夏と言えば、やっぱ“怪談話”も欠かせないだろう。
この手の話は、聞きたいと言う気持ちもあるが、やっぱり怖い。
どうも苦手だ。
夜、トイレに行く時にどうしても思い出したりして、
ひとり怖がっている。
(便座を上げた時に、シバタリエの顔が出て来たらどうしよう)
これはCMのシーンですけど。
洗面所の鏡も夜に見る時は、細心の注意を払う。
角度的に、廊下が見える位置があるが、それは極力さける。
だって、顔を上げた時に誰か立っていたら怖いでしょ、やっぱり。
今まで生きてきた中で、幸いにも“奇妙な体験”をした事は殆どない。
殆どないと言う事は、少しはあるのか?と言う事。
そう、1回だけある。
季節は今頃だったか、もう少し秋に近かったかも知れない。
夕方、駅へと向かって歩いていた。
(変な感じやなぁ~)
夕暮れにしては、目に入ってくる“色”がおかしく思えた。
黄色と言うか、夕方にしては少し明るく感じた。
200メートル程の1本道。
違和感を感じながら歩いていると、前からサラリーマン風の男性が
歩いて来ているのが目に入る。
スーツをビシッと決めたサラリーマン。
しかし、何かがおかしい。
無表情で一点だけを見つめて歩いている。
上下動もなく、まるで“滑る”ように、スーっと近づいてくる。
その時、違和感の正体が分かった。
進むスピードと歩幅が合っていない!
足は動いているが、そのスピードと進む早さがまったく合っていない。
すれ違う瞬間まで、その男性は一点を見つめたまま。無表情なのだ。
足音をたてる事もなく、ただ“スー”とすれ違った。
背筋に冷たいモノを感じて、怖くなった。
(今のは?)
怖いモノ見たさというか、少し間を置いて振り返ったが、
そこにはもう男性の姿はなかった。
僕が疲れていたとか、僕の十数メートル後ろに曲がり角があった事も
事実だが、それにしても不思議な体験だった。
(あれは何だったんだろう?)
今でも一本道で前から人が来ると、少し身構えてしまう。
まさにトワイライトなゾーンだったと思っている。
そんな事を昨日の夕暮れを見て思い出した。
この手の話は、聞きたいと言う気持ちもあるが、やっぱり怖い。
どうも苦手だ。
夜、トイレに行く時にどうしても思い出したりして、
ひとり怖がっている。
(便座を上げた時に、シバタリエの顔が出て来たらどうしよう)
これはCMのシーンですけど。
洗面所の鏡も夜に見る時は、細心の注意を払う。
角度的に、廊下が見える位置があるが、それは極力さける。
だって、顔を上げた時に誰か立っていたら怖いでしょ、やっぱり。
今まで生きてきた中で、幸いにも“奇妙な体験”をした事は殆どない。
殆どないと言う事は、少しはあるのか?と言う事。
そう、1回だけある。
季節は今頃だったか、もう少し秋に近かったかも知れない。
夕方、駅へと向かって歩いていた。
(変な感じやなぁ~)
夕暮れにしては、目に入ってくる“色”がおかしく思えた。
黄色と言うか、夕方にしては少し明るく感じた。
200メートル程の1本道。
違和感を感じながら歩いていると、前からサラリーマン風の男性が
歩いて来ているのが目に入る。
スーツをビシッと決めたサラリーマン。
しかし、何かがおかしい。
無表情で一点だけを見つめて歩いている。
上下動もなく、まるで“滑る”ように、スーっと近づいてくる。
その時、違和感の正体が分かった。
進むスピードと歩幅が合っていない!
足は動いているが、そのスピードと進む早さがまったく合っていない。
すれ違う瞬間まで、その男性は一点を見つめたまま。無表情なのだ。
足音をたてる事もなく、ただ“スー”とすれ違った。
背筋に冷たいモノを感じて、怖くなった。
(今のは?)
怖いモノ見たさというか、少し間を置いて振り返ったが、
そこにはもう男性の姿はなかった。
僕が疲れていたとか、僕の十数メートル後ろに曲がり角があった事も
事実だが、それにしても不思議な体験だった。
(あれは何だったんだろう?)
今でも一本道で前から人が来ると、少し身構えてしまう。
まさにトワイライトなゾーンだったと思っている。
そんな事を昨日の夕暮れを見て思い出した。