イーサン&ジョエル・コーエン監督・脚本・共同製作の'10年作品『トゥルー・グリット』をWOWOWシネマで見ました。
「悪しき者は追われなくても逃げる 箴言28章1節」の字幕。「チェイニーはフォート・スミスの町で酒と博打により有り金すべてを失うと、イカサマで負けたと怒り、宿からライフルを持ち出し、それを止めようとした父を撃ち、馬と金貨2枚を奪って逃げた。14才の私は真冬に家を離れ、父の仇を倒した」のナレーション。鉄道でフォート・スミスに着いた少女マティは、父の遺体を確認し、絞首刑に立ち合っていた保安官から、チェイニーが自分の管轄外の先住民居住区に逃げ、ネッドの一味となり、昨日郵便馬車を襲ったことを教えてもらい、そこを管轄している連邦捜査官が不足していて当てにならず、賞金稼ぎをしている連邦捜査官を自ら雇うことを勧められます。紹介された3人の中から一番タフだと言われるコグバーン(ジェフ・ブリッジス)を選んだマティは、馬商人と交渉して金を得、父の所持品だった拳銃を得、法廷で人を容赦なく殺したことを証言したコグバーンにチェイニーの逮捕を50ドルで頼みますが、断られます。テキサスで上院議員を殺した罪で彼を追うテキサス州警備隊のラビーフは、家に帰るようにというマティの母からの伝言をマティに伝えますが、彼女の決心は揺るがず、コグバーンに前金で50ドル、逮捕したらまた50ドル、そして自分を連れていくという条件を飲ませることに成功します。
翌朝、お前は家に戻れという手紙を置いて、ラビーフと既に出発していたコグバーンを、馬とともに川を泳いで追いかけてきたマティに、ラビーフは尻打ちのお仕置きをしますが、コグバーンはそれをやめさせ、マティに付いてくることを許します。何かにつけて衝突するコグバーンとラビーフの仲を取り持つマティ。南北戦争のことでついに決裂した二人は別れ、ラビーフは一人去ります。バグビーの店でネッドの仲間が2日前に来たと知ったマティらは、彼女の父の金貨をそこで発見します。身の上話をするコグバーン。彼らが降ろした吊るし首の死体をもらった先住民から、それを買って歯を得た歯医者は、彼らにボブの家を教えます。そこにはならず者の先客クインシーと傷を受けたムーンがいて、治療を得たいムーンがネッドを2日前に見たとコグバーンに教えると、クインシーはムーンを殺し、コグバーンはクインシーを殺します。虫の息のムーンから間もなくネッドがここに来ると聞いたコグバーンは、待ち伏せしていると、まずラビーフがやって来て、そこへネッド一味が現れ、ラビーフにリンチを加え始めたため、コグバーンはネッド一味に発砲し、ネッドらは逃げ出します。再び合流する3人。
殺したネッド一味の中にいた兄弟から、彼らの持つ鉱山を訪れた3人でしたが、そこにネッドらはいませんでした。手がかりがなくなり、コグバーンは仕事を降りると言い出し、ラビーフも帰っていきます。翌朝、マティが一人川に水を酌みに行くと、そこにはチェイニーがいました。父の銃で傷を負わせることに成功はしますが、2発目は不発で、マティはチェイニーに捕えられ、ネッドの前に連れていかれます。ネッドはコグバーンに尾根を越えたら娘は解放すると言ってコグバーンを去らせ、その後、隠れ家で仲間と金品を分けるため、チェイニーとマティ2人を置いて一旦去ります。チェイニーはマティを殺そうとしますが、銃声を聞いてかけつけたラビーフにすんでのところで助けられ、チェイニーは失神します。コグバーンは戻ってきて、ネッドら4人対1人の対決に及び、ラビーフのカービン銃の遠撃ちの助けもあって、ネッドらを撃退し、意識が戻ってラビーフを襲ったチェイニーもマティによって射殺されます。その反動で穴に落ちたマティは毒蛇にかまれ、コグバーンによって医者の元へ担ぎこまれますが、片手を切断されることになります。
そして25年。ワイルド・ウェスト・ショーに出演していたコグバーンに会いに来たマティは3日前に彼が亡くなったことを知らされ、遺体を引き取り、立派な墓を建てるのでした。
登場人物の行動と動機がはっきりしない部分が多く、見ていてあまり乗れませんでした。アカデミー賞では話題になっていた映画なのですが、どこが面白かったのでしょう?
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
「悪しき者は追われなくても逃げる 箴言28章1節」の字幕。「チェイニーはフォート・スミスの町で酒と博打により有り金すべてを失うと、イカサマで負けたと怒り、宿からライフルを持ち出し、それを止めようとした父を撃ち、馬と金貨2枚を奪って逃げた。14才の私は真冬に家を離れ、父の仇を倒した」のナレーション。鉄道でフォート・スミスに着いた少女マティは、父の遺体を確認し、絞首刑に立ち合っていた保安官から、チェイニーが自分の管轄外の先住民居住区に逃げ、ネッドの一味となり、昨日郵便馬車を襲ったことを教えてもらい、そこを管轄している連邦捜査官が不足していて当てにならず、賞金稼ぎをしている連邦捜査官を自ら雇うことを勧められます。紹介された3人の中から一番タフだと言われるコグバーン(ジェフ・ブリッジス)を選んだマティは、馬商人と交渉して金を得、父の所持品だった拳銃を得、法廷で人を容赦なく殺したことを証言したコグバーンにチェイニーの逮捕を50ドルで頼みますが、断られます。テキサスで上院議員を殺した罪で彼を追うテキサス州警備隊のラビーフは、家に帰るようにというマティの母からの伝言をマティに伝えますが、彼女の決心は揺るがず、コグバーンに前金で50ドル、逮捕したらまた50ドル、そして自分を連れていくという条件を飲ませることに成功します。
翌朝、お前は家に戻れという手紙を置いて、ラビーフと既に出発していたコグバーンを、馬とともに川を泳いで追いかけてきたマティに、ラビーフは尻打ちのお仕置きをしますが、コグバーンはそれをやめさせ、マティに付いてくることを許します。何かにつけて衝突するコグバーンとラビーフの仲を取り持つマティ。南北戦争のことでついに決裂した二人は別れ、ラビーフは一人去ります。バグビーの店でネッドの仲間が2日前に来たと知ったマティらは、彼女の父の金貨をそこで発見します。身の上話をするコグバーン。彼らが降ろした吊るし首の死体をもらった先住民から、それを買って歯を得た歯医者は、彼らにボブの家を教えます。そこにはならず者の先客クインシーと傷を受けたムーンがいて、治療を得たいムーンがネッドを2日前に見たとコグバーンに教えると、クインシーはムーンを殺し、コグバーンはクインシーを殺します。虫の息のムーンから間もなくネッドがここに来ると聞いたコグバーンは、待ち伏せしていると、まずラビーフがやって来て、そこへネッド一味が現れ、ラビーフにリンチを加え始めたため、コグバーンはネッド一味に発砲し、ネッドらは逃げ出します。再び合流する3人。
殺したネッド一味の中にいた兄弟から、彼らの持つ鉱山を訪れた3人でしたが、そこにネッドらはいませんでした。手がかりがなくなり、コグバーンは仕事を降りると言い出し、ラビーフも帰っていきます。翌朝、マティが一人川に水を酌みに行くと、そこにはチェイニーがいました。父の銃で傷を負わせることに成功はしますが、2発目は不発で、マティはチェイニーに捕えられ、ネッドの前に連れていかれます。ネッドはコグバーンに尾根を越えたら娘は解放すると言ってコグバーンを去らせ、その後、隠れ家で仲間と金品を分けるため、チェイニーとマティ2人を置いて一旦去ります。チェイニーはマティを殺そうとしますが、銃声を聞いてかけつけたラビーフにすんでのところで助けられ、チェイニーは失神します。コグバーンは戻ってきて、ネッドら4人対1人の対決に及び、ラビーフのカービン銃の遠撃ちの助けもあって、ネッドらを撃退し、意識が戻ってラビーフを襲ったチェイニーもマティによって射殺されます。その反動で穴に落ちたマティは毒蛇にかまれ、コグバーンによって医者の元へ担ぎこまれますが、片手を切断されることになります。
そして25年。ワイルド・ウェスト・ショーに出演していたコグバーンに会いに来たマティは3日前に彼が亡くなったことを知らされ、遺体を引き取り、立派な墓を建てるのでした。
登場人物の行動と動機がはっきりしない部分が多く、見ていてあまり乗れませんでした。アカデミー賞では話題になっていた映画なのですが、どこが面白かったのでしょう?
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
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