DVD『ポヤルさんのバン、バン、バーン!』を見ました。チェコのアニメーション作家ブチェシスラフ・ポヤルの短編5つを収めたものです。
'59年の『名声』は、ミシェル・ルグランの音楽に酷似した軽快で明るい音楽に乗り、芸術家のオリジナリティが次々に消費され古びたものになっていく様子を、'79年の『なぜ人は犬を飼うのか』は、題名通りの内容が実写による犬のかわいさとともに、同じく'79年の『バン、バン、バーン!』は、人類における戦争、特に核戦争について、'81年の『もしも‥‥』は、月の不思議な光で兵器が無害な物に変わって‥‥、'87年の『はじめの一歩から』は、乗り物の発明と進歩が、それぞれ素朴なアニメーションで寓話的に語られます。
このDVDを見たのは、山田宏一さんが本『教育主義!』の中で、映画史ベスト50に入れたい映画としてポヤルの'53年作品『飲み過ぎた一杯』を挙げられていたからでしたが、今回のDVDは外れでした。一番面白かったのはやはり音楽の点でも、これらの中では一番早い時期に作られた'59年の『名声』でしょう。『飲み過ぎた一杯』に少し期待させてくれるDVDだったかもしれません。
'59年の『名声』は、ミシェル・ルグランの音楽に酷似した軽快で明るい音楽に乗り、芸術家のオリジナリティが次々に消費され古びたものになっていく様子を、'79年の『なぜ人は犬を飼うのか』は、題名通りの内容が実写による犬のかわいさとともに、同じく'79年の『バン、バン、バーン!』は、人類における戦争、特に核戦争について、'81年の『もしも‥‥』は、月の不思議な光で兵器が無害な物に変わって‥‥、'87年の『はじめの一歩から』は、乗り物の発明と進歩が、それぞれ素朴なアニメーションで寓話的に語られます。
このDVDを見たのは、山田宏一さんが本『教育主義!』の中で、映画史ベスト50に入れたい映画としてポヤルの'53年作品『飲み過ぎた一杯』を挙げられていたからでしたが、今回のDVDは外れでした。一番面白かったのはやはり音楽の点でも、これらの中では一番早い時期に作られた'59年の『名声』でしょう。『飲み過ぎた一杯』に少し期待させてくれるDVDだったかもしれません。