熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

今年一年、来年は?

2017-12-31 16:42:51 | Weblog
2017年も残り7時間となりました。

今年は、皆さんにとってどんな年だったでしょうか?

私の今年一年は、波乱の一年でしたね。

仕事の面は順調で、セミナーの講師を6回務めて、書籍も2冊執筆しました。

旅行も、海外1回(フィンランド・バルト三国・ポーランド)、国内5回(沖縄2回、東北、紅葉め

ぐり等)、クルーズ1回(春色日本一周)と旅行三昧でしたね。

プライベートでは悲しい出来事があり、手放しで喜べない一年でした。

さて、来年はどのような年になるのか。

個人ではどうにもならない不安材料がありますね。

そう北朝鮮問題です。

米国を100%支持する日本が米朝激突の被害を受けるのは間違いないのですが、政府、新聞、テレ

ビそろって目をつぶっているようで、不倫騒動や相撲界のゴタゴタと株価の話題ばかりですね。

米朝激突で、北朝鮮のミサイルが日本に向かって来たらどうするのか。

ミサイルを撃ち落とすから心配ないというのか、Jアラートが聞こえたらどこかに逃げろというの

か、心細いばかりです。

私の心配が取り越し苦労に終わればいいのですが。








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想像力の欠如

2017-12-30 10:29:39 | Weblog
日刊ゲンダイの記事です。

放送作家の倉本聰さんがテレビの現状を「視聴者の想像力を消している」と危惧しています。

「いまのテレビは視聴者の空想力や想像力をことごとく消してしまっています。お客さんはあれこれ想像したいのに、作り手は分かりやすさを求めるがあまり、あらゆることが説明過多になっている。耳から入る情報が頭の中で像を結ばせる楽しみを殺してしまっているような気がします。作り手の思考や思慮のなさが、どんどんテレビをつまらなくしている格好です。」

その通りですね。
ドラマだけでなく、芸人が多く出演している番組も全く面白くありません。
落語を聞いているような想像力を搔き立てる番組がなく、あまりにも視聴者を馬鹿にしているのではないでしょうか。

大分前から地上波を見ることが少なくなり、もっぱらCSのミステリーや海外ドラマを見ています。

「テレビ黎明期は、ながら族でも分かるようなドラマを作れと指示する一派がいて、向田(邦子)さんや(山田)太一さんや僕はそれに反発した。ところが、ながら志向は年を追うごとに現場に浸透し、いつの間にか「観客はバカだ」という前提まで定着してしまった。
その結果、どうなったか。テレビはコマーシャルの前後に、同じ内容を執拗に繰り返す手法を多用するようになっています。あれほど視聴者をバカにした話はありません。俺は認知症じゃないぞと言ってやりたくもなるわけです。」

これもその通り。

同じ場面を何度も見せられるのはたまらない。

結局、地上波で見たい番組があるときは(めったにないのですが)、録画してコマーシャル前後を早送りして見ることにしています。

テレビが生まれたとき、大宅壮一氏は一億総白痴化が始まると説きましたが、放送開始から64年がたった今こそ、改めてその意味を皆で問う必要があるのではないでしょうか。

テレビの罪は重い。

白痴化されてしまった皆さん、知性を取り戻しましょう。






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やはり抜け道が

2017-12-29 21:34:52 | Weblog
北朝鮮への制裁の抜け道が取りざたされています。

韓国外務省当局者は29日、韓国南部の全羅南道・麗水港を出港した香港船籍の貨物船「ライトハウス・ウィンモア」が、10月19日に東シナ海の公海上で北朝鮮の船舶「サムジョン2号」に積み荷の石油精製品を移し替えていたことを確認したと明らかにしたそうです。

やはり抜け道はあった、それも中国絡みです。

国連安全保障理事会は9月、海上で北朝鮮の船に積み荷を移すことを禁止する制裁決議を採択したが、北朝鮮はその後もこの手口で制裁逃れを続けているとみられますね。

聯合ニュースによると、韓国政府は出港後に積み替えの情報を入手して、11月末に香港船が再び麗水港に入港した際に検査し、移転を確認したということです。

中国は否定するでしょうが、世界中にこの情報が出た以上、何か手を打たないと信用失墜ですね。

一帯一路もいいのですが、その前に非核一路でしょう。

中国は大国意識をもっているのだから、大国らしく国連決議を実行しなさい。







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書籍発刊

2017-12-26 22:41:07 | Weblog
技術情報協会から「特許の棚卸し」と権利化戦略という書籍が12月27日に発刊されます。

私は、この本の◇第5章 特許出願/ノウハウ秘匿の選択基準◇の第2節 「ノウハウ保護を選択した

場合の留意点」の執筆を担当しました。

ご興味のある方はお読みください、といっても8万円というかなり高価な本なので企業や特許事務所

で購入された場合にお読みいただくか、図書館で閲覧するのがいいでしょうね。

今年は書籍を2冊、論文を1本執筆して発刊されましたので、実績としてはまあまあかな。

来年は、中断している「損害賠償における寄与率の取り扱い」についての論文作成と、「技術者・研

究者の業務における知財戦略の実践」についてのセミナー資料の作成からスタートします。

新しいことにチャレンジするのはワクワクしますね。

このワクワク感が続くうちは私のライフワークも順調ということでしょうか。








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思いやり

2017-12-25 23:51:40 | Weblog
フランシスコ・ローマ法王は25日、恒例のクリスマスメッセージで、朝鮮半島情勢やエルサレムの「首都認定」問題に揺れる中東情勢に触れ、「子どもたちのため、より思いやりに満ちた世界にしよう」と呼び掛けました。

キリスト教カトリックの総本山バチカンにあるサンピエトロ大聖堂のバルコニーで読み上げたものです。

「思いやりに満ちた世界にしよう」これはトランプ大統領、金正恩に向けたメッセージでもありますね。

その他に、習近平、プーチン、安倍首相も含まれているようにも思えます。

このローマ法王の呼びかけをどのように受け止めるのか。

何にも感じないようでは、人間失格ですね。







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忖度は危険

2017-12-24 22:49:46 | Weblog
今年は、官僚が首相官邸の思惑を推し量ったとされる森友・加計学園問題に端を発し、「忖度」という言葉が注目され、「新語・流行語大賞」にも選ばれました。

一方で、第二次世界大戦中の日本政府の方針に反し、ナチスに迫害されたユダヤ難民にビザを発給し、脱出を助けた岐阜出身の外交官、杉原千畝の功績が関心を集めました。

国家の論理を超える個人の良心は持ち続けるべきなのかが問われていますね。

私は、今年の10月にリトアニアにある杉原千畝記念館を訪れて、彼の勇気と正義を貫く姿勢に感動しました。

人は、自分の利益のために行動するのが普通ですが、自分の利益と正義とが相反するときに正義を貫くことができるのか、人としての生き方が問われる場面ですね。

自分の利益を犠牲にしても正義を貫く方が、人生の最後になって後悔しないと思います。

安倍首相に忖度して、国税のトップになったあの人は、人生の最後に何を思うのか。何も思わないかも知れませんね。

安倍首相に忖度した多くの人達にとって来年が反省を迫る年になるといいですね(本当は、落語の枕で良く使われる、「非業な最期を遂げることを願っています」と書きたかったのですが)。






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米国の孤立と存在感の低下

2017-12-23 18:55:12 | Weblog
米国の孤立が目立ち、世界における米国の存在感が低下しています。

米国がエルサレムをイスラエルの首都と認定した問題を巡り、国連総会(193カ国)は21日の緊急特別会合で、認定の撤回などを求める決議案を賛成多数で採択し、この問題でのトランプ米政権の孤立ぶりを際立たせました。

しかし、安全保障理事会決議のような法的拘束力はなく、ヘイリー米国連大使は議場での演説で「米国民の意思で権利だ」として、決議に従わずエルサレムへ米大使館を移す方針を示しました。

これで米国は、中東平和の仲裁役から離れることが決定的です。

採決では日本など128国が賛成、米国やイスラエルなど9カ国が反対、オーストラリアやカナダ、メキシコなど35カ国が棄権しました。

投票前の演説でヘイリー氏は、米国が国連の通常予算の22%を負担していることに触れ「軽蔑される特権のために、どの国よりも多額の支払いを求められている」と不快感を表明し、「資源をより生産的に使わなければならない」として、国連機関への拠出や決議案に賛成した国への支援を減らす方針を重ねて示唆していました。

このような米国の圧力に対し、イスラム協力機構(OIC)議長国として特別会合を要請したトルコのチャブシオール外相は「加盟国の尊厳を買えると考えるのは倫理にもとる」と非難しましたが、当然ですね。

米国の孤立と世界における米国の存在感の低下は確実で、中国、ロシアが前に出てくることは間違いありません。

トランプ大統領の内向き政策に米国民、特に共和党支持者はいつまで黙っているのでしょうか。

米国の存在感の低下とともに、外交、経済、技術も低下していくのではないでしょうか。

自由で寛容な米国が戻って来ることを期待しています。

トランプよ早く立ち去れ。








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セミナー講師

2017-12-22 22:33:59 | Weblog
共同研究についてのセミナーの講師を務めてきました。

企業と大学、企業と企業との共同研究についての概要と留意すべき点を説明しました。

受講者の皆様、熱心に聞いていただき質問も多く感謝感謝です。

今回のセミナー受講者は、実務経験者が多いためか実務に関係する具体的な質問が多かったです

ね。

共同研究の経験の中からの失敗談はありますかという質問には答えづらかったのですが、正直に失

敗談を披露しました。

今回のセミナーでも、過去に私の講演を聞いた人からの勧めがあり受講したというお話もありまし

た。

講師冥利に尽きますね。

さて、気持ちを切り替えて次のセミナーの準備を始めることにします。

中断していた損害賠償における寄与率の取り扱いについての論文作成も再開しなければいけません

ね。

当初の予定では年内に執筆を終えることにしていましたが、諸々の事情で年を越すことになりそう

です。

来年1月末までには終わらせたいのですが、どうなることやら。








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異次元緩和の終焉

2017-12-20 20:44:45 | Weblog
野口悠紀雄著「異次元緩和の終焉」を読みました。

日銀の量的緩和政策、いわゆる異次元緩和政策の限界についてはいろいろ議論されていますが、限

界が近い点では一致していますね。

この本の著者は、「量的緩和政策は、実体経済に影響を与えることが出来なかった」「金融市場で

の日銀の存在が巨大化して、金融市場は死んだ」「日本経済にとっての最大の課題は、金融緩和政

策からの一日も早い脱却にある」「異次元金融緩和政策の誤りを総括して、本当に必要とされる経

済政策を明らかにする」ことを論じています。

この本には、「効果なしと分かっていたのに量的緩和をなぜ繰り返したのか?」「弊害の大きいマ

イナス金利と長期金利操作」「物価上昇率目標は達成できず」「消費を増やさず、格差が拡大し

た」「世界は金融緩和政策からの脱却を目指している」「出口に立ちふさがる深刻な障害」「本当

に必要なのは構造改革」について分かりやすく書かれています。

少々難解な金融政策ですが、理解しておかないと貨幣価値低下、日銀の債務超過に対する対応等に

ついて自己責任を理由に有効な政策を講じない政府与党の罠にはまることになります。

ご一読をお勧めします。







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セミナー講師の依頼

2017-12-19 22:19:36 | Weblog
セミナー講師の依頼がありました。

セミナーの内容は、研究者・技術者のための知財戦略に関するものです。

知財戦略というと、なにやら仰々しいもので、知財部門が担当するが、研究者・技術者には関係な

いという認識が一般的ですね。

私も、企業の知財部に勤務していたときに、研究者・技術者に知財戦略の重要性をどのように説明

して理解してもらうかに悩みました。

研究者・技術者は、研究テーマや技術開発テーマの遂行については力を注ぎ、学会発表にも熱心で

すが、特許出願についての取り組みは消極的でしたね。

これは私の説明が上手くなかったと反省しています。

つまり研究者・技術者の本来業務と特許との関係、特許出願が研究開発目標の実現に役立ち、研究

者・技術者の地位向上に貢献することを充分に説明できなかったことです。

今回のセミナーのテーマは、私が経験してきたことから学んだ知識、ノウハウを紹介して受講者の

方の参考にしていただこうと思っています。

かなり難しいテーマですが、チャレンジする価値のあるテーマです。

セミナー開催は、4月以降ということなので、準備時間も十分にあるため、引き受けることにしま

した。

受講者に喜んでもらえるようなセミナーにしたいですね。







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