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ヴィム・ヴェンダース監督『ベルリン 天使の詩』

2023-02-07 07:54:11 | 日記
ヴィム・ヴェンダース監督・共同製作・共同脚本の1987年作品『ベルリン 天使の詩』をDVDで再見しました。
 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「東西を壁に分断されたベルリンの街を、塔の上から天使ダミエル(ブルーノ・ガンツ)が見下ろしていた。彼ら天使は人間の心の声に耳を傾け、寄り添っていたが、目に映る世界はモノクロだった。
 ダミエルは街のあちこちを散策しながら、その日にあった出来事を親友のカシエルと情報交換するのを日課としていたが、霊としての永遠の存在に疑問を感じ、人間の持つ感覚に憧れていた。
 ある時、ダミエルはサーカスのテントを訪れると、中では団員のマリオンが空中ブランコの練習をしていた。ダミエルが彼女に見入っていると団長が現れ、サーカス団が破産したため、今夜のショーを最後に解散すると告げる。むなしさにかられ、不安や絶望、孤独な思いを心に浮かべて愛を求めるマリオンにダミエルは惹かれていく。
 ダミエルが見守る中、失敗するかもしれないという死への恐怖に打ち勝って最後の演技を成功させたマリオンは、ショーが終わるとひとりライブハウスへと向かう。彼女に寄り添っていたダミエルは込み合う会場の中で踊るマリオンの手に触れる。その夜、彼女の夢の中に天使の姿をしたダミアンが現われ、彼女は孤独な思いから解放される。
 街のコーヒースタンドでダミエルは俳優のピーター・フォークに出会う。見えないが存在を感じる、というピーターはダミアンに天使では経験できない、人間としての喜びを話して聞かせ、人間の世界へ来ることをすすめる。そして友達だという彼が差し出した手にダミエルも応え、2人は握手を交わす。
 翌日、カシエルとともに散策していたダミエルは、マリオンに恋していることを打ち明け、人間になる決意を告げる。正気を疑うカシエルが振り返ると、そこには天使ではつくはずのない足跡があり、気づくとダミエルはカシエルの腕の中で天使としての最期を迎えていた。
 空から落ちて来た天使の鎧が頭にぶつかって目を覚ましたダミエル。頭の痛みにふと手をやった彼は、手についた血の赤い色に初めて色彩のある世界を実感して感動する。ピーターに出会ったコーヒースタンドで初めてコーヒーを口にすると、彼に会いに撮影所へ向かう。ピーターと再会したダミエルは、ピーターも元天使だったことを知り、人間としての教えを請おうとするが、ピーターは自分で見つけるよう言い渡す。
 人間となった彼はなかなかマリオンを見つけ出すことができないでいたが、カシエルが近くにいることを感じている彼は絶対に出会えるという確信があると告げる。マリオンを探し、街をさまよっていたダミエルは、以前彼女が訪れたライブハウスで演奏していたロックバンドのポスターを目にし、ライブ会場に向かう。そこで吸い寄せられるようにダミエルに近づいたマリオンは、彼が夢に見た天使だと気づき、再会を果たした2人は運命に導かれるように結ばれる。
 マリオンと暮らし始め、帰る家を持ったダミエル。空中ブランコの練習をするマリオンを手伝う彼のそばには、今も2人を見守るカシエルの姿があった。」

 主人公が天使から人間に変わるのは、映画の冒頭のシーンだと記憶していましたが、実際は中盤すぎでした。ヴェンダースの代表作の一つと言えるでしょう。