首相主催の「桜を見る会」の公私混同、政治資金規正法違反、税金の無駄使い等々の呆れたというより絶対に許せない問題が次々に明らかになってきています。
日刊現代の記事です。
「当選するための“買収”にしか見えない――。今年7月の参院選で改選を迎える自民党議員を特別扱いし、4月開催の「桜を見る会」の招待枠を知らせた「案内状」が発覚した。参院選は、自公が改選過半数を上回り勝利したが、税金を使った公的行事を選挙運動に利用していたのだ。
「桜を見る会のお知らせ」と題した案内状は今年1月31日付で、参院自民事務局が発信した。
〈内閣主催による「桜を見る会」が、下記の通り開催されることになり、一般の方(友人、知人、後援会等)を、4組までご招待いただけます〉
「功績、功労」と関係なく招待者を集めている様子がよく分かるが、驚いたのは宛先だ。「平成31年改選議員各位」となっている。
7月の参院選を控えた改選議員にとって、直前の「桜を見る会」に有権者を招待すれば、格好のアピールになる。「組」という表現から、グループで招待者を呼べそうだ。1組2人と少なく見積もっても、議員1人当たり8人の枠。自民党の改選議員は66人だったので、500人以上が招待された可能性がある。
有権者にタダ飯、タダ酒を振る舞えば一発アウト。公選法違反にあたる行為を税金で賄うとは異常な感覚だが、世耕弘成参院幹事長は19日の会見で事実関係を認め、「改選をもって引退される議員もたくさんいるので、(非改選議員より)慣例的に多く割り当てていた」と“常習”を白状した。
政治資金に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏が言う。
「後援会関係の招待は、党員、支持者の拡大が狙いなのに対し、改選議員の招待は、明らかに来る選挙を意識したものです。極めて露骨で悪質だと思います。自民党は、事実上の買収効果を期待した結果、改選議員に一定の招待枠を確保したのではないか。『功績、功労』という本来の趣旨から逸脱しており、予算の目的外支出を禁じた財政法違反にあたる可能性大です」
2012年12月末の安倍政権発足後、国政選挙は5回実施された。選挙が近づくと「桜を見る会」の招待枠を悪用し、自民党は血税を使った事実上の選挙運動をしていたのではないか――。自民党に取材を申し込むと、「首相主催の行事なので党本部としては関与していません」(幹事長室)と答えた。」
呆れたないようですね。
桜を見る会の招待者の半数以上は、首相、官房長官、副総理や自民党議員の推薦枠だというから、これは政党行事以外の何物でもない。
政治資金を使うとアウトだから税金を使うという何という姑息な手段。
絶対に許せない。
これでは税金を納める気が起きませんね。
来年の確定申告では、桜を見る会で支出した税金の控除を申請しようかな。
ホテルニューオオタニは、いつまで沈黙を守っているのか。
ホテルもグルだと思われる。
いい加減に白状しろ。
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