熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

トランプ政権崩壊か?

2017-07-29 18:55:41 | Weblog
トランプ政権が混乱しています。

トランプ米大統領は28日、プリーバス大統領首席補佐官を更迭し、後任にケリー国土安全保障長

官を起用したと明らかにしました。

トランプ政権では21日にスパイサー氏が大統領報道官を辞任したばかりで、発足から半年余りで

高官らの辞任や解任が相次ぎ、混乱が広がっています。

司法長官の更迭も時間の問題でしょう。

実績が出ないと他人の責任にする、いわゆる他責の大統領ですね。

これでは米国は良くならない。

これからの世界情勢は、米国同様、混迷を深めていきそうです。








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活動弁士

2017-07-28 20:55:27 | Weblog
「活動弁士による無声映画公演」に参加してきました。




弁士と弁理士、一字違いですが、その差は大きいですね。

活動弁士といえば芸術家、華やかな存在です。

今回の活動弁士は、ハルキさん。

会社勤務を経て、2005年から無声映画公演のスタッフとして活動を開始、2011年に活動弁

士としてデビューしました。






今回の映画は2本。

1本目は、「チャップリンの放浪者」1916年に制作されたアメリカの作品です。

2本目は、片岡千恵蔵主演の「番場の忠太郎 瞼の母」1931年に制作された作品です。







「チャップリンの放浪者」は、上映時間18分の短編ですが、「番場の忠太郎 瞼の母」は、上映

時間65分の長編で、見ごたえがありました。

スクリーンの横で演じられるのですが、これが素晴らしいもので、一人で何役もの声を出して、ま

るで舞台を鑑賞しているようです。




観客は、皆さん私より年配の方々ですが、ハルキさんの熱演に聞き入っていました。

特に、「番場の忠太郎 瞼の母」では、皆さん感動して目に涙を浮かべていました。

私も少しうるっときましたね。

正に芸術家、見事なものです。


ハルキさんは、東京で公演されていますので、興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。










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産学間の共同研究

2017-07-27 21:53:36 | Weblog
産学間の共同研究契約に関する新たな提案がされたそうです。

文部科学省は、産学共同の研究成果でも、貢献度によって大学単独特許になるなどの新たな契約モデルを試行するということです。

企業と大学との共有特許では大学発ベンチャー(VB)設立が難しいといった課題のほか、企業の防衛特許に使われて実用化していないなどの問題解決が狙いです。

当初は“包括同意”契約を結び、状況に応じ柔軟に対応するといった仕組みを考えているようです。

産学共同研究の成果は多くが共同出願・共有特許となる。背景には、双方の研究への寄与分を確定せず、特許費用を企業が負担する慣習があるからです。

文科省の調査では、日本の大学が保有する特許は、共有特許が6割を占めています。

しかし相手企業が実用化しない場合、大学は他企業へのライセンスやVB設立を希望しても、企業同意が得にくく特許活用ができないという課題があります。

産学連携プロジェクトで生まれた最重要特許であっても、実用化は16%という調査があり、阻害要因をなくす必要があると考えたのでしょうね。

文科省では柔軟に対応できる包括同意の契約を検討しているそうです。

成果によって、「寄与の大きい産学どちらかの単独特許にする」「企業の目的がデータ取得などであれば、第3者へのライセンス可とする」「企業が他社ライセンス不可の独占実施権を主張する場合、不実施補償として大学に対価を払う」などが選べるイメージだそうです。

このような選択可能な契約モデルは、確か、東北大学等がすでに実施していますが、これらの既存の契約モデルと何が違うのか、文科省の契約もであるが公表されたら検討することにします。

産学間の共同研究のコンサルをしている私にとって気になる動きです。

注目していきたいですね。










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加計と森友のダブルパンチ

2017-07-26 20:24:42 | Weblog
加計学園疑惑が沈静化しないときに森友学園土地値引き問題で進展が。

学校法人「森友学園」が国有地を格安で取得した問題で、大阪地検特捜部は、近畿財務局の職員が

不当に安く売却したとする背任容疑の告発状を受理していま値引きの根拠となっているごみの量が

大きく異なっていたことを示す資料が見つかったり、森友学園の元弁護士と近畿理財局の担当者が

事前に価格交渉をしていた事実が判明したことを受けて、特捜部が理財局の担当者から事情聴取を

始めたそうです。

特捜部は捜査を進め、立件の可否を判断するとみられますが、立件しないわけにはいかないでしょ

う。

加計学園の認可は、8月に行われる文科省の専門家会議で決定されますが、こちらもスンナリと認

可されることはありませんね。

加計学園の認可も先送りされ、森友学園土地値引き疑惑で立件と、安倍政権にはダブルパンチで

す。

国税局長官へ栄転した砂川元理財局長も国会答弁の嘘が発覚して、栄転取り消しとなることもある

でしょうね。

悪いことはできません。








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白い猫と黒い猫

2017-07-25 19:00:27 | Weblog
加計学園問題の閉会中審査で、与党の参考人の一人に、あの加戸元愛媛県知事がいました。

この方、確か、著作権法の学者で、何冊か本を執筆していますね。

私も1冊持っています。

大分昔の本ですが、結構参考になりましたが、参考人としての映像を見ていると、大いに落胆しま

したね。

加計学園の誘致で、文科省からダメ出しを受け続けた積年の恨みなのか、お年を召されて思考力が

低下したのか、とんでもないことを言っていました。

「愛媛県にとっては、加計学園しか手を挙げてくれなかった。悪いうわさがあるのは知っていた

が、白い猫でも黒い猫でもネズミを取ってくれればそれでいい」という趣旨の発言をしていまし

た。

学者の発言とは思えませんね。

自分に取って利益があるのなら、犯罪者でもかまわないと言っているようなものです。

黒い猫はダメでしょう。

日野原先生と比較するのも失礼ですが、悪い年の取り方をしている。

このような年寄りにはなりたくない。






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言葉は重要

2017-07-24 19:14:19 | Weblog
私の尊敬する日野原先生は、言葉を大切にしていました。

それまで」成人病」と呼ばれていた病気を「生活習慣病」と呼び変えました。

「成人病」では、誰でも成人になれば患うような印象を持つので、予防しようがありません。

これに対して「生活習慣病」であれば、悪い生活習慣を改善することにより病気を予防することが

可能になります。

確かに、加齢とともに病気になることが多くなるのは間違いないのでしょうが、これでは予防しよ

うという動機につながりません。

「生活習慣病」と呼ぶことにより、年齢に関係なく、すべての人が悪い生活習慣を改善して病気を

予防しようという動機を持つことになりますね。

言葉は大切です。

「あんな人達に負けるわけにはいかない」という分断を加速するような言葉を述べた愚かな人がい

ましたが、言葉を大切にしなかったツケを払うときがきたようです。







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明確性と柔軟性

2017-07-22 19:48:33 | Weblog
日本複製権センター(JRCC)主催の著作権セミナーを受講してきました。

前半は、早稲田大学上野教授による「著作権法の明確性と柔軟性」です。

著作権は不明確であるといわれますが、それが問題かという視点からの説明です。

著作物の類似性、権利の範囲、権利の性質について、明確性と柔軟性との双方から検討を加えています。

規範が明確であるとことは望ましいが、常にそうとは限りません。

不明確の中に秩序を活かす理論の構築が求められています。

上野教授のお話は分かりやすく、学者らしい静かな語り口で、落ち着いて聞いたいられます。

理解が進みますね。

後半は、弁護士の福井さんによる「ネット社会の羅針盤 - コピー、引用、リンクの自由と限界」です。

福井弁護士は、上野教授と好対照に、動きのある活発なプレゼンテーションです。

お話は、理論的な説明というより、現在問題となっていることの概要説明ですね。

どちらの説明も受講者のタイプに合わせて使い分ければ有効なツールのなりますね。

私のセミナーでお話しする機会が多いので、お二人の説明は参考になりました。







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シンギュラリティ

2017-07-20 21:53:59 | Weblog
シンギュラリティ(Singularity)とは、技術特異点のことで、人工知能が人間の能力を超えることで起こる出来事です。

技術特異点人類が人工知能と融合し、生物学的な思考速度の限界を超越することで、現在の人類からして、人類の進化速度が無限大に到達したように見える瞬間に到達することをいいます。

実際に人類の進化速度が無限大になることはありませんが、進化速度が極めて速く、数学的な特異点と同様に見えるため、このように名付けられました。2010年代以降、一躍有名になったレイ・カーツワイルの予言の影響により、一般層を中心に2045年問題とも呼ばれています。

今朝のテレビ朝日の番組で、このことを取り上げていました。

情報科学、ナノテク、生命科学の専門家3人へのインタビューが放送されていましたが、本当にすごい進歩ですね。

医療分野に限っても、ナノテクロボットが人間の身体に入って糖尿病の治療をする、ゲノム編集技術の進展でがんの完治が5年以内に可能になる、10年以内に老化の防止が可能になる、というような驚くべき研究の最前線です。

技術は加速度的、指数関数的に進歩すると言われていますが、本当にその通りですね。

人類最初のコンピュータであるエニアックと同じ機能のコンピュータがスマホですから、すごい進歩です。

この先5年間でどのような進歩を遂げるのか、全く想像が尽きません。

楽しみでもあるし、恐ろしくもある。






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老老介護

2017-07-19 20:08:17 | Weblog
認知症を患っていた大山のぶ代さんを献身的に介護していた砂川啓介さんが死去しました。

老老介護の問題を考える機会になるということで、朝の番組で取り上げられていました。

老老介護は深刻な問題で、砂川さんのケースのように、介護をしている方が先になくなり、介護を必要としている人が残されるということが多くなってきているそうです。

私も母の介護を体験しましたが、老老介護は大変な労苦を伴います。

何でも政府は、在宅介護を進めるといっていますが、介護の大変さが分かっていないのではないでしょうか。

お金がある人は、有料施設に入居したり、私費でヘルパーを雇ったりできるので、問題はありません。

問題となるのは経済的に豊かでない人です。

在宅介護を進めるのは、財源の問題なのでしょうが、介護者の負担を軽減する具体的な措置が明らかでない現状では、悲惨な在宅介護になることは明らかですね。

財源不足の解消は、増税か経済成長による税収増加(借金は除く)のどちらかでしょうが、経済成長は見込めないことは明らかなので、増税をするしかありません。

増税は反対が多いのですが、参考になるのは北欧の増税のケースです。

消費税を段階的に増税するのですが、増税分の使い道を具体的に明らかにしておき(福祉に使うというような抽象的なものでなく、特養を何棟建てる、保育施設を何棟建てる等の具体的な使い道)、増税の効果を実感してもらい、次の増税に対する嫌悪感を和らげるというものです。

このような具体的な使い道を決めておかないと、不要な施設を建設したり、天下り団体を作ったりという本来の目的以外に税金を使用することがありますからね、

国民から信頼される政府(官僚、政治家)にならないと増税はできません。







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残念です

2017-07-18 09:57:58 | Weblog
「生涯現役」として著作や講演など幅広く活動してきた聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんが、18日午前6時33分、呼吸不全で亡くなりした。

105歳です。

日野原重明さんは、1911年山口県生まれで、京都帝大医学部卒、1941年から聖路加国際病院に勤め、同病院内科医長、聖路加看護大学長、同病院長などを歴任しました。

2002年度朝日社会福祉賞、2005年に文化勲章を受章しています。

専門は内科学で、成人病と呼ばれていた脳卒中、心臓病などを「習慣病」と呼んで病気の予防につなげようと1970年代から提唱してきたのも有名ですね。

旧厚生省は1996年になって成人病を生活習慣病と改称し、今では広く受け入れられています。

私の尊敬する人のお一人で、生き方の目標にしていた方です。

105歳という年齢なので、残念ですが、大往生でしょうね。

これからも日野原先生の生き方に少しでも近づくように精進していきます。

素敵な生き方を実践してくださり、ありがとうございました。

ご冥福をお祈りします。








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