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世界の携帯通話料

2007-09-09 15:42:16 | ノンジャンル
 8月26日の朝日新聞朝刊に、先進国の携帯通話料を比較する記事が載っていました。
 比較されているのは、イギリスのロンドン、フランスのパリ、ドイツのデュッセルドルフ、アメリカのニューヨーク、スウェーデンのストックホルム、韓国のソウル、そして東京です。1人当たりの1ヶ月の通話料から計算した通話時間が長いのはアメリカの336分、ソウルの160分、東京の97分、デュッセルドルフの53分の順でした。ただし、アメリカは着信した側にも通話料がかかるので、双方の通話料の合計を2で割った数字になっています。それにしてもアメリカの突出ぶりが目につきます。一日当たりだと、ニューヨーク11分、ソウルで約5分、東京で約3分となります。まあ、日本の場合、携帯で会話するよりも、メールのやりとりで携帯を使う方が多いでしょうから、携帯の利用時間となると、もしかしたら世界一になるかもしれません。
 そして、1人が払っている通話料金ですが、基本料金も含めた通話料を1分当たりに換算すると、ロンドンが一番高くて48.2円、次いでパリの40.9円、東京の39.4円となっています。一番安かったのは月550分までの定額制など長時間かけ放題が一般的なニューヨークの11.7円。
 ここで問題となるのは、安いのがいいという訳ではない、ということです。安ければそれだけ長時間かけやすくなる訳で、1人当たりが携帯電話で消費するエネルギーは多くなり、地球温暖化を促進することになり、逆に料金が高ければ、それだけ1人当たりの通話時間は短くなり、地球温暖化に貢献しなくて済むということになることです。そうして考えると料金の高いのが、環境問題への取り組みを真剣にしているヨーロッパのロンドン、パリというのも頷けます。
 企業間の競争が激しいアメリカでは、どうしても顧客を引き付けるために低価格の定額制プランという形になってしまうのでしょうが、ここまで安いというのも環境問題を考えると問題な訳で、定額制に最低価格の規制を設けるとかして、個人の通話時間を短くする努力をしてほしい、と思いました。皆さんは、どうお考えになりますか?