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フリッツ・ラング監督『アイ・シャル・リターン』その1

2023-04-09 19:47:26 | 日記
 フリッツ・ラング監督の1950年作品『アイ・シャル・リターン』をDVDで観ました。

 本映画はフィリピン政府と国防省の協力によりフィリピン諸島にて撮影された。彼らの指導者はかつてフィリピン解放に尽力したアメリカ合衆国、国防省の本土およびフィリピン支部にもその多大なる協力を表す」の字幕。
「1942年、春、フィリピン諸島。これが高速魚雷第3隊の最後の日。ひと月前、マッカーサー将軍は日本軍を撃破し、コレヒドールから脱出。その3日間、我々が灯台に潜伏した。傷くちをなめながら、行き場もなく、途方に暮れていた」のナレーション。レイテにいる彼らはオーストラリアに渡るため、ここから南に500キロの飛行場を目指して歩き始めた。
「我々はかなり歩いた。暑さの中、田舎道やジャングルの中に延々と、時に腰の高さまで水につかりながら、逃げる地元民と一緒に。日本軍が押し寄せるからと言うが、その姿はなかった。大移動だった。日本軍は岩のように動かず、慌てる我々を眺めていた。2週間と2日、歩き続けた。時々、足を川で洗い、疲れた体を休めながら、故郷から逃げる人々とともに。そして彼らの目的の町に行き着いた。レイデ島、北東部のタクロバンという町だ」のナレーション。ジーンという女性と出会う。
「あの女性が正しかった。船旅は72時間で幕を閉じた」のナレーション。港まで12キロメートルというところで船は嵐で破壊された。彼らのうち、泳ぎに自信のある者が助けを呼びに行くことになった。(中略)
「1942年、夏から秋にかけて我々は常に動いていた。落ち着く場所はなかった。日本兵の数は増え、入念な捜索が行われた。“竹のアメリカ人”、地元民はやせ細った我々をそう呼んだ。我々は日本軍を相手に戦う気など、まるでなかった。生きるのが精一杯だった。しかし何か落ち着かなかった。焦りが出てきたのだ」のナレーション。
 ジャングルで休憩する彼ら。彼らは偵察に来た日本兵を3名殺した。
「7カ月の間で、もっとも充実した瞬間だった。初めて日本兵を殺した」」と叫ぶ兵士。
難民の村でアメリカ兵を賛美し、協力金を集める男たち。彼らは金を集め終わると、村を去る。チャック「詐欺師だ!」
 船を強奪する彼ら。「オーストラリアへ脱出する希望を胸に、盗難船でレイテ湾を航海した。日本軍の船に見つからぬよう移動は夜に限られた。交替で監視しながら、日中は隠れ家で眠った。ガソリンは盗んだ。親切なフィリピン人が手を貸してくれた。日本兵をかわしながら、南へと進んだ。そしてついにたどり着いた。ミンダナオ島の中心、まったくの未開の地だ。3人の英雄が疲れ切って、つまずきながら、虫に悩まされ、服は破れ、髪はボサボサ。さまよい歩いた」のナレーション。たばこ
 村には日本兵はいない。タバコ「アイ・シャル・リターン ダグラス・マッカーサー」を吸う兵士。フィリップ大佐に会うジャック。
「フィリピン解放のため、軍の準備を進めています」と語るジャックに対し、フィリップ大佐はスパイの重要性を説き、ジャックに無線の責任者となることを命じる。

(明日へ続く……)

フリッツ・ラング監督『クラッシュ・バイ・ナイト』

2023-04-09 19:40:46 | 日記
 フリッツ・ラング監督の1952年作品『クラッシュ・バイ・ナイト』をDVDで観ました。

 サイト「TOWER RECORDS ONLINE」の「あらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「10年ぶりに故郷に戻ってきたメイ(バーバラ・スタンウィック)が新生活を始めるために漁師のジェリーと結婚して子供も授かるが、夫の友人で映写技師のアール(ロバート・ライアン)に心を引かれて揺れ動くメロドラマ。ラングはこのメイをめぐる三角関係の心理ドラマを狙っていたといわれ、メイをはじめ登場人物の感情の起伏を波浪や雲などで象徴的に描写している。メイの弟の恋人役をマリリン・モンローが演じている。モンローは『ノックは無用』(52)で初主演してからブレイクするが、本作ではまさにその直前の彼女の初々しい姿を見ることができる。」

 場面転換では、一か所フェイドアウトとフェイドインが使われている以外、すべてオーヴァーラップでした。