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日々の暮らしのなかで

ナイスバッティング!

2010年10月03日 | 日記・エッセイ・コラム
某有名人の講演会が年末に地元で開催されるが
そのポスターの仕事を引き受けた
 
プレゼン用として数種類を作成して、
それを元にデザインを決定してもらう事にした
引渡しは昨日
 
実行委員会の代表が同級生と言う間柄で
今回の縁となったのだが、
同い年と言うことで、少々緊張気味な仕事だ
 
そんな、必要以上に力の入る仕事だが
前日、テレビでニーチェの言葉として
全力で取り組むと、かえって良くないと言う
意味の言葉を聞いたので、
それなりに取り掛かった 
 
それが良かったのか、
絶賛された
恥ずかしいくらいに、絶賛された
仕事で、こんなにも喜んでもらえたのは
初めてに近い
頬を赤らめて照れてしまったが、
ふと、またまた昔の記憶が甦った
 
中学時代、野球部に所属していた僕は
ある土曜日の午後、紅白戦に出場した
大会が近かったのか、勿論控え組の一員として
試合に出た
 
2回目だったと思う
打席が回ってきた
会心の打撃
手ごたえを残して外野へと良い角度で飛んでいった
 
レフトフライ
 
いい手ごたえだったが、結果は平凡な外野フライ
 
「ナイスバッティング!」
 
声をかけてくれたのは、相手チームの選手
その声がするベンチの前を照れながら横切ると
 
「本気にするなよぉ!」
 
ナイスバッティングとは、そのままの意味ではなくて
ヤジとしての意味合いが含まれていた
それを知らずに、僕は照れていたのだった
 
今回の仕事は、もちろんそれとは違う
 
ただ、そのときベンチに座って
僕に声をかけたのは、今回の依頼主
 
30年ほど前の話だけど
 
 
 


コメント
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