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フリッツ・ラング監督『激怒』

2023-04-15 05:05:50 | 日記
 フリッツ・ラング監督の1936年作品『激怒』をDVDで再見しました。

 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆させていただくと、
「兄弟たちとガソリンスタンドを経営しているジョー(スペンサー・トレーシー)は、美しい娘キャサリン(シルヴィア・シドニー)と遠距離恋愛中。お金が溜まったら結婚しようと約束していましたが、幸い商売も順調にいき、その約束を果たすために彼女の住む町へ1人で出かけることになります。
 ところが新車を飛ばしている時に検問に引っかかり、小さな町の保安官事務所へ連れていかれます。子供の誘拐事件があり、付近では犯人探しに躍起になっていたのです。
 ジョーはもちろん無関係でしたが、不運にも財布に入っていた5ドル紙幣が犯人の使った身代金の一部だったことから犯人と間違われ、留置場に入れられる羽目になります。
 やがて保安官助手が口を滑らせたことから「犯人が捕まった」という噂がいっきに広がり、卑劣な犯行への憎悪をたぎらせた人々が事務所前に集まってきます。
 普段から鬱憤が溜まっている彼らは「犯人をリンチにしろ」と叫び始め、保安官たちの制止も聞かずに事務所内に侵入。その内部に火を放ちます。
 檻に閉じ込められていたジョーはそのまま焼け死ぬかと思われましたが、建物が崩れ落ちたことで何とか脱出でき、人々の目を逃れて身を隠します。
 町の人々は犯人が焼け死んだと思いこんで大満足でした。ところがその後、真犯人のグループが逮捕され、犯行を自供。ジョーに対する冤罪がはっきりします。
 町の人々の愚行はさすがに問題となり、首謀者とされる何人かが殺人容疑で裁判にかけられることになります。ここでジョーが出てくればその罪もなかったことになるのですが、今や復讐の鬼と化した彼は兄弟の助けによって身を隠し、婚約者のキャサリンにも姿を見せません。
 ジョーは首謀者たちが罪に問われることを喜んでいました。
 騒ぎの様子を写したニュース映画などが証拠となり、首謀者たちが有罪になるのはほぼ間違いありません。しかし婚約者が生きていることに気づいたキャサリンが会いに来たことでジョーの気持ちは変わります。判決が言い渡され、何人かは有罪となります。有罪となった男たちが騒ぎ立てる中、ジョーは1人で法廷に姿を見せます。
 そして静かに判事の前に近づいていくと、自分の正体を告げ、裁判自体を無効にするのでした。」

 場面の転換はほとんどオーヴァーラップが使われていました。