熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

衆議院選挙(続)

2009-08-31 23:28:44 | Weblog
民主党の歴史的大勝、自民党の歴史的大敗から一夜明けました。

朝からテレビは、昨日の選挙結果と今後の政権運営の話題でもちきりです。
大敗した自民党の責任者は、テレビ出演が苦痛でしょうね。
自民党総裁、幹事長、選挙対策責任者等々が疲れた顔で出ているので、自民党の未来が暗く思えてなりません。

それとは反対に、民主党の明るさ、元気の良さが目立ちます。
勝負の世界は厳しいですね。

民主党には、先ず、政権交代を実感できる「変化」を見せてほしいものです。
補正予算の組み替え、インフルエンザ対策などは、すぐに変化を見せるのに適したものです。
国営マンガ喫茶の予算を組み替える、だけでも、変わったなという印象をもたれるでしょう。

スピードを持って政策実現していけば、自民党との違いが出てきます。

最初の100日間に注目していきます。

国民主権の実現に期待しましょう。



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衆議院選挙

2009-08-30 20:42:24 | Weblog
衆議院選挙の投票に行ってきました。

朝、9時半頃投票所に行くと長蛇の列です。
こんな現象は、初めてです。
今回の選挙に対する関心の高さがうかがえます。

午後8時を過ぎてテレビの選挙速報を見ると、「民主圧勝。300議席を超える見通し」の衝撃的な見出しが出ています。

注目選挙区の出口調査でも、自民党の総理経験者、大臣経験者、現職大臣が小選挙区で大苦戦しています。
公明党代表、幹事長も大苦戦です。

明日になると大勢が判明しますが、自民・公明の大物政治家が落選するという、かつてない選挙結果が出てきそうです。

これで、民主党が中心となる政治体制になります。
官僚主導の政治を大きく変えて欲しいですね。

民主党に期待しましょう。




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講演会資料

2009-08-29 21:13:00 | Weblog
9月上旬に開催される「職務発明」に関する講演会の資料を作成して、講演会主催者に送付しました。

最近の大不況の影響のためか、有料講演会の参加者数が伸び悩んでおり、中止になるケースもかなりあるそうです。
私の講演会も受講者がなかなか集まらずに、主催者がやきもきしていましたが、何とか開催にこぎ着けたそうで、ホットしています。

何しろ受講料が5万円前後の講演会なので、企業の知財関係者を対象としており、不況の影響がモロに出てきます。

私は受講者が少なくても関係なくお話しできるのですが、主催者はそうはいかないでしょうね。

いずれにしても開催が決まって良かったです。
受講者が満足できる講演会にしたいと考えています。
受講者から職務発明についてのコンサルティングの依頼があれば最高ですね。

体調を整えて講演の準備をしていきます。



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リストラ

2009-08-28 19:32:53 | Weblog
総務省が28日発表した労働力調査によると、7月の完全失業率は、6月より0・3ポイント悪化して5・7%となり、現在の方法で調査を始めた1953年4月以来、最悪となったそうです。

私が勤務していた企業でも、この不況の影響を受けて、いわゆるリストラを行うことが新聞に発表されていました。
営業部門に配転された人、退職した人の中には、元の仲間も含まれていて、胸が痛みます。

早く、この不況を抜け出してほしいものです。
新政権に期待しましょう。

リストラと言えば、先日、私が毎日勉強しているコミュニティセンターでの出来事です。

午前中の勉強を一通り終えて、1階ロビーの椅子に腰をかけ、新聞をよみながら休憩していると、私よりも年上の男性が隣の椅子に腰掛け、話しかけてきました。
「しばらく見かけませんでしたが、お仕事がお忙しいのですか?」
「いえ、ちょうど他の用事が重なり来られませんでしたが、今日からまた勉強再開です」と応えると、
「毎日勉強されているようですが、お仕事が忙しいのに感心ですな~。午前中勉強されているようですが、午後からのお仕事ですか?」と、尋ねられました。
「2年前に定年退職して、今はノンビリと仕事と勉強をしています」と答えました。

すると、その方、びっくりしたような顔で、「えっ! もう定年ですか。10は若く見えますよ」と話しかけられ、思わずニッコリ。
普段から実年齢より若く見えると言われますが、10歳若いと言われたのは初めてです。
お世辞でも嬉しいですね。
まあ、ジーンズにアロハシャツというラフな出で立ちですから、若く見えるのかもしれません。

そうそうリストラの話でした。
その方が「いつも受付の女性の方とお話ししていたんですよ。お若いのにリストラか何かで求職中で、そのために勉強しているのではないかと。」

う~ん、そういう風に見られていたんですね。

勉強を終えて帰り際に、受付の女性に、「おかげさまで再就職が決まりました」というと、ニッコリして「本当に良かったですね」と喜んでくれました。

今さら、冗談ですとも言えず、そのままコミュニティセンターを後にしました。

明日から、午前中勉強に行くと、「どのようなお仕事ですか?」と聞かれるでしょうね。

「はい、午後シフトです」とでも答えておきましょうか。




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論文作成

2009-08-27 21:12:28 | Weblog
職務発明における相当の対価を算定する際に問題となる、「発明者貢献度」について考察した論文の草案を作成しました。

私の論文作成手順は、「課題設定」⇒「資料収集」⇒「骨子作成」⇒「草案作成」⇒「草案チェック・修正」⇒「論文作成完了」です。

「草案作成」が終了したので、これから「草案チェック・修正」のステップに進みます。
「草案チェック」は、誤字・脱字等の形式的チェック、論理構成の再検討、文章の流れ・理由づけチェック、引用文献の漏れ落ちチェック等が中心になります。
ここで、意外と重要なのが、「引用文献の漏れ落ちチェック」です。

修士論文を作成する前に、論文の骨子と引用文献リストを指導教授に提出しますが、この引用文献リストが事前検討には不可欠です。
つまり、引用文献リストで重要な文献がリストアップされていない場合は、調査不十分と判断され、再検討が要求されます。
指導者から見れば、引用文献リストを見るだけで、論文作成者の実力が判断できるそうです(私も企業に勤務していた時に、数多くの論文の査読をしましたが、重要な文献がリストアップされていない場合は、その時点で書き直しを指示していました)。

したがって、草案作成後の草案チェックが重要で、時間もかかります。
このステップをいい加減に行うと、論文の出来が悪くなります。

今月末までに何とか草案チャックを終了させたいですね。
早く投稿したいし、チェックもキッチリやりたいし、悩みますね。

まあ、嬉しい悩みですが。

今月いっぱい、この嬉しい悩みを楽しむことにします。



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老人力

2009-08-26 16:30:42 | Weblog
老人力という便利な言葉があります。

年を取ると人間の様々な機能が低下してきます。
普通は、この機能低下を「衰えた」「動きが鈍い」等のマイナスの言葉で表現することが多いのですが、「老人力」の言葉からは、プラスのイメージを受けるのが不思議です。

私も人並みに老人力がついてきました。
この老人力も決して悪いものではなく、かなり便利なときもあります。

例えば、物忘れが多くなるのは、嫌なことをすぐに忘れることができるという良い面があります。

また、人の名前をなかなか思い出せないというのも、新しい人と知り合うために、メモリの空き容量を増やすために必要だと考えれば良いことかもしれません。
私も、嫌な人の名前と顔はすぐに忘れます。
私と会って、「え~と、どなたでしたっけ」と言われたら、嫌われていると思って下さい(冗談ですが)。

年を取ると良い点がもう一つ。
「何を言っても許される」場合が多いことです。
まあ、年寄りの戯言と思って相手にされないのかもしれませんが。

「老人力」、このような前向きな表現を考えるセンスが欲しいですね。
派遣村に集まった人達を「怠け者」と表現したり、「金がないなら結婚するな」とか、特に政治家に表現力が未熟な人が多いようです。
政治家には、センスのある言葉を考える努力をしてほしいですね。

私もしばらくの間、老人力を楽しむことにしましょう。




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知財コンサルティング

2009-08-24 22:21:49 | Weblog
特許庁は知的財産に関する中小企業向けの相談機能を強化するため、全都道府県に新たに拠点を設けるそうです。

弁理士など特許の専門家を紹介するほか、出願の方法なども具体的にアドバイスするとのことです。
現在、複数の機関が各地に中小企業向けの窓口を設置していますが、利用者がどこに相談すべきか判断に迷うことも多いので、地域の特性に合わせた窓口を設置して中小企業を支援することが狙いだそうです。

私も中堅企業の知財コンサルティングをしていますが、この仕事は、相談というレベルでは成果を挙げることは期待できず、かなりの時間を費やして、事業内容・経営者の方針(本音)等を正確に理解することが必要です。

「弁理士などの特許の専門家を紹介する」とのことですが、果たして知財コンサルティングで成果を上げることができる弁理士が何人ぐらいいるのか、かなり疑問です。
というのも、知財コンサルティングと特許事務所での業務とは大きく内容が異なりますので、そのまま相談に乗っても成果を上げることは難しいでしょう。

企業の知財部門で10年程度の経験を積んで、知財コンサルの仕事を数年経験すれば、かなりの成果を上げることはできると思います。

弁理士会が、弁理士の紹介を特許庁から依頼された場合は、上記のことを十分考慮してコンサル専門の弁理士を紹介した方が良いと思います。
安易に紹介すると、弁理士会の信用が低下することにもなりかねません。

中小企業における知財コンサルティングの成功モデルが数多く出てくることが望まれます。



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債権法改正

2009-08-23 19:34:30 | Weblog
世の中の様々な「契約」にかかわるルールを時代に合わせて見直すため、法務省は9月、民法の債権に関する規定(債権法)の改正を法制審議会に諮問する方針を固めたそうです。

債権法の全面改正は1896(明治29)年の制定以来、初めてです。
1世紀以上前の経済活動を前提にしたルールを総点検し、消費者保護の必要性を意識しながら、現代の消費者や企業の活動に見合ったものへと更新するそうです。

遅きに失した感がありますが、改正されないよりは良いでしょう。

約400の条文が見直しの対象となるため、検討は2年以上かかる見通しで、法務省は答申を得て、早ければ2012年の通常国会への改正案提出を目指すそうです。

それにしても約1世紀の間、改正されていないというのは、優れた法律か、全く役に立たない法律かのどちらかでしょうね。

民法の勉強をしていると、結構、無理筋の法解釈が学説として登場してきます。
その度に、なぜ改正しないのかなと疑問に思っていましたが、法務省の得意な先送りが理由かもしれません。

2012年は長すぎますね。
この審議会の委員報酬もかなりの額になるのではと思われます。
できるだけ効率的に進め、無駄使いがないようにしてほしいものです。
できれば、委員の報酬、委員会運営に要した費用等を公開して、国民の批判に晒されるようにしてほしいものです。




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分岐点

2009-08-22 20:51:20 | Weblog
NHK朝の連続ドラマ「つばさ」で、人生の分岐点をテーマにした出来事を放送していました。

人生の分岐点は、大小様々あります。
今日の昼食は何にするか、どのスーツを着ていくか、等の小さな分岐点から、進学、就職、結婚等の大きな分岐点があります。

私の人生にも多くの分岐点がありましたが、その分岐点を選択するときに影響を与えてくれた人がいます。
工業高校を卒業するときの最後の授業でアドバイスをしてくれた私と同じ名字の数学の教師がいました。

当時、大学進学率はそれほど高くなく、工業高校ということもあって、クラスの中で大学を受験するのは1名だけでした。
就職も決まって、ノンビリ授業を受けていたので、数学の教師の卒業生に対するはなむけの言葉をまじめに聞いていたのは私を含めて2、3名でした。

その教師は、「皆さん、卒業後に毎日1時間勉強する習慣をつけてください。この毎日1時間の勉強が10年後には大きな成果を生みます」と話していました。
その言葉は、なぜか当時の私の心を大きく揺さぶりました。

卒業後にノンビリ働こうと思っていたのですが、この言葉を聞いてから考えを変えて、急遽、夜間の専門学校に入学を決めました。
それから40年以上、毎日1時間以上の勉強をしていますが、社会人になって毎日1時間の勉強をすることの難しさを実感しています。

この毎日勉強する習慣が、その後の私の人生を大きく変えたことは間違いありません。


もう一つの分岐点は転職です。
高校卒業後に就職して2年間働き、夜間の専門学校卒業後に転職することにしました。
この転職も偶然のいたずらで、新聞の求人欄を見ていたら、サービスエンジニア募集の広告が目に入りました。
当時、無名の複写機製造・販売会社でしたが、本社が赤坂という理由だけで履歴書を送付しました。

書類審査、筆記試験をパスして、面接試験に臨みました。
面接試験で、試験管の一人(その後、私の上司となる方です)が、私に、「研究開発に興味がありますか?」と質問されたので、「はい、是非やってみたいです」と答えました。

幸運なことに面接試験もパスして、この会社に入社することができました。
この会社は、その後急成長して、年間売上1兆円を超す大企業になりました。
今では、この会社に入社することはできないでしょう。
この会社に入社して、私一人だけ研究開発部へ配属されました。
これも面接官であった上司の推薦があったということを後で聞きました。

研究開発部へ配属されたことが私にとって幸運でした。
勤務終了後に英会話の勉強、専門技術の勉強に時間を割くことができ、研究開発の成果を挙げることができました。

それから、知財部門へ異動する時も、研究所の先輩で、その後、弁理士の先輩ともなる方が、強力に知財部門に引き抜いてくれました。
この方が、私が弁理士になる道を示してくれたと言えます。

人生には、多くの分岐点があり、その分岐点に大切な人がいて、重要なアドバイスをしてくれます。
そのアドバイスを見逃さないことが大切ですね。

これからの人生にも多くの分岐点があると思います。
その分岐点で、どのような人と巡り合うのか、楽しみです。



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夏祭り

2009-08-21 20:49:07 | Weblog
元企業の夏祭りに参加してきました。

自宅から車で5分の距離にある、私がかつて勤務していた事業所が夏祭りの会場です。
毎年、8月中旬の金曜日に開催されます。
企業に勤務していたときは、夏祭りの開催案内がホームページに掲載されるので、開催日時、内容等の情報は簡単に入手できましたが、退職するとこのような情報の入手は極めて困難になります。

幸い、私の勉強部屋であるコミュニティセンターへ行く途中に事業所がありますので、そのグランドで開催される夏祭りの準備状況で、開催日時を知ることができます。

7時ごろに会場に到着すると、大勢の参加者で混雑していました。
会場内をブラブラしていると、昔の知り合いから声がかかります。
皆さん元気なようで安心しました。

知り合いの人が店長をしている夜店で、おにぎり、ポップコーンを格安で提供してもらい、知り合いの方の現況をお聞きしました。
元気で活躍されている方、闘病生活をおくっている方、仕事の第一戦から遠ざかっている方等々、様々です。
これが人生ですね。

夏祭りの最後は、恒例の花火で幕を閉じました。
経済不況のためか、例年よりも花火の規模が小さくなったような気がします。
早く不況を脱して、元の華やかな夏祭りになるといいですね。

久しぶりに企業の雰囲気を味わった夜でした。



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