長谷川まり子さんの'99年作品「女ひとり アジア辺境240日の旅」を読みました。飛行機でソウルを経由してベトナムに入り、陸路でラオス、タイへ行き、空路でビルマに入国し、再び飛行機でインドへ、その後ネパール、スリランカを旅した旅行記です。
読んでいて興味深かったのは、不安を抱くような時は旅をして心の暇をなくすといいという話、ラオスでも売春目的のナイトクラブがおおっぴらに営業しているという話、'97年の一年間に海外で死亡した日本人は468名もいるという話、ビルマのバガンという町では自転車に乗っている人が皆大声で歌を歌っているという話、同じくビルマでは人に功徳をすると天国に行けると信じられていることから、他人に無償で親切にする人が絶えないという話、旅に出ると人は哲学してしまうという話などでした。特に最後については、今年ニューヨークに一人旅した時に、同じ思いをし、非日常の空間に身を置くことの意義を強く感じたので強く共感しました。この本の中には著者の写したと思われる写真が多く掲載されているのですが、見事な風景写真が多く含まれているにもかかわらず、それらがすべて白黒で、しかも再生紙に印刷された木目の荒いものであることが惜しまれました。また、著者が自分のことに言及する時のおちゃらけた文体にも違和感を感じました。
しかし東南アジアの旅行に関して、かなり詳しく書かれている本なので、そうした本を読んだことがない方にはオススメです。
読んでいて興味深かったのは、不安を抱くような時は旅をして心の暇をなくすといいという話、ラオスでも売春目的のナイトクラブがおおっぴらに営業しているという話、'97年の一年間に海外で死亡した日本人は468名もいるという話、ビルマのバガンという町では自転車に乗っている人が皆大声で歌を歌っているという話、同じくビルマでは人に功徳をすると天国に行けると信じられていることから、他人に無償で親切にする人が絶えないという話、旅に出ると人は哲学してしまうという話などでした。特に最後については、今年ニューヨークに一人旅した時に、同じ思いをし、非日常の空間に身を置くことの意義を強く感じたので強く共感しました。この本の中には著者の写したと思われる写真が多く掲載されているのですが、見事な風景写真が多く含まれているにもかかわらず、それらがすべて白黒で、しかも再生紙に印刷された木目の荒いものであることが惜しまれました。また、著者が自分のことに言及する時のおちゃらけた文体にも違和感を感じました。
しかし東南アジアの旅行に関して、かなり詳しく書かれている本なので、そうした本を読んだことがない方にはオススメです。
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