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日印、温暖化対策で協力?

2007-09-03 18:29:20 | ノンジャンル
 8月23日の朝日新聞朝刊に「日印、温暖化対策で協力」という見出しで記事が載っていました。
 記事を引用すると「インドを訪問中の安倍首相は22日夕(日本時間同日夜)、ニューデリーでシン首相と会談し、環境保護とエネルギーに関する共同声明を発表した。声明で、安倍首相は自ら提案した地球温暖化対策への協力を要請。シン首相は『提案を評価する』としたが、会談で具体策までは踏み込まなかった模様だ。(中略)共同声明によると、安倍首相は、日印首脳会談で2050年までに世界の温室効果ガスの排出量を半減させる内容を柱とする『美しい星50』を説明し、『長期目標を設定する必要性」を強調した。これに対し、シン首相は『提案を評価する』としたうえで、先進国を中心に08~12年の温室効果ガス排出量の削減を定めた『京都議定書』後の枠組み作りに向けても『国際的な協調行動への決意』を表明し、参加する意向を示した。ただ、インド側は環境対策が同国の経済成長を阻害しないよう強く求めており、声明では京都議定書の枠組みについて、具体策には踏み込まなかったとみられる。(後略)」
 これって、喜んでいいんでしょうか? 私が一番気になったのは、「具体策には踏み込まなかった」という部分です。温暖化対策に反対する人はまあ、いませんよね。したがって、理念だけの提案には誰でも賛成するでしょう。しかし、それを実現する具体策がなければ、いくら理念で賛成しても絵に描いた餅です。具体策に踏み込まなかったというのは、結局何の前進もなかったも同然だ、と私は思いました。
 また「長期目標を設定する必要性」ですが、これも目標を先延ばしにする危険があり、一見いいようにも聞こえますが、どうなんでしょうか? 私は短期目標を積み重ねた長期目標でないと、これまた絵に描いた餅になる可能性大だと思うのですが‥‥。
 それにしても安倍首相は「美しい~」というフレーズが好きですね。今度は「美しい星」ですか。「美しい」というのは、人によって判断基準に差が大きすぎて、キャッチフレーズとしてはあまり良くないと思うのですが、皆さんはどうお考えでしょうか?