gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ?』

2011-01-11 07:12:00 | ノンジャンル
 先日、宮ケ瀬湖にバードウォッチングに行き、ヨシガモのオスを間近で見ることができました。頭が茶色で顔が鮮やかな緑という美しい水鳥で、オシドリのオスに負けない美しさでした。職場の近くでも腹の茶色が美しいジョウビタキを見ることができ、やはり冬は野鳥観察に最適の季節だなと再認識した次第です。

 さて、'10年手塚治虫文化賞短編賞を受賞した、ヤマザキマリさんの'10年作品『テルマエ・ロマエ?』を読みました。ローマ時代の公衆浴場の技師ルシウスが、現代の日本にタイムスリップし、そこでアイディアを得て、ローマ時代の公衆浴場の問題を次々に解決していくというマンガです。
 この本には第6話から第10話までが収録されていて、それぞれの後に、その話に関連した著者の実体験が語られています。それぞれの挿話でのアイディアは、男根信仰、浴場のマナーの図解、熱川温泉でのワニ園とバナナ、ウォータースライダー、銭湯のスタンプラリーです。画調は細かい線を使った写実的な絵ですが、人物の体が少しバランスを欠いたように見える絵もあり、少し素人めいた感じも漂っていて、それがとぼけたエピソードと相まって独特の世界を形作っているように思いました。
 著者のご主人がイタリア人であり、また著者がイタリアから来たオーケストラの通訳もこなすなど、イタリアに縁が深い方による、本格的なローママンガ(?)です。ちょっと変わったマンガを読みたい方には特にオススメです。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿