自分の事ながら、呆れてしまう程の症状である。
僕は極度の“心配性”なのである。
都合のいい事に、すべての事柄に対して“心配”するわけじゃないが、
気になりかけると、異様に執着してしまう。
(タバコの火、消したかな?)
車に乗り込み、仕事場へと出掛けた瞬間、頭の中を過る不安。
こうなると、もうどうしようもない。
引き返して火の確認をする。
まぁ、これは確認しておく事に越した事はないが。
(トイレはちゃんと流したかな?)
就寝前、トイレを済ませ、コップ一杯の水を一気に飲み干し布団に
潜り込む。うとうとして、もう直ぐ眠る!という時、ふと頭の中を不安が過る。
オカンが頻繁にトイレに向かう。その時、僕の出したモノが残っいたら。
こうなると、もうどうしようもない。
あわててトイレに走り、確認する。
実は、トイレの確認はすでにやっているである。
いつもトイレを出る時には便座の蓋を明け、指差し確認をする。
「流し残しなぁ~し!」
そうしていながら、布団の中で
(待てよぉ?)
となる。
電話を受ける。休日の待ち合わせの時間を伝える。
「ほな、よろしく!」
電話を切ったあと、ふと不安が過る。
(待ち合わせ場所は言ったか?)
もうこうなると、不安がどんどんと膨らんでいく。
あわてて、電話をかけなおす。
相手はびっくりしているが、それでもかけ直さずには居られない。
借りていた三千円を返す。
「これ、前借りてた金ね!」
相手は僕から金を受け取ると、確認もせずに、そのままポケットに仕舞い込む。
僕を信頼しているからだし、改めて確認する額でも無いのかも知れない。
ただ、ここで僕の“心配性”が目を出すのである。
(あれ? いま、4枚なかったか?)
こうなると、いてもたっても居られない。
「三千円やったかな?」
相手は僕が何をいいたいのかわからない。
僕としても、相手を疑っていることにも成りかねないので、慎重に言葉を
選ぶが、それでも僕の不安は拭いきれない。
「ちょっと」
一応断わりを入れてから、相手のポケットに手を突っ込む。
実力行使。
こんな事までしてしまう、“心配性”の解決策はないもんだろうか?
僕は極度の“心配性”なのである。
都合のいい事に、すべての事柄に対して“心配”するわけじゃないが、
気になりかけると、異様に執着してしまう。
(タバコの火、消したかな?)
車に乗り込み、仕事場へと出掛けた瞬間、頭の中を過る不安。
こうなると、もうどうしようもない。
引き返して火の確認をする。
まぁ、これは確認しておく事に越した事はないが。
(トイレはちゃんと流したかな?)
就寝前、トイレを済ませ、コップ一杯の水を一気に飲み干し布団に
潜り込む。うとうとして、もう直ぐ眠る!という時、ふと頭の中を不安が過る。
オカンが頻繁にトイレに向かう。その時、僕の出したモノが残っいたら。
こうなると、もうどうしようもない。
あわててトイレに走り、確認する。
実は、トイレの確認はすでにやっているである。
いつもトイレを出る時には便座の蓋を明け、指差し確認をする。
「流し残しなぁ~し!」
そうしていながら、布団の中で
(待てよぉ?)
となる。
電話を受ける。休日の待ち合わせの時間を伝える。
「ほな、よろしく!」
電話を切ったあと、ふと不安が過る。
(待ち合わせ場所は言ったか?)
もうこうなると、不安がどんどんと膨らんでいく。
あわてて、電話をかけなおす。
相手はびっくりしているが、それでもかけ直さずには居られない。
借りていた三千円を返す。
「これ、前借りてた金ね!」
相手は僕から金を受け取ると、確認もせずに、そのままポケットに仕舞い込む。
僕を信頼しているからだし、改めて確認する額でも無いのかも知れない。
ただ、ここで僕の“心配性”が目を出すのである。
(あれ? いま、4枚なかったか?)
こうなると、いてもたっても居られない。
「三千円やったかな?」
相手は僕が何をいいたいのかわからない。
僕としても、相手を疑っていることにも成りかねないので、慎重に言葉を
選ぶが、それでも僕の不安は拭いきれない。
「ちょっと」
一応断わりを入れてから、相手のポケットに手を突っ込む。
実力行使。
こんな事までしてしまう、“心配性”の解決策はないもんだろうか?