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はやし言葉、由来は?

2007-09-11 15:31:33 | ノンジャンル
 8月27日の朝日新聞朝刊に面白い記事が載っていました。53才の女性の投書で「子供の頃、ケンカをした時に、いろいろな決まり文句がありました。「おまえの母ちゃん、デーベーソー」や「でーぶ、でーぶ百貫でーぶ」などはよく使いましたし、言った言わないでもめた時には「何時何分何秒に言った?」というフレースもありました。こうした言葉の由来について調べてください。」(一部変えました)というものに答える記事でした。私の場合、もっとひどくて、太って態度が図太い混血の子に対し、「百貫ぶつけ」といって、全員がドッジボールの球をその子に百回ぶつける、という、今考えれば完璧にイジメである行為を放課後にやったりしていました。(ちなみに彼とは小1から小6まで同じクラスで、それなりに親しかったし、それを平気でやりすごせる図太い精神の持ち主だったのですが。)
 記事の中には、悪いことをしてるところを見つかった時に言われる「いーてやろ、いってやろ、せーんせいに、いってやろ」や、女性のなかに男が1人いれば、やっかみ半分で言われる「女の中に男が1人」(新聞では「女の仲間に」になっていましたが)そしてその逆「男の中に女が1人」というのも紹介されていました。どれも懐かしいフレーズです。あと私が忘れられないのは、悪口じゃないのですが、女の子のパンツがスカートの中に見えた時、手を打って「パン」、チョキをして「ツー」、親指と人さし指で輪っかを作って「丸」、手で額にひさしを作って「見え」、つまり「パンツー丸見え」というのが恒例の仕種になっていました。
 記事によると名古屋市の小学校教員岡崎勝さんは「はやしたてはイジメに当たるので、今の子は言わなくなった」と言い、「昔の子どもは、共有され、許された言葉を投げあい、怒りやうっぷんを昇華していた。今は悪口も鋭角的、直接的で言葉遊びの領域を超えている。女の子はよく男の子に『役立たず』なんて言ってますね。」なのだそうです。これは良くないことですね。言葉っていうのは怖いもので、背後に感情が存在する場合、言葉を聞く事で感情を生の状態で受け取ってしまい、心を傷つけられる危険なものです。悪口の決まり文句は、皆で言うことで、また同じ言葉を違うケースでは自分から言えることで、岡崎先生のおっしゃる通り、感情を昇華させる効果があったように思います。
 はやし言葉、学校でも使えるように先生に指導してもらいたい、と思うのは私だけでしょうか?