先週水曜日に、まだ『募集中』表示のままのアナズドリーム’20を取り上げたのですが、その中で、「20年産の中ではゴッドフロアー’20とともに『最も売れていない馬』」と書いたところ、間髪を入れずにゴッドフロアー’20の残口表示が『募集中』から『残口僅か』に変わりました。
タイミングだけの話なので、当然、何の不思議もないですが、せっかくなのでゴッドフロアー’20についてもフォローしておこうと思います。(売れていないという表現は今ひとつですね(^^;) 大変失礼致しましたm(_ _)m)
ゴッドフロアー’20
◇牡1歳 鹿毛 2020.02.26生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:ダンカーク 母:ゴッドフロアー (母の父:ハーツクライ)
◇栗東・松永幹夫厩舎
◇募集総額 1,600万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CC型
◇Point!:父母双方から受け継いだ雄大な馬体は、極めて豊富な筋肉量を誇る重厚感に優れたフォルム。放牧地で見せる大きくダイナミックな走りには相当なパワーが漲っており、他馬を弾き飛ばすくらいの大迫力で日々元気に駆け回っている。半兄同様、基本的には前向きな性格だが、父が替わったこともあって気性はマイルド。母や伯母ステラリードが得意とした洋芝、さらに本馬にはダートでも大いなる躍進を期待して良さそうだ。広尾TCゆかりのファミリーとして、また新たな勲章を手に入れたい。
◇最新近況(9/17更新):クローバーファーム在厩。リフレッシュ休養を経て、現在はトレッドミルでダク3000~4000m相当を消化しています。
「午前中のパドック放牧とウォーキングマシン60分に加えて、トレッドミルにも慣らしているところ。ここまでは何ごとにも素直におとなしく取り組んでくれています。調教師は『イメージしていた以上の筋肉量になっている』と言ってくれますし、ガッチリとした体型に幅が出てきたようにも感じます。乗り慣らしの際のフットワークも好印象だったものですから、今後の成長が楽しみです」(福島代表)
【クローバーファーム在厩のゴッドフロアー’20:公式HP(2021/8/30更新分)より】
ゴッドフロアー’20についてのトピックとしては、何と言っても6月中旬の馬体重が405kgだったのが、8/19測定時には465kgと2ヶ月間で60kgも増えたことでしょう。
成長期を迎えた馬が20kg、30kg増える話は珍しくないですが、さすがに60kgとなるとなかなかスゴイ事ですよね。こういう一気に成長が進む馬はもともとの成長ポテンシャルが高いのでしょうし、6月時点の体高148cm、胸囲167cmといった数字がどうなっているかについても興味が湧いてきます。
半兄ゴッドシエルは精神面のオンオフがうまくコントロールできず、馬格の割りに身体が増えない悩みを抱えたまま引退に追い込まれましたが、本馬については体重の心配はしなくて済みそうですし、馴致以降の勉強において「何ごとにも素直におとなしく」取り組めているように、気性が安定していそうなのは何よりです。
血統面については、父がエピファネイアからダンカークに替わった点で多少地味な印象はあるものの、ダートで堅実に…と考えれば決してマイナスとも思えません。動画を見ると、パワフルさが目立つ体の割りには歩きに固さがないですし、母ゴッドフロアーが芝もダートもこなしたことを考えれば、比較的お手軽な価格で両刀遣いが楽しめる可能性もありそうです。(エピファネイア産駒はダートはアレですから…(^^;))
正直、この世代についてはあまり出資馬を増やす余裕がなく、私は本馬まで手が回らないと思いますが、元出資馬ゴッドフロアーの立場もありますので、何としても(できればゴッドシエルの分まで)頑張って欲しいです。クラシックだG1だといった派手さはなくとも、堅実に走って長く楽しませてくれる、そんな馬になってくれたらと思いますm(_ _)m
シュウジデイファーム在厩のアシタカは、先週より騎乗を再開しています。
◇石川代表のコメント 「現在はウォーキングマシン運動に加えて、場内にてハッキングを2000m程度。乗り出してから飛節の腫れが僅かに大きくなったようにも感じましたので、念のためエコーで覗いてみましたが、内部に問題は認められませんでした。その後も特別な治療などは必要としておらず小康状態をキープ。引き続き、様子を見ながらピッチを上げていく予定になっています」
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「乗り出してから飛節の腫れが僅かに大きくなった」と聞くと心配になりますが、あまり休ませているわけにもいかないということで、慎重に様子を見ながらペースを上げていくことになりそうです。エコーで内部に問題がなかったのが救いとは言え、患部が完全に落ち着くまでは、不安を抱えた状態が続いてしまいますね。
本馬の場合、走る能力についての不安はありませんので、とにかく今は我慢する時。。できるだけ長く活躍してもらうためにも、3歳春はスッパリ諦めるぐらいの覚悟をした方が良いのかもしれません。
いや、まだそんな事を考えるのはさすがに早いですね(^^;) 現状がいつまで続くかは分かりませんが、次回、次々回の近況あたりで不安が解消されることを祈りたいと思いますm(_ _)m
【シュウジデイファーム在厩のアシタカ:公式HP(2021/8/30更新分)より】
吉澤ステーブルWEST在厩のアンジアンは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を乗り込まれています。
◇奥場長のコメント 「坂路を2本乗りにして1本目はハロン20秒ペース、2本目は17秒ペースで。まだ幼い体つきをしていますが、進めていく中でも飼葉喰いに問題はありません。月末にかけて15-15を取り入れていき、まずは筋力強化を図りつつ、成長を促してあげたいと考えます。幼さが抜けてくれば、仕上がり自体は早そうなタイプですね」
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9/4に吉澤ステーブルWESTに移動をしたあとも、どうやら順調な調整が続いているようです。
三嶋牧場・西舎共同育成場では14-13程度までやっていましたので、月末にかけての15-15も問題なくこなせそう。。となると、ついつい先を急ぎたくなりますが、全体的に「まだ成長途上で幼い」との見解は変わらず、当面はトレセン入りを急ぐことなく、筋力強化と成長促進を中心に進めていく方針となったようです。
まあ、もともと三嶋牧場さんも藤原先生も、「本馬の系統は時間をかけてあげた方が良い」との評価でしたし、こちらもそのつもりでいましたので、個人的には年内入厩、年明けデビューぐらいでもOKかなと。。何と言いますか、デビュー戦で変な躓き方をするよりは、しっかり鍛えて納得いく状態で使ってもらった方がありがたいですからね(^^ゞ (藤原厩舎のことなので、おかしな見切り発車の心配はしていないですが…)
【三嶋牧場・西舎共同育成場在厩時のサティアナ'19:公式HP(2021/8/30更新分)より】
坂東牧場在厩のハキは、現在は、おもに周回コースでのハッキングキャンター2400mを消化しています。
◇荒木マネージャーのコメント 「先週はあえてトレッドミル調整だけの日を設けるなどして、乗ったり一呼吸入れたりしながらの繰り返しで前進を図っているところ。騎乗開始からここまで歩様を乱すことなくやれており、今はハロン23秒程度を上限としたメニューで様子を窺っています。急に体を減らすようなこともなく、いい意味で馬体に少しずつ締まりが出てきました」
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前回近況(2週間前)からハッキングキャンターの距離が400m延びています。その間にも、あえてトレッドミルだけの調整日を挟むなど、引き続き慎重に進められているようですが、今のハキにとって一番怖いのは後戻りですから、あとしばらくは同様の対応が続くことになりそうです。
ただ、そんな中でも「いい意味で馬体に締まりが出てきた」のは良い傾向だと思います。様子を窺うための運動とは言え、少しずつでも動ける身体になってきたのは、今後のペースアップにおいて必ずプラスになりますからね。
その意味では、緩めのペースをじっくり乗り込むのはとても大事なステップなのだと思いますし、今はペースを気にするよりも、毎日休まず乗ることを目標に着実に前進していきたいところです(^^)
【坂東牧場在厩のハキ:公式HP(2021/8/30更新分)より】
栗東トレセン在厩のカイザーノヴァは、変則開催のため、月曜日に坂路で57秒台を計時しています。
- 21.09.20 助 手 栗東坂良 1回 57.4-41.7-27.6-13.6 馬ナリ余力
- 21.03.17 岩田康 栗東坂良 1回 52.7-38.2-25.0-12.5 馬ナリ余力
ミッキーブリランテ(古オープン)一杯に0.5秒先行0.3秒先着
◇矢作調教師のコメント 「体つきはしっかりしており、骨折箇所も大丈夫そうです。ただ、元々テンションが高いところに、休み明けもあってさらに高め。もう少し落ち着いてくれるといいのですが、まだ3歳馬ですからね。精神的にもこれから成長してくれるのではないでしょうか。今後の追い切り次第にはなるものの、次の阪神開催開幕週を意識。10月9日阪神8R 2勝クラス(芝1600m)がひとつの目標となっています」
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待ちに待ったカイザーノヴァの復帰戦は10月9日阪神8R 2勝クラス(芝1600m)になりそうです。月曜日の記事でも書いた通り、トレセンへの帰厩も復帰目標も、私の想定より一ヶ月ほど早まった感じです。(チャンピオンヒルズで乗り込むと思っていた期間を丸々ショートカットしたイメージ?)
復帰が早まったのはとても嬉しいことですが、今年3月19日に左後肢第三中足骨の骨折が判明してから6ヶ月半、手術と療養、リハビリを経ての実戦なので、不安がないと言えばウソになります。特に、「元々高いテンションが休み明けもあってさらに高め」と矢作先生が仰るように、お行儀よくレースができるかどうかについてはあまり自信が…。
ただ、カイザーノヴァの場合はレースでどうなるか分からない、元気一杯&荒削りなところが魅力だったわけで、それが休んだ所為で変に落ち着いてしまう方が心配と考えることもできますし、まずは復帰戦を無事に走り切ることに集中するしかありません。休み明け初戦から能力全開とはいかなくても、朝日杯FSや共同通信杯で見せた脚を考えれば、2勝クラスのマイル戦ならそれなりに通用しちゃうはず、との期待があるのも事実ですからね。
いずれにしても、約半年の休養で復帰ができるのはラッキーだと思います。能力的にもタイプ的にも、カイザーノヴァにはこれから良くなる余地がたくさん残っていると思いますし、いずれ再び重賞路線で勝負をして欲しい馬。。今度の復帰戦が、その第一歩になることを願って応援したいと思います!
ということなのですが、今度の復帰戦については、世間様から大いに注目されるかもしれないもう一つのポイントがありまして…。実は、左肩の手術・治療で休んでいた古川奈穂騎手が、カイザーノヴァと同じ阪神開幕週から復帰する予定になっていて、どうやらカイザーノヴァに乗ってきそうな雰囲気なんですよね。
東スポweb『【JRA】左肩治療で休養中の古川奈穂騎手が10月復帰「休む前よりいい状態にあります」』
今年5月から左肩の治療のために戦列から離れていた古川奈穂騎手(21=栗東・矢作厩舎)が23日、10月9日(土)の阪神競馬からの復帰を発表した。栗東トレセンでの調教騎乗は同月2日から再開するという。師匠である矢作調教師同席の上、リモート会見で報告したもの。
「手術後のリハビリもすごく順調に進んでいて、今は違和感も全くなく、休む前よりいい状態にあります。休んでいる間にレースを見ていると早く競馬に乗りたいと焦る気持ちもありましたが、矢作先生とは万全の状態での復帰をと話していたので、よりパワーアップして競馬で最高のパフォーマンスができるようにとトレーニングしてきました」と語った古川騎手。
矢作調教師は「休養に入る時は100%の状態での復帰をと話しましたが、正直それだけではもの足りないので120%の春以上の状態にまで上げられるようにと話してきました。不安な要素は全くなくなったのは確かなので、より視野を広げて客観的にレースを見られるようになった成長をレースで生かしてほしい」とエールを送った。
復帰週には矢作厩舎のカイザーノヴァ(2勝クラス)など数頭の騎乗馬が予定されている模様。
リモート会見で復帰への意気込みを語った古川奈穂騎手(Photo by 東スポ)
東スポさんはもう「復帰週には矢作厩舎のカイザーノヴァ(2勝クラス)など数頭の騎乗馬が予定されている模様」と書いちゃっていますし、古川奈騎手の初勝利が同じ馬主(もちろん広尾(^^ゞ)のバスラットレオン(1勝クラス)だったことを考えると、これはもうほとんど確定的と思った方が良いでしょう。
確か、バスラットレオンで初勝利を挙げた時は、矢作先生から古川奈騎手に「馬を信じて乗れば大丈夫」的な指示が出ていたはずで、実際、後続に影を踏ませぬノーストレスのレースになりました。『数頭の騎乗馬』がどんな顔触れなのかは分かりませんが、矢作先生が復帰後初勝利のお膳立てをしているとしたら、カイザーノヴァはそのための有力パートナーとして実力を評価され、選ばれたことになりますね。
正直、前に行ってつかまっているだけで良かったバスラットレオンより、カイザーノヴァの方が数段乗り難しいとは思いますが、脚元のことを考えると減量特典は非常にありがたいですし、ここは諸々前向きに考えたいところ。。古川奈騎手は10/2からトレセンでの調教騎乗を再開するようなので、もしもカイザーノヴァの追い切りに乗ってきたら、『馬も人も復帰初日から勝利を狙う作戦』の発動確定だと思っておきます(^^ゞ
【2021/3/13阪神6R(3歳1勝C)でのバスラットレオン&古川奈騎手:公式HPより】
美浦トレセン在厩のカナロアガールは、23日、坂路の2本目に53秒台をマークしています。
- 21.09.23 助 手 美浦坂稍 2回 53.7-39.4-25.1-11.9 一杯に追う
- 21.09.20 助 手 美浦坂良 2回 54.9-40.6-26.7-13.1 馬ナリ余力
◇田村調教師のコメント 「今朝の馬場コンディションで終い11秒9は立派。結構な時計が出ましたね。これだけのタイムが出るということは状態が良い証拠ですし、いい流れを感じます。前回ダートでの進みが思った以上に悪かったものですから、今度は再び芝のレースへ。新潟だけではなく、東京も選択肢に加えて復帰戦を検討していきたいと思います」
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16日に帰厩をして、20日に54.9-40.6-26.7-13.1秒を馬なりでマーク、その3日後には稍重の坂路で53.7-39.4-25.1-11.9秒を出せるのですから、大瀧ステーブルでの調整がうまくいったことは確かだと思います。
理由はいろいろあるのでしょうが、ずっと面倒を見て頂いていた高木競走馬育成牧場さんから大瀧ステーブルさんに外厩を切り替えて、一から立て直した田村先生の判断は、今のところ功を奏しているのかもしれません。(高木競走馬育成牧場さんがダメとか、そういう単純な話ではないだろうと思っていますm(_ _)m)
ちなみに、『【カナロアガール】トレセン帰厩! 次走は東京ではなく新潟??』では、何故、東京ではなく新潟を使うのか??みたいな事を書いてしまったのですが、今回のコメントによると、田村先生も新潟にこだわるつもりはなく、東京も選択肢として検討していくとのこと。今後の仕上り具合や相手関係、距離なども含めて判断することになりそうです。
最終的に次走がどこになるかは分かりませんが、カナロアガールの競争生活も残り少なくなっています。今回は調子も良さそうですから、まずは存分に彼女本来の実力を発揮して欲しいと思います!
吉澤ステーブルWEST在厩のヴィジャーヤは、気性面の改善を目的として、11日に去勢手術を行っています。9月中旬の馬体重は480kgです。
◇奥場長のコメント 「術後は化膿したり漿液が溜まったりもせず、きれいな状態で推移。これまで問題なくきていますので、現在のトレッドミルでの調整をステップに、近日中にも騎乗運動を開始する予定です。あくまでも今後の順調度次第になりますが、ここから2ヶ月ほどの調教を経て、園田にバトンタッチできればと考えます。トレセンで見られた気難しい面が少しでも解消に向かって欲しいところです」
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園田・盛本信春厩舎へ転籍し、中央再登録資格の取得をめざすヴィジャーヤについて、すでに去勢手術が行われたこと、実際に園田で始動するのは吉澤ステーブルで2ヶ月ほどの調教を経てからとの報告がありました。
確かに、口向きや折り合いなどの課題が気性に由来するのだとしたら、このタイミングで去勢をするのはアリだと思います。もちろん去勢は万能ではなく、最近ではゴッドシエルが去勢手術をしたものの、残念ながら目立った成果は出せませんでした。でも、気性面に限らず去勢によって体質が変わり、それが飛躍的な成績向上につながるケースがあるのも事実ですし、今回はうまく良い方向に出ることを祈るのみです。
その上で、例え園田のレベルが上がっているとしても、ヴィジャーヤには12月に連勝を決めて年内に戻ってくるぐらいの勢いが欲しいところ。。これから2ヶ月ほどの調教をやってから…となるとギリギリのスケジュールですが、可能性があるうちは諦めずに頑張って欲しいと思いますm(_ _)m
【2021/8/21小倉2R(未勝利/ダ1700m)でのヴィジャーヤ:公式HPより】
◇小泉厩舎長のコメント 「22日朝はウッドチップ坂路で半マイル58秒程度。まだ若干ソエが残っていますので、ハロン14秒台を上限として、水冷やレーザー照射でケアしながら乗り固めるように進めさせてもらっています。整歯と日々の調教により、ここにきて大分フォームがまとまってきた様子。極端に若さが目立つこともなく、従順に対応してくれています」
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ソエと口向きの話がありましたので、すんなり次走目標が決まっていないキングエルメスですが、ソエについては水冷やレーザー照射、口向きに関しては整歯と日々の調教により、だいぶ先が見えてきたようにも感じます。もちろん、口向きなどは一朝一夕に改善しない部分がありますが、それは実戦の中で確認しないと分からないとも言えますからね。
ただし、現時点でまだ14秒の上限が付いていますので、さすがに10月前半の復帰はない雰囲気でしょうか。矢作先生も次走に向けてはいつも以上に慎重に進めるおつもりのようですし、だとすると、10/30阪神の萩ステークス(芝1800m)あたりが本線になるのかもしれません。
まあ、それもこれも今後のキングエルメスの状態次第ですから、まずは来週、再来週の近況に注目です。その頃になると、あっさり候補レースの名前が挙がるかもしれませんしね(^^)
【チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメス:公式HP(2021/9/22更新分)より】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン16~17秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「今は首(前)に力が入ってハミが強い感じ。背腰(後ろ)がお疲れ気味で全体的に硬さがありますので、インディバでケアしながら、ほぐすようなイメージで乗り始めています。適度に体を動かすことにより疲労回復を促し、再びコンディションを上げていければと思っています」
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不本意なレースになってしまった前走の汚名を返上するためにも、秋2戦目となる次走ではバスラットレオン本来の実力を示してもらわなければいけません。今はまだ多少の疲れがあるようですが、乗りながらでも回復可能なレベルのようですし、是非とも富士ステークス(10/23東京)かスワンステークス(10/30阪神)に間に合って欲しいと思います。
ところで、マイルCS出走を前提とすると、富士SとスワンSのどちらに出るのがイイんでしょうね?
前走からの間隔、マイルCSまでの間隔、輸送の有り無し、1600mか1400mか、左回りか右回りか、そして、何と言ってもバスラットレオンの回復、仕上り具合を総合的に判断して… と言うのは簡単ですが、自分が調教師だったらと考えると、なかなか決断するのが難しい問題に思えてきます。
そうですねぇ、もしかしたら、東京マイルの富士S推奨派の方が多いかもしれませんが、個人的にはスワンSも相当に面白い気がするんですよね、あくまで今のところはですけれど(^^;)
【チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオン:公式HP(2021/9/22更新分)より】
ドゥオーモは、今週末の栗東トレセン帰厩に向けて、22日に坂東牧場を出発しています。
◇荒木マネージャーのコメント 「まったく手がかからなかったという点ではこちらも調整が楽でしたし、馬自身も楽な感じで15-15の本数をコンスタントに積み重ねることができました。軽くひと息入れてから立ち上げて、ここまで順調に推移。フレッシュな状態で送り出せたと思います」
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いよいよドゥオーモが北海道を出発しました!
帰厩は今週末とのことなので、外厩で一、二泊とかはありそうですが、基本的にはトレセン直入りパターンを選択したことになりますね。復帰目標のカシオペアS(10/30阪神)までは一ヶ月以上ありますので、野中先生としても(残り少ないチャンスを意識して)手元で確認しながら万全の態勢を作りたい、ということなのかもしれません。
ドゥオーモにとって、これからの闘いは特別な意味を持つことになるかもしれません。レースの結果や内容はもちろん、そのプロセスを含めた全てにおいて、悔いのないチャレンジになって欲しいと思いますm(_ _)m