ロンドンオリンピックの開会式をテレビで見ました。
北京オリンピックのド派手な開会式とは対照的な落ち着いた開会式でした。
北京オリンピックの開会式で、これでもかというド派手な演出を魅せられて、オリンピック競技を見るのが嫌になったのとは大違いに、爽やかな気分で競技を楽しめそうです。
流石に成熟した国のオリンピックは違います。
ロンドのオンピックのテーマ「Inspire the generation」が開会式にも現れていましたね。
私が感心したのは、聖火点灯式です。
最終聖火ランナーは誰になるのか、注目の的でしたが、良い意味で期待を裏切られましたね。
テムズ川をモーターボートで聖火が運ばれてきて、先頭で聖火を持っているのが、女子サッカー選手で、その後ろにベッカムがいました。
そして、ボートが岸に近づくと、イギリスで最も優れたアスリートで、最終聖火ランナーの本命の方がトーチを持って、聖火を受けスタジアムに向けて走り出しました。
やはり本命通りの結果かと思っていたら、これが違いましたね。
本命のアスリートがスタジアム内に入ると、10代の若いアスリート7人が待っていて、聖火を受け取りトラックを走っていきました。
過去に多くの金メダルを獲得した伝説のアスリートから、10代のアスリートへ聖火を繋ぐことで、ロンドンオリンピックのテーマを良く著していましたね。
若い7名のアスリートは、男女混合、人種も混合で、聖火を交代に持ちながらトラックを1周しました。
性別の違い、人種の違いを越えてオリンピックを楽しもうという演出が良く現れています。
そして7名の若者がトラックを1週して白いスーツ姿の人達の前で止まります。
この人達は、イギリスで過去に多くの実績を残したアスリート達です。
この人達から若者6名がトーチを受け取り、聖火を灯していきます。
そして、7名の若者が持つトーチから、スタジアムの聖火台に点灯します。
この聖火台が、また凝っていましたね〜。
選手入場で、先導する2名の人が持っていたのは、国名を記したプラカードと法螺貝のような変わった形をした金属製の器。
この金属製の器が聖火台の一部になるのです。
参加国、地域と同じ数の金属製の器が螺旋状に配置されて、それがパイプで中央まで接続されています。
この器に聖火を点灯すると、螺旋状に聖火が次々と点灯していきます。
全ての器に聖火が点灯すると、器が上方に移動して、参加国、地域と同数の小さな聖火が集合して一つの大きな聖火になりました。
全ての国や地域が平和に協力することの重要性を示しているようです。
この他にも、モハメド・アリがオリンピック旗掲揚の場面に登場するという演出もあり、病気を患った人も健康な人も一緒に楽しむというメッセージが感じられましたね。
そう言えば、今回のオリンピックが、全参加国・地域で女性アスリートが参加する初めての大会だそうです。
男女平等を意識した演出が目立ったのも、そのような事情があったからでしょうね。
メッセージ性が感じられた大人の開会式でしたね。
今後のオリンピックの開会式が、今回のロンドのリンピックのような開会式になることを願っています。
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