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ジャック・ターナー監督『夕暮れのとき』

2009-11-12 16:28:00 | ノンジャンル
 WOWOWで、ジャック・ターナー監督の'57年作品「夕暮れのとき」を見ました。
 友人と冬のワイオミングでキャンプしていたジムは、交通事故の現場に駆け付けると車に乗っていた二人組の銀行強盗の人質となります。彼らはジムが友人を射殺しジムが自殺したように見せかけてジムの車を奪って逃走しますが、運良く助かったジムは強盗が現金の入ったカバンを間違えて置いていったことに気付き、現金を持って逃げます。雪の中でカバンを落としたジムは強盗たちから逃げてロスに来て、そこでマリー(アン・バンクロフト)と知合いますが、彼女と夕食を共にした直後に強盗たちに発見されジムは拉致されます。郊外に連れていかれたジムは油田の汲み上げ装置で足を切断させられそうになりますが、スキを見て逃げ出し、マリーの家に行って助けを求めます。春になりワイオミングへの道が開通するのを待ってジムはマリーとともに現金の入ったカバンを探しに行きますが、それまでジムを監視していた、銀行の保険会社の調査員に声をかけられ、ジムは全ての事実を話し、彼とも行動をともにします。カバンを落とした場所に着くと、既に強盗たちがカバンを手に入れて待ち伏せしていて、マリーと調査員は小屋の中で縛られます。しかし強盗たちが仲間割れを始め、1人がもう1人に射殺されると、ジムは殺された強盗の銃を奪って残りの強盗を追い詰めます。強盗が除雪車で逃げようとするところをジムが運転席に乱入し、除雪車はマリーらのいる小屋へ向かって進みますが、寸でのところでジムがハンドルを回して除雪車が小屋に突っ込むのを防ぎ、強盗は除雪車に巻き込まれて死にます。光る雪原の上には現金の入ったカバンが小さく置かれているのでした。
 黒々とした油田の汲み上げ装置の不気味さと、こちらに進んで来る除雪車を正面から捕えたショットの迫力は見物でしたが、それ以外は「キャット・ピープル」の監督としては平凡でした。若いアン・バンクロフトが見られるのが見どころの一つかもしれません。