡牝の違いと、あとは池江先生人気ですかね?」と当たり障りなく答えておきました(^^ゞ

馬の個性に関しては、「性格が良くて頭がイイ。周りに馬がいても一頭だけになってもキチンとしていられる優等生」とのことで、将来、競走馬としてのトレーニンが始まったあとも、きっと難なく課題をクリアしていくのではないでしょうか。
私は以前も書いたと思いますが、この馬に出資をした時点で、子どもにも出資をすることを夢見ています。
その事は桑田代表にも伝えてあるのですが、展示会で一会員が雑談ぽく話をしただけですので、実現のためにはクラブの努力が必要です。
こういう雰囲気を持った牝馬を追い掛けるのは、親から子、そして孫へと夢を繋いでいく楽しさがあるからこそ。。 Y代表にはバッチリ仕事をして頂いて、数年後にヴェイパー'18の子どもをラインアップ入りさせて欲しいと思います(^^)

■ヴェイパー'18
牝1歳 鹿毛 2018.03.25生 浦河産
父:キングカメハメハ 母:ヴェイパー (母の父:Galileo)
販売総額 3,560万円 / 総口数 2000口
栗東・武幸四郎厩舎

【パカパカファーム厚賀分場在厩のヴェイパー'18 : 公式HP(5/31更新分)より】


続いてパカパカファーム厚賀分場在厩馬のもう一頭、デプロマトウショウ'18です。






デプロマトウショウ'18については、何と言っても『穴掘り遊び』が有名です。
しかも、自分で埋まって遊べるほど大きな穴を掘るという、長く一口馬主で遊んでいる私もあまり聞いたことがないタイプのようで…
私、恐る恐るスタッフさんに、「あのですね、近況報告にあった穴のことなんですけど…」と切り出したところ、「ああ、穴の話ですね! あれはホントに面白くて、結構大きな穴を楽しそうに掘るんですよ」と、ノリノリで説明をしてくれました。
それによると、パカパカファーム厚賀分場の地面は表面を掘ると火山灰の層があり、比較的簡単に、楽しく掘ることができるのだそう。
ただ、さすがに放牧場に穴ぼこがあると危ないので、あとでこっそり埋める作業が必要になるとのこと。。 しかも、デプロマトウショウ'18は一度掘った穴の場所を覚えていて、せっかく埋めた穴をまた掘り返して遊んでいるそうです。
うーん。。ホントに楽しいのかなぁ… 確かに子どもの頃なら面白がってやってたかもなぁ(^^;)

最初に遊びの話を書いてしまいましたが、とにかくユニークで遊び好きな馬なのは確かのようです。
その分、スタッフさんも愛着があるのでしょうか、デプロマトウショウ'18の話をするときは、特別に楽しそうだった気が…
「性格がヤンチャで子どもっぽい反面、すごく大人しくしっかり行動できる時もあり、気分屋ながら頭の良さは確か」という気性面、「いろいろなタイプがいるオルフェーヴル産駒の中でも、エポカドーロに似た本馬は上級馬」との、ヴェイパー'18に勝るとも劣らない馬体面での高評価。 「冬の間も休まず夜間放牧を続け、乗り越えたきたことで逞しくなった(現在410kg)」との説明も、昨年に比べてグッと筋肉に厚みが増した肩から胸、ブリッと丸くて大きなお尻を見ると、なるほどと納得させられるものがありました。
(冬の間に休みなく夜間放牧を続けられたのはヴェイパー'18も同様だそうです)

17年産馬の紹介で、矢作厩舎セット、シュウジデイファームセットの話をしましたが、こうして2頭を並べてみると、桑田牧場セット(=パカパカファーム厚賀セット?)もなかなか魅力的で捨てがたいですね。
バランスが良くて品があり、いかにも良家のお嬢様といった雰囲気のヴェイパー'18と、運動神経とバネの塊のようなデプロマトウショウ'18。 タイプは全く違う2頭ですが、今後の成長が楽しみという点では甲乙つけがたいと言えるでしょう。
両馬ともにいずれ満口は間違いないですが、こういう馬たちを長く検討出来るところは、広尾TCならではの良さかもしれません(^^ゞ

■デプロマトウショウ'18
牡1歳 黒鹿毛 2018.02.20生 浦河産
父:オルフェーヴル 母:デプロマトウショウ (母の父:ファスリエフ)
販売総額 4,180万円 / 総口数 2000口
栗東・池江泰寿厩舎

【パカパカファーム厚賀分場在厩のデプロマトウショウ'18 : 公式HP(5/31更新分)より】

*馬の評価は素人の感想、見解です。出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^^ゞ
*文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
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2019/6月 北海道牧場見学報告 ~2017年産馬編~

2019-06-17 19:56:21 | イベント・募集馬検討
牧場見学の報告をやります。
例によって出資者目線のレポートなので、感想については適当に割引きをお願いします(^^ゞ
ただ、当然ながらウソは書きませんので、そこは安心して頂ければと思います!
ちなみに、どういう順番に書こうか考えたのですが、見学順にあまり拘らず、先に17年産馬の紹介をしてしまってから18年産、19年産の紹介をしたいと思います。 その方が頭数のバランスが良いし、いろいろ比較もし易い気がしますので。

では早速、坂東牧場在厩のスマイリンフィット(スマイリンアスク'17)からです。








スマイリンフィットについては、6/7の近況で「先週、見てきました。やはり母系が出ているようで、ピリッとしているのは良いと思います。この夏の暑さが過ぎるのを待っていると後手後手になる可能性もありますので、今月中にもう一度牧場へ確認に行き、そこでの状態に応じて美浦近郊への移動のタイミングを判断していこうかと思っています」との中舘調教師のコメントが紹介されています。
牧場スタッフさんのお話によると、その後の中舘先生からの指示により、一週間後(今週末か来週頭?)には美浦近郊へ移動することが決まっているそうで、実は、見学がもう一週遅かったら本馬には会えていなかったらしいです。
スマイリンフィットは現在残口僅かまで売れていますが、絶妙のタイミングで会えてしまったことが何かの縁なのかどうか、以前から気になる一頭だっただけに、またもや余計なことを考えてしまいそうで怖いです(^^;)

馬を見た印象としては、これはもう牝馬らしい綺麗なシルエットの良い馬、これに尽きます。
逆光気味で申し訳ないですが、全体的なバランスの良さ、ラインの美しさは伝わると思いますし、継続して15-15を乗られているだけあって毛ヅヤもピカピカ。 今回見た17年産馬の中でも、『立ち姿の綺麗さ』においてはこの馬が一番かもしれません。
現時点で470kgのサイズもちょうど良いですし、「移動を控えていても変に緩めず乗っている」との現状も好感で、1600万円のお値段を考えると、比較的早い時期に回収路線に乗ってくる可能性がありそうに思えます。
あとは中舘先生の方針次第でしょうが、移動後一ヶ月とか一ヶ月半でのデビューがあるのかもしれませんね。

スタッフさんとの会話の中で、アレアシオンとの比較を振ってみたのですが、アレアシオンが最初から何でもできる優等生タイプだったのに比べ、こちらは気性面で敏感なところがあり、最初は気を遣いつつ、少しずつ教え込んで良さが出てきたタイプとのことでした。
確かに昨年の展示会のときは、新しい環境、多くの見学者に興奮したのか、マトモに立っていられなかったんですよね。
それが今回は実に落ち着いていてまるで別馬のよう。 近くに寄って鼻面を撫でても、本当に大人しくしてくれていました。
もちろん育成場での評価と移動後の評価は別ものですから、あと一週間で移動するのであれば、その後の評価をもう一度確認してから最後の判断をするパターンが良いかもしれません。

■スマイリンフィット
牝2歳 青鹿毛 2017.03.28生 平取産
父:ワークフォース 母:スマイリンアスク (母の父:ディープインパクト)
販売総額 1,600万円 / 総口数 2000口
美浦・中舘英二厩舎

【坂東牧場在厩のスマイリンフィット : 公式HP(5/31更新分)より】


続いて坂東牧場からもう一頭、パラスアテナ(ステラリード'17)を紹介します。








6/7近況では467kgと伝えられていましたが、今現在は461kgだそうです。
トレーニングの進捗についてはほぼ近況の通りで、すでに15-15の直前あたりまで乗っているとのこと。 あえてずっと休んでいた影響についてお聞きしたところ、「継続して乗りながらボリュームも出てきたし、全く問題ないです」とのことでした。
もちろん、すでに移動が決まっているスマイリンフィットに比べれば、「こちらはもう少し時間がかかる」のでしょうが、ルーラーシップ×ステラリードで遺伝子型T:Tであることを考えれば、夏を越えて良さが出てくる成長曲線は当たり前とも言えますからね。

これはあくまでも個人の感想ですが、この馬は写真や動画より実物の方がとても良く見えますね。
まだ緩さが残っているのは仕方がないとしても、このところトレーニングを継続できている所為か、馬体に張りツヤが出てきていますし、何より良い馬が持っている『らしい雰囲気』が備わっていると感じました。
正直、ルーラーシップについては本馬の近親で苦労をしたので、すぐにどうこうではないのですが、(募集時コメントにもあるように)生産者の木村さんは、この馬が生まれた時から「ステラリードの仔たちの中ではこれが一番」と仰っていたんですよねぇ。
そういう事を考え出すと全部買う羽目になってしまうので要注意ですが、もしもひと夏を越えてさらに良さが際立ってくるようであれば、改めてどうするかを真剣に悩んでみたいと思います(^^ゞ

■パラスアテナ
牝2歳 鹿毛 2017.01.18生 新ひだか産
父:ルーラーシップ 母:ステラリード (母の父:スペシャルウィーク)
販売総額 1,680万円 / 総口数 2000口
美浦・高柳瑞樹厩舎

【坂東牧場在厩のパラスアテナ : 公式HP(5/31更新分)より】


続いては一気に浦河まで脚を伸ばして、シュウジデイファーム在厩のパンサラッサです。














まずですね、この馬は大丈夫でしょう!
シュウジデイファームの静かな環境で、私達の前に出てきた瞬間から自然にそういう気持ちになる、不思議な魅力がある馬です。
馬体のバランスの良さがは以前からそうでしたが、今回見た印象は、随分ギュッと筋肉がついて大人の身体になったなぁというもの。
函館開催デビューを考えたぐらいなので当然かもしれませんが、これならトレセンでのトレーニングにも充分に耐えられるだろうと思います。
ちなみに馬体重は460kgだそうですが、480kgと言われてもおかしくないぐらい、本当に立派に見えました。

シュウジデイのスタッフさんに、右前球節の疲れについて聞いてみたところ、「え? ああ、もう全然問題なく乗っていますから心配ありません」とのこと。 むしろ、全く大ごとではなかったようで、言われるまで忘れてました、みたいな反応でした(^^;)
とは言え一旦白紙になったデビュー戦についてですが、矢作先生からハッキリ指示が出ているかどうかは不明ながら、この日ご対応頂いたスタッフさんにも、「夏競馬には使うつもり」との話が伝わっているそうです。
距離は「明らかに1200mではない」そうで、となると多くの方の想像通り、札幌の1800mが最有力になりますね。
今の感じだと札幌開催1週目か2週目の芝1800m、3週目の芝2000m、このいずれかでデビューじゃないですかねぇ(^^)

馬の個性の話で言うと、まずは「頭が良くて何でもできる馬」、「指示をよく聞いて扱いやすく、走っても折り合いなどに問題がない馬」、「カナロアの良いところが出ていて欠点がない馬」と、悪い話が全くありませんでした。
生産者の木村さんも、「シュウジデイさんは結構厳しくやるところなので、石川さんが使えると仰るなら夏からいけるんじゃないですかね?」との話をしてくれましたから、これはもう夏競馬からの活躍を期待して良いのではと思います。
あとはとにかく順調に、アクシデントさえなければ。。 この馬に関しては、それが全てではないかと感じました(^^)

それから、同じシュウジデイファームにいるパーフェクトラヴについてもいくつか話を聞きました。
パーフェクトラヴはBTC内の厩舎にいて会えなかったのですが、これは「移動やデビューが近いから特別にそうしているわけではない」とのことで、普段からBTCとシュウジデイの両方を行ったり来たりさせながら鍛えているのだそうです。
今回はたまたまBTC在厩期間にあたってしまったようですが、「問題なくトレーニングできているので大丈夫です」とのことでした。
課題とされる気性面についても、「敏感なところがある馬なので、最初の頃は気を遣いましたが、段々と落ち着いて何事にも対応できるようになってきた」そうで、それ以上の心配は現時点では不要なのでしょう。
420kg台の馬体について、サイズは小さくないので、もっとあっても良いですよね?と振ってみたところ、「確かに小さい馬ではないですから、これから増えてくるとは思います…」と、これは若干、私が無理やり言わせてしまったような気もします(^^ゞ

いずれにしても、普段は滅多に馬を褒めない石川さんが、「この2頭はイイ」と自信を持っておられるようですから、現時点でシュウジデイファーム組のパンサラッサ、パーフェクトラヴの能力、素質が高いのは間違いないのでしょう。
(石川さんが馬を褒めない話、その石川さんが2頭を褒めた話は、木村さんが矢作先生から聞いた話で、今回、さらにそれを私たちが聞いて書いています。 なので、直接的に何らかの確証がある話ではありません(^^;))
パンサラッサの夏デビュー、パーフェクトラヴの7/7札幌入厩は、2頭の兄姉をずっと見てきた私としてはいまだに半信半疑ながら、木村さんも「石川さんが言うのなら大丈夫でしょう」と仰っていますので、ここは素直に楽しみにしようと思います。
それに、実際には入厩してからゲート試験や追い切りがあるわけで、そこで待ったがかかることだってありますからね。
(と、冷静さを保つために、あえてデビュー延期のケースも想定している私なのでした(^^))

■パンサラッサ
牡2歳 鹿毛 2017.03.01生 新ひだか産
父:ロードカナロア 母:ミスペンバリー (母の父:Montjeu)
販売総額 5,000万円 / 総口数 2000口
栗東・矢作芳人厩舎

【シュウジデイファーム在厩のパンサラッサ : 公式HP(5/31更新分)より】


17年産の最後は、ビューンと門別まで戻りまして、下河辺牧場在厩のプライムラインです。








まずですね、最初の写真に写っているスタッフさん、彼が下河辺牧場でのプライムラインの主戦ジョッキーだそうです。
(要するに、調教で一番数多く乗ってくれているという事でしょう)
その彼が最後に告白してくれましたが、今現在下河辺牧場にいる馬たちの中で、「プライムラインのことが一番好き」なのだそうです。
もちろん他の馬が嫌いとかではなく、何故そんなにプライムラインの事を好きになったかというと、「とにかくこの馬は大人しくて人懐こくて、人間の指示をきちんと理解できる頭のイイ、ムチャクチャ可愛いタイプだから」とのこと。
脚の速さとは直接関係ないようにも感じますが、私はそういう『人間との信頼関係』を作れるのは競走馬にとって大事なことだと思っていますので、今回の見学で現場の方からとても良い話が聞けたと喜んでいます。

肝心の走りに関しても、主戦ジョッキーさんは手応えを感じておられるようで、「まだ緩さは残っていますが、乗った感触も良いしスピード感もあるし、気負っていきたがるようなところもないので楽しみです」とのことでした。
するとここで、同行していた『結果にコミットする大物会員さん』が急に、「よくハーツクライの仔は緩さがあるとか言いますが、一体、緩いっていうのはどういう事なのか? ハッキリと説明してみろコノヤロー!」的な恫喝質問をぶつけられて…
まだ若いスタッフさんにその言い方はないだろう、との思いとは別に、どんな回答になるか注目したところ、「いや、それはですね、こう、何と言いますか、クニャ…違うなぁ、フワ…違う。。ええとですね… なんかもう、ダメとかじゃなくて、そんな感じなんです」とモゴモゴしながら、身をよじるようにして『緩さ』の正体を伝えようと必死になってくれました。
その光景を見た時に、私、「ああ、こういう良い方々に見守られている馬は幸せだろうなぁ」と思ったものです(^^ゞ

ちなみに『緩さ』についての私なりの理解ですが…
馬は筋肉、関節、腱、などを収縮させてものすごい推進力を生みだしますが、鍛えれば鍛えた分だけ強くなる筋肉と違い、腱や関節は成長によって、時間をかけて強くなっていく部分が大きいと思うわけです。
そして、収縮する筋肉をジョイントして推進力に変換する役割の関節や腱が弱い状態だと、筋肉の動きを効率よく使えないので、乗り役さんの感触ほどリアルタイムに推進力が生み出されず、タイムラグが発生してフワッとした感じになったり、方向転換などの動きがスムースに出来ずにクニャっとしたり、要するにそういう状態になりがちなことを『緩い』と表現するのではと。。
もちろん、全力疾走するサラブレッドに跨ったことがない私の理解ですからアテにはなりませんが、これを武さんあたりが喋ったら相当に説得力があるのではと、全然関係ない話ながら、結構自信があったりしています(^^ゞ

話が脱線してきましたm(_ _)m
とにかくですね、プライムラインも写真や動画と実際に見た印象が、かなり違う馬でした。
当残ながら実際に見た方が良いのですが、馬体も身が詰まってしっかりしていましたし、歩きも綺麗に真っ直ぐに脚が出るし、キビキビした中にも柔らかさがあってかなりの上級馬といった印象でした。
今現在で462kgだそうですが、「この一ヶ月ほどでボリューム感が増してすごく良くなりました。これで順調に乗り込んで夏を越えれば、またさらに見栄えが良くなりそうです」とのことで、見学前に持っていた期待度が、二段階ほどアップしたような気がします。
さらにスタッフさんによれば、距離は「マイルで!( ・`ー・')キリッ』とのこと。
これだけ思い入れを持って手をかけて頂けるのは、生産・育成一貫スタイルの良さなんでしょうねぇ(^^)

■プライムライン
牡2歳 鹿毛 2017.03.12生 門別産
父:ハーツクライ 母:バートラムガーデン (母の父:サクラバクシンオー)
販売総額 4,760万円 / 総口数 2000口
栗東・矢作芳人厩舎

【下河辺牧場在厩のプライムライン : 公式HP(5/31更新分)より】


以上で、今回の北海道旅行で見学した17年産馬の紹介は終了です。
全体的には、パンサラッサ&プライムラインの矢作厩舎セット。 これはかなり本格的な活躍が期待できると思います。
個人的にはパンサラッサ&パーフェクトラヴのシュウジデイファームセットも悪くないとは思いますが、同じ厩舎の牡馬どうし、お値段的にも比較的高額なゾーンで募集されたことなどを考えると、やはり本命は矢作パパセットですよねぇ。。
まずはもうすぐそこに迫った札幌開催でお目見えする、パンサラッサのデビュー戦の走りに注目しましょう!

*馬の評価は素人の感想、見解です。出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^^ゞ
*文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
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6月の出走予定終了、そして7月は重賞月間!

2019-06-17 06:15:12 | 競馬・一口馬主全般
先週はナグラーダが9着でディメンシオンが7着。。
成績としてはかなり不本意ですが、こういう事があるのも競馬です。
特に、厳しい状況に追い込まれた3歳未勝利のナグラーダは、次走が背水の一戦になりそうで…
一方のディメンシオンは次走、中京記念(G3)で重賞制覇に挑みます。
日曜日のレースは個人的にはノーカウントにさせてもらいますので、得意の中京で鮮やかな巻き返しを見せて欲しいです。

全体としては、6月の出走予定は全て先週までで終了、次はクレッシェンドラヴの七夕賞まで待つことになります。
(その前に出走する可能性があるのは、一応、ナグラーダぐらいでしょうか…)
クレッシェンドラヴの7/7福島 七夕賞(G3)のあとはディメンシオンの7/21中京記念になるわけですが、同じ月に続けて重賞挑戦が見られるとは、7月は今までの広尾TCではなかなか考えにくかった大事な一ヶ月になりそうです。
その間には3歳未勝利のナグラーダ、ストームハートの初勝利に向けたチャレンジ、アレアシオン、パンサラッサ、パーフェクトラヴといった、夏競馬をめざす2歳馬たちの動向も定まってくるでしょうから、そちらもすごく楽しみです。

そして今週は、6/14から16にかけて行った北海道牧場訪問の報告をやります。
予定では今夜から順次アップするつもりですので、(内容は別にして(^^;))あくまでもネタとしてお付き合い頂ければと思います。

<出資馬の状況>


<2019総合成績>


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北海道での予定完遂! これから東京に戻ります。

2019-06-16 19:51:52 | イベント・募集馬検討
先ほどのディメンシオンの記事でバレていると思いますが、2泊3日の旅行を無事終えることができました。
もっとも、家に帰りつくまでが旅行ですから、『百里の道は九十九里をもって半ばとす』の精神で、最後まで気を抜いてはいけません。
ナグラーダやディメンシオンのレース結果は残念でしたが、せっかくここまで、全体的にはすごく楽しく過ごせたわけですから、まずは自宅にキチンと帰りつけるように頑張りたいと思います。

ってな事を書いていたら、藤原組長、じゃなくて藤原先生が新千歳空港で目撃されたとの情報がっ!
こりゃあ、早く東京に戻らないと、何かの弾みで怖い目にあってしまうかもしれません(^_^;)

これは浦河の、優駿ヴィレッジAERUで撮った風景です。


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【ディメンシオン 】負けちゃった(・・;) 6/16阪神 米子S・7着

2019-06-16 19:15:09 | 殿堂馬
6/16阪神 米子Sに出走したディメンシオンは、互角のスタートから、道中は4番手の内につけたものの、直線に向いて追い出されてから反応しきれず、結果7着での入線となっています。

◇岩田望騎手のコメント
「内目の馬場が緩かった分、それを気にしたのか、(内に)モタれるように走っていました。それだけに直線で外に出そうかとも思ったのですが、ずっとそのような走りでしたから…。それにイレ込みがキツかったのもありますし、久々で息がもたなかったのも少なからず影響したのではないでしょうか。もう少し早めに打って出るような、思い切りの良い乗り方をしてもよかったのかもしれません」
◇藤原調教師のコメント
「予定通りのポジションで競馬はできたのですけどね。イレ込んでいましたし、馬場も緩く、外にも出せない状態でしたから…。今日は1番枠が災いする格好になってしまいました」
◇田代助手のコメント
「やはり久々が一番大きかったのではないでしょうか」
◆クラブのコメント
パドックで周回を重ねる毎にイレ込みがキツくなり、発汗が目立ち始めた今回。返し馬では落ち着いたようにも見えましたが、久々の実戦、緩んだ(稍)馬場、最内枠と戦況は厳しく、思うような末脚を繰り出すことができませんでした。なお、このあとは、「とりあえずトレセンにおいてレース後の状態を確認。叩いた次は7月21日中京11R 中京記念(G3・芝1600m)あたりを検討していく」(師)予定になっています。
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いやぁ、負けちゃいました(^_^;)

戦前は簡単に負けるはずがないと思っていたのですが、競馬というのはやはり難しいですね。
そもそもこの馬が何故一番人気じゃないのかとか、偉そうに考えていた自分が恥ずかしいですm(_ _)m

でもまあ、考えてみればディメンシオンはここが6ヶ月ぶりの実戦で、しかも、厩舎サイドが仕上がり不足を明言している状態だったわけですから、負ける可能性はいつものレースより高くて当然だったのでしょう。
実際には馬場や枠順などの要素も加わっての7着大敗だったわけですが、もっとシンプルに考えるとしたら、さすがにオープンクラスはそれほど甘くない… ということなんですよね。
そして、確かに負けたことは残念ですが、最初から一度レースを使った次走こそが真価の見せどころだったわけですから…

私の気持ちとしては、今日の内容はあまりにディメンシオンらしくなかったので参考外にしようかと。。
今日のようなパフォーマンスで終わる馬でないのはわかっていますので、次走、中京記念できっちりリベンジを果たして欲しいと思います!

実は今、私は新千歳空港におりまして、東京に戻る飛行機の時間待ち中です。
ディメンシオンのレースは、プライムラインを見学した後、門別競馬場のモニターで観戦しました(^^)



*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
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北海道3日目、最終日のスタートです。

2019-06-16 06:09:41 | イベント・募集馬検討
昨日は坂東牧場、木村秀則牧場を見学後、静内駅近くのホテルに入りました。
普段の北海道旅行では札幌を根拠地にするのですが、今回は浦河まで脚を伸ばす関係で、宿泊は中間点の静内あたりがベター。 しかも、静内であれば木村秀則牧場からアッという間ですから、もう10年以上お世話になっている木村さんをお招きして飲み会も出来ちゃうわけです。
そんな事で、昨夜は『ディメンシオン&クレッシェンドラヴ オープン入り御礼の会』と称して木村さんをご招待、静内のすし居酒屋さんで普段のご苦労をねぎらいつつ、今後の大ブレイクを願って盛り上がってしまいました(^^ゞ

飲み会の様子やそこで出た話を詳しく紹介はできませんが、だいぶ嬉しくなれる情報を少しだけ。
木村さんが矢作パパ、じゃなくて矢作先生と、パンサラッサとパーフェクトラヴについて会話をした時、シュウジデイファーム・石川さんの評価を矢作先生が伝えてくれたのだそうです。
「石川はめったに馬を褒めないんだけど、2頭は本当にイイと言っていて、珍しいことがあるもんだと驚いている」
まあ、パンサラッサは最初から評価が高く大きな期待を背負っていましたが、パーフェクトラヴも7/7札幌競馬場入厩が伝えられるほど順調ですし、パンサラッサに並んで高評価とは嬉しい限りです(^^)

そして、今日はこれから浦河に向かい、シュウジデイファームで期待のパンサラッサに会ってきます。
(パーフェクトラヴに会えないのは残念ですが、札幌競馬場入厩準備のためと言われたら仕方がありません)
その後は新千歳空港に戻るのですが、途中で下河辺牧場地立ち寄ってプライムラインを見学します。
期せずして矢作セットの2頭を見ることになりますが、特にパンサラッサは今夏のデビューが検討されているぐらいですから、全体的な雰囲気、馬体もかなり出来上がっているのではと予想しています。
聞ける範囲は限られるでしょうが、今後に向けての手応えなども聞いてみたいと思っています。

それから、ちょうど下河辺牧場での見学を終える頃、ディメンシオンが米子Sを勝つ予定です。
いや、今のところはあくまでも予定なのですが、きっと実現する予定だと思っています。
何しろ、ひと足先に木村さんとも盛り上がってしまいましたし、めざすところはまだまだ上にあるワケですからっ!



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【ディメンシオン】らしい走りを期待! 6/16阪神 米子ステークス・予想

2019-06-15 17:10:00 | 殿堂馬
まず、何と言っても除外にならなくて良かったです。
無事に出走できることに感謝をしつつ、何事もなかったように予想したいと思います(^^;)

■6/16阪神11R 米子ステークス(L・芝1600m) 15:35発走
◎ ディメンシオン
○ ストーミーシー
▲ リライアブルエース
△ ワンダープチュック
△ キョウヘイ
△ ヒーズインラヴ
△ ランガディア

ディメンシオンは1枠1番になりました。
鞍上乗り替わりの中、わざわざ最内を引かなくても…とは思いますが、まあ、こればかりは仕方がないでしょう。
それでも地力勝負なら簡単に負けないとは思うものの、やや太め残り、ひと追い足りない仕上げなのがどうなりますか…
今回は枠や相手関係よりも、そちらの要素が大きい一戦になると思われます。

実際、動画で見ると(追い切る前の馬体ですが)ここ数戦に比べて少し太い印象でしたし、(時計は出ているものの)坂路を駆け上がる時に、最初から最後までずっと舌を出しっ放しでしたからね。
ディメンシオンは気持ちで走るタイプだけに、休み明けでもそこそこ以上にやれてしまうと思うのですが、完調一歩手前の状態なのは、私がアレコレ考える以前に、藤原先生や田代助手が明言されている通りなのでしょう。
ただ、それでもこのレースで本命以外の印をつける気にはなりません。。(^^ゞ

牡馬混合のリステッドレースなので相手が弱いということはないですが、こちらは次走重賞勝ちを意識している立場。
完調一歩手前なのは次走を意識しているからでもあり、多少の割引は必要としても、勝ち負けの競馬は普通に出来ないといけません。
いろいろと注文が多くて申し訳ないですが、ディメンシオンは、もうそういう馬になったのだと…
明日、見学をする半弟パンサラッサの総額5000万円が安い買い物だったと思えるような、そして、木村さんに見せて頂いた、19年産キズナの牡馬の価値が高まるような、“らしいパフォーマンス”を期待します!

こちらは木村秀則牧場到着前、サラブレッド銀座の休憩スペースからの風景です(^^)


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