熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

年末レビュー

2012-12-31 10:07:52 | Weblog
2012年もあと僅かですね。
恒例の年末レビューをしてみます。

今年の目標は5つ、その達成度合いは?

1.論文作成:4件
今年の論文作成は、「特許権侵害訴訟における均等論の適用」の1件だけでした。
評価は×です。
セミナー資料作成等に時間が取られたことも原因の一つでしょうが、計画の甘さが最大の原因ですね。
来年は、もっと計画的に進めなければいけませんね。

 
2.外国旅行:2回、国内旅行:2回
海外旅行は2回(韓国クルーズとクロアチア・スロベニア・ボスニア)、国内旅行は4回(箱根、北海道2回、沖縄)です。
評価は○です。
旅行は毎年○ですね。

 
3.スイミングを再開する
今年の後半になってからスイミングを再開しました。
評価は△〜○でしょうか。
現在は、毎週1回ですが来年は2回にしたいですね。

4.楽器演奏の練習を始める
ピアノの練習を始める予定でしたが、言い訳を付けて始められず、評価は×ですね。
来年は1月からスタートします。

5.ミステリー小説を書いて応募する
これも評価は×です。

今年を振り返ってみると合格点を挙げられるのは、海外旅行とスイミング再開で、全体的な評価は2/5=40点というところでしょうか。
合格点には程遠い。
反省点が多い1年でした。

来年は、もっと計画的に活動するようにしたいですね。

今年のブログは今日が最終日です。

1年間ご覧頂きまして、ありがとうございました。

来年もよろしくお願い致します。







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保守とリベラル

2012-12-30 19:28:06 | Weblog
衆議院選挙の結果、リベラル政党所属議員の数が大幅に減り、保守議員一色になった感じがして危機感が増しています。

健全な民主主義を育てるためには、多様な意見を集約する政治が必要なのですが、今回の選挙で大躍進した自民党は保守政党で、憲法9条の改正を主張しています。維新も同様に保守政党で、みんなの党もそうですね。

公明党は本来リベラルなのですが、自民党と連立を組んだときから大きく保守政党へと舵を切ったようです。

民主党は保守とリベラルの集合政党で、リベラルと言えるのは社民党、共産党ぐらいですかね。

保守政党の力が強すぎると、過激なナショナリズムに影響された政策を推進する恐れが強く、周辺国との摩擦が生じるでしょう。

やはり一定の数のリベラル議員は必要です。

今回の衆議院選挙は自民党の一人勝ちで、勝ち過ぎたと思う有権者が多いので、次の参議院選挙は他の党にとって有利になりそうです。

野党が選挙協力をして自公に対抗しようという動きもあり、注目されますね。

衆議院選挙の大勝で自公議員は大満足でしょうが、来年早々一票の格差が違憲の状態で行われた選挙無効訴訟の第一審判決が出されます。

今回は、選挙無効判決が出されるのではないかと言われています。

個人的には、司法の判断を無視し続けた立法府に対して選挙無効判決を出して猛反省を促した方が良いだろうと思っています。
例え、政治、経済、生活が混乱しても。

選挙無効判決が出るかどうか、注目されますね。







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最終日

2012-12-28 19:34:53 | Weblog
コミ二ティセンターの学習室も今日が今年の最終日。
いつものように資料一式を持ってコミセンに出かけました。

コミセンに着いてみると駐車場に車が一台もいない。
あれ、もしかして昨日が最終日だったのでは、と不安な気持ちで受付へ行きました。
受付の女性に「今日は開いていますよね」と尋ねると、「ええ、今日までやっています。今日は誰も来ないので、声が聞けて嬉しいです」と笑顔で話されました。

一頻り会話を楽しんでから学習室で午後1時頃まで論文、セミナー関連資料の読み込み、何冊かの本の読書をしました。

今年もコミセンの学習室を、論文作成、セミナー資料作成、読書、誰もいない時にはストレッチ体操と、本当に最大限利用させてもらいました。
感謝感謝です。

最終日 一礼をして 部屋を出る。

来年もよろしくお願いします。





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どう見られているか

2012-12-27 08:51:42 | Weblog
安倍政権についての海外の見方は、原発推進と右傾化に舵を切ったというのが大半です。

茂木敏充経済産業相は27日未明の就任記者会見で、全国で12基計画されている原発の新増設のうち、着工前の9基の建設について「いまイエス・ノーを決めるのではなく、専門的知見を蓄積して今後の大きな政治的判断になっていく」と語りました。

民主党政権は12基のうちすでに着工している3基の建設は認めたが、中国電力上関原発(山口県)など着工前の原発の建設を認めない方針を打ち出していました。

しかし、茂木氏はこれをいったん白紙にしたうえで、将来的に建設を認めることもあり得るとの認識を示しました。

海外の見方(私も同感です)が正しいことを早速示しましたね。

福島原発事故という史上最悪の原発事故のショックで、ドイツを始めとするEU諸国で脱原発を支持する政党が躍進して国家のエネルギー戦略が大きく変更したのに対して、日本の衆議院選挙では脱原発が大きな争点にならず、脱原発を支持する政党が敗れました。

この選挙結果に対する海外の見方は、「日本の有権者は経済対策を優先した」という見方に加えて「目先の利益を重視して将来世代に放射能汚染の被害を引き継いだ」という厳しい見方もあります。

自民党に投票した有権者は、海外の見方や経済産業相の会見にどう答えるのでしょうか。








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グリーンサイエンス

2012-12-25 12:37:37 | Weblog
勝田悟さんの「グリーンサイエンス」を読みました。

「グリーンサイエンス」とは、自然を考える科学のことです。

青春時代にレイチェル・カーソンの「沈黙の春」を読んで自然環境の重要性を再認識したことを思い出し、自宅近くの大学図書館で借りてきて一気に読みました。

この本には、科学の発展と環境、高度な技術、リスクと安全性、社会的責任について分かりやすく書かれています。

グリーンサイエンスは目の前の経済的利益と相反してしまうことが多く、経済的利益は短期間で数値化が可能で生活に直接影響するのに対して、明確な数値で表すことが難しいグリーサイエンスは敬遠されたり、後回しにされます。

放射性物質による甚大な環境汚染が発生した福島原発事故は、グリーンサイエンスの進展が遅れていたことが突然明白になったと言えます。

環境破壊は不可逆的なので、自然の様々な面についてのリスク分析が必要です。

この本は、グリーンサイエンスの入門書として最適なものですね。

インディアンは、7世代先のことを考えて行動していると言われています。

私たちも、目先の利益を追求することはやめて、子供や孫の世代のことを考えて判断する姿勢を持たなければいけませんね。








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中国への投資

2012-12-24 09:14:29 | Weblog
ジェトロが18日発表した在アジア・オセアニア日系企業活動実態調査によると、世界2位の経済大国となった中国に進出する日系企業で、同国での事業が今後1-2年で「拡大する」と回答した割合は52.3%と、前年から14.5ポイント低下し、調査対象となった国で最大の下げ幅となったそうです。

ただ、企業の多くは事業について、縮小を検討するではなく現在の規模を維持していく考えのようで、「現状維持」と回答した企業は約42%と、前年から13.1ポイント上昇しました。

一方、事業の「縮小」または「第3国への移転・撤退」との回答はわずか5.7%と、前年比微増にとどまりました。

結局、様子見ということでしょうかね。
日本企業の経営者らしい発想ですね。
よく言えば、現実的で慎重。
悪く言えば、横並びで責任回避ですね。

日本企業による中国事業の拡大志向が弱まった原因として、ジェトロは中国の景気減速や、人件費増加などで製造拠点として魅力が薄れてきたという事業環境の変化、日中関係の悪化を指摘しています。

中国に進出している企業では、賃金増が経営上で最も深刻な問題との回答が80%を超えています。

日中関係の悪化を除けば、他の国にも当てはまるので、日本企業だけでなく、欧米諸国の企業も中国への投資を減速させています。

経済規模世界一の軍事大国、一党独裁大国、世界一の人口の国。

これからの中国には目が離せませんね。

軍事大国、一党独裁を放棄して、民主主義の国になってくれれば、隣人としてありがたいのですが。






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中国実用新案制度

2012-12-21 21:58:19 | Weblog
JETRO主催の「中国実用新案制度および関連紛争事例解説講座」を受講してきました。

この講座は、第一部「中国の実用新案制度概要説明」、第二部「中国における実用新案権行使リスクへの対処方法および事例紹介」からなり、中国知財事務所所長の方が講師を務めていました。

中国の実用新案制度については、弁理士勉強会で報告しましたので、概要は理解していますが、紛争事例が参考になりましたね。
もっとも中国は米国のように判例法の国ではないし、日本のように裁判例を分析して射程範囲を検討することが有効ではないので、これらの事例の分析がどれほど有効かは不明です。
まあ、知っていたほうが良いというところでしょうか。

それにしても中国の実用新案制度にも困ったもので、あまりにも権利者に有利な制度になっていて、他社実用新案権の調査、対応に相当な労力を割かなければいけませんね。

中小企業が中国に進出して製造販売することは、実用新案権行使の紛争に巻き込まれることは確実で、本当に採算が合うのか疑問ですね。

欧米企業も中国の特許権、実用新案権の調査、対応に苦慮していることが報道されていましたが、日本の中小企業の経営者の方々は実情を正しく理解しているのか心配になりますね。

人件費の高騰もあって、中国以外の国への進出を加速する企業が多くなるのも無理のないことです。

中国の経済成長がいつまで続くのか、いつバブルが崩壊するのか、ここ数年ではっきりするでしょうね。

そろそろ中国関連ファンドを整理しないといけないかな〜。






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国際標準化

2012-12-20 18:43:25 | Weblog
弁理士研修「国際標準化を含む知的財産マネジメント ー 実践力養成講座 ー」を受講してきました。

この研修は、基礎力養成講座、実践力養成講座、応用力養成講座の3講座から構成されています。

前回の基礎力養成講座を受講したときは、私にとっては基礎力過ぎて少々物足りなかったので、今回の講座に期待していました。

今回の実践力養成講座は、①事業戦略を見据えた国際標準化を含む知的財産マネジメント、②技術戦略を見据えた国際標準化を含む知的財産マネジメント、③事業を強くする知的財産の活用、④紛争の予防と解決について説明がありました。

関連資料をコンパクトに纏めた教科書的内容ですが、参考になりますね。

講師の方がどの程度知的財産マネジメントの経験があるのか分からないのですが、できれば経験された事例を交えて説明されると良かったですね。

例えば、コア技術の留意点について、①技術として優れていれば良いというものではない、②最先端の技術に限るものではない、③永劫性の高いものではない との説明がありましたが、この際に、①技術として優れていれば良いというものではない・・・例えばこういう事例があるというような説明があれば良かったですね。

次回の応用力養成講座に期待しましょう。







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新旧交代

2012-12-19 20:07:42 | Weblog
我が家の家電製品も住人と同様に歳を取ってきました。

ガスレンジが購入から22年経ちました。
使えるには使えるのですが、赤い炎が目立つようになり、不完全燃焼気味なのが気になってきたので新しいガスレンジに交代しました。

そして、購入から11年経ったエアコン。
冷房は効くのは効くのですが冷えすぎて微妙なコントロールができなくなりました。
問題なのは暖房で、なかなか暖まらずに冷たい風が出てきて、特に足が冷たい。
原稿料が入るので新しいエアコンを購入しました。

エアコン取り付け作業が終わって暖房を入れてみると直ぐに部屋全体が温かくなりました。
暖房は暖かかったのですね(当たり前ですが)。

次に新旧交代となるのは、洗濯機、その次が冷蔵庫ですね。

ちなみに他の部屋のエアコンは30年前に購入したのですが、ほとんど使用していないので、今でも現役です。

私も頑張らなければ。







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イノベーション

2012-12-18 20:32:29 | Weblog
国連の世界知的所有権機関によると、中国の特許局は2011年に52万6412件の特許出願を受けたが、米国は50万3582件で、中国の昨年の特許出願件数は初めて米国を上回り、世界一となったそうです。

WIPOが12月11日に発表した最新の報告書によると、2011年の世界特許出願件数は初めて200万の大台を突破し、前年比7.8%増の214万件に達しました。

中国の特許出願件数は、2010年に日本を抜き、昨年は米国を抜いて世界一、とどまるところを知らない勢いですね。

特許出願件数とイノベーションとの関係は明確ではないものの、イノベーションが活発になれば特許出願件数も増加してくるのではないでしょうか。

そうすると、中国が最もイノベーションが活発で、日本はイノベーションが低下傾向にあると言うことになりますね。
寂しい限りです。

来年は、特許出願件数が底を打ち増加に転ずる年になれば良いのですが(淡い期待)。









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