熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

新人弁理士研修 課題

2007-01-31 21:08:01 | Weblog
新人弁理士研修の課題を作成しています。
最初に、「情報・調査演習」の課題を作成しました。出願経過調査・パテントファミリー調査・特許分類付与・出願の事前調査(先行技術調査・特許性判断)が課題ですが、これは実務で行っていたことなので、それほど時間を要せずに終了しました。ただし、正解しているかどうかは分かりません。
次に、審査対応演習(電気)の課題を作成しました。進歩性判断とその対応が課題です。意見書・補正書を作成し提出しました。これも実務で行っていたもので、正解かどうかは不明ですが、それほど時間は要しませんでした。
明日は、明細書作成演習(電気)を行う予定です。
それにしても課題はかなり多いです。研修のガイダンスで、課題提出は研修終了の要件ではないと言っていましたが、課題は全て提出するつもりです。
経験豊富な先輩弁理士が添削してくれる機会は滅多にないですから、この機会を逃す手はありません。
しっかり勉強させて頂きます。
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久々です。

2007-01-31 20:10:24 | Weblog
久々のブログ投稿です。
27日にPCがシャットダウンし、ブログ投稿を休止していましたが、やっとリカバリーが終了しましたので、ブログを再開します。
先日、同じ部門の定年退職者の送別会に出席してきました。
送別会の最後に、退職される方の挨拶がありました。
第二の人生は、9割が遊びで1割が仕事だそうです。
先輩退職者の意見を聞く機会が多くありますが、ほとんどの先輩は、仕事を継続するようにアドバイスしてくれます。健康上の理由、金銭上の理由、生きがい等いろいろあるようですが、私は生涯現役が目標ですので、弁理士の仕事を続けます。ただ、仕事量は少し削減し、旅行、趣味等の比重を増やしていきます。
9割が遊びの退職者の方は、どのように日々を過ごされるのでしょうか。人ごとながら気になります。



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尊敬する人

2007-01-27 20:05:20 | Weblog
私の尊敬する人は、日野原重明先生です。
今年96歳になる現役のお医者様です。生涯現役が目標の私にとって、お手本となる人です。
日野原先生語録の一部をご紹介すると、
「クオリティーライフの確保」
①身体的健康:よい精神衛生下にあること、ストレス、心配、憂鬱にとらわれないこと。
②社会的健康:社会的な役割を担い、社会的活動に従事していること。
③スピリチュアル的にも健康であること。
「新老人」
①第三の人生である75歳からの人生を創造的に生きようとし、
②愛し愛される家族や友をもち、
③さらにこれから新しいことやってやろうという行動的な人間として生き、困難にも耐える精神力、スピリチュアリティーの持ち主でもある。
「真の知恵は季節に適応すべきでものであり、移り変わる環境とともにしなやかに変化すべきである。」

先日、テレビを見ていたら、私の目標となる方が2名出ていました。
お一人は、昇地(しょうち)三郎博士、100歳で世界最長老の教育学者です。
現在も、福岡市南区にある知的障害児通園施設「しいのみ学園」の現役園長として教育の現場で活躍しています。地さんの最近のお気に入りの言葉は『百歳前進』。100歳となった、今なお、目標を持って人生を歩みたいという自分への励ましの言葉でもあるそうです。
この地さんには、現在2つの大きな目標があります。
1つは、幼児教育の重要性を世界各国に広めること。もう1つが、中国の学校に障害を持つ子どものための養護学級を作りたいというものです。
作年8月に100歳の誕生日を迎えた地さんは、休むまもなく翌月、世界一周の旅に出ました。目的は、世界各地で、幼児教育の講演を行うことです。講演は英語が基本ですが、地さんの講演では、言葉に勝る強い武器があります。実はおもちゃなんです。幼児教育のプロ、地さんの持論は『3歳までの育児環境こそが、その子の心と体、そして知性の成長に大きな役割を果たす。』そして、その知性の成長に欠かせないのが手作りのおもちゃなのです。家庭で不要になった菓子箱や、ペットボトル、空き缶などを使ったおもちゃを親子で作ることの重要性を世界の人たちに丁寧に紹介していきます。
もう一つの目標はすでに取り組みが始まっています。2002年に、中国を訪れた地さんは、学校に養護学級がないことを初めて知りました。そして、2年後の2004年に、中国初の養護学級『しいのみクラス』を誕生させたのです。『生きていたら長かった』と笑い飛ばす地さんの教育に対する熱い情熱を感じます。

お二人目は、大分県臼杵市に住む大槻信夫さん、100歳にして現役のスイマーで、現役の公認会計士、そして税理士でもあります。終戦と同時に商業学校を退職し、43歳で税理士、そしてなんと、60歳で公認会計士の資格を取得しました。現在、仕事はほとんど長男に任せていますが、「引退したら、他の若い人と接するチャンスがなくなる。」と、百歳になった今でもいくつかの企業の経理処理や、古くからの知人の相続の相談などに応じています。資料を見る鋭い眼光は、迫力満点でした。
59歳で弁理士資格を取得した私とよく似ています。100歳で現役弁理士として活躍する姿を夢に描いて、日々研鑽に励むことにします。




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GS

2007-01-27 11:43:45 | Weblog
先日、NHK公開録画「BS永遠の音楽 グループサウンズ(GS)大全集」を愛妻と一緒に見に行ってきました。
12グループが36曲の演奏をする、3時間弱の、まさに大全集です。
2月17日にBS2で放送されるそうです(2時間に編集)。
私の大好きな曲が演奏され、堪能しました。
ワイルドワンズ「想いでの渚」、ゴールデンカップス「長い髪の少女」、ジャガーズ「君に会いたい」、パープルシャドウズ「小さなスナック」、ハプニングス・フォー「あなたが欲しい」、加橋かつみ「花の首飾り」、ブルーコメッツ「ブルーシャトウ」など、今でも歌えます。
音楽は凄い、青春時代にあっというまにタイムスリップしてしまいます。
思わず、一緒に歌っていましたが、近くの人は迷惑だったかもしれません。
演奏が終了して、NHKホールから原宿駅までの帰り道、ブルーシャトウを口ずさんでいました。
懐かしさを楽しむことができ、青春時代のエネルギーがよみがえってくる、素晴らしい演奏会でした。
また、機会があったら参加したいものです。
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天国への階段

2007-01-23 20:49:37 | Weblog
『天国への階段』というテレビ番組を見ました。
この番組は、ある一人の体験者が人生の終焉を疑似体験する姿を見ながら、人生の終焉について語り合う番組です。今回の体験者は、片岡鶴太郎さん。「あなたの残りの人生は48時間です」と天使から手紙が・・・。それを見た片岡鶴太郎さんは、どう過ごすでしょうか・・・というもので、最後に行きたい場所、最後に食べたい料理、最後に会いたい人、残したい言葉、最後までしていたいこと等のテーマを考えながら48時間を過ごしていきます。
これは、かなり真剣に見入ってしまいました。
私の場合、最後にどの場所に行って、何を食べ、何をしているのでしょうか?
考えてみると、あまり贅沢な望みではありません。
人生の最後には、生きていて身に着けた多くのものを脱ぎ捨てて、身軽になって天国へ行くのではないでしょうか。
これからはあまり欲張らずに生きていきます。

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新人弁理士研修

2007-01-22 21:13:31 | Weblog
新人弁理士研修を受講してきました。
1月22日午後からの研修で、ガイダンスに始まり、弁理士法等、弁理士倫理です。
当然のことながら、弁理士法は受験科目に入っておらず、初めてみる法律です。
弁理士ができる業務、してはいけない業務、秘密保持義務等、理解しなければいけないことがかなりあります。
弁理士倫理は具体的な事例の説明があり、理解しやすい講義でした。
弁理士業務は多岐にわたっているため、具体的な当てはめは難しそうです。特に、利益相反規定の適用は、注意が必要です。
次の研修は、3月5日で、情報・調査演習、業務受任演習です。いよいよ実際の業務の演習に入っていきます。楽しみです。
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新年の誓い

2007-01-21 19:31:54 | Weblog
毎年新年の誓いを5つたてています。昨年は、弁理士試験合格、海外旅行等、3つを達成しました。
今年は、「①大学で講義をする→平たく言えば教授または講師になるということです②論文執筆→2004年に知財管理に掲載されてから執筆していません。今年は、特許法、著作権法でそれぞれ1件執筆したいと考えています、③TOEIC 800→一昨年から年一回受けています。今年は、年2~3回受ける予定です、④海外旅行2回→一作年は香港とハワイ、昨年はアラスカオーロラ鑑賞とニュージーランドに行きました。今年は、台湾に先週行ってきましたので、後1回、できれば北欧に行きたいですね、⑤5Kg減量→実はこれが一番難しい。例年、中間では減量に成功するのですが、年末にリバウンドして元に戻ってしまいます」
の5つです。
この5つの他に、「弁理士試験勉強で中断していた陶芸を再開する。水彩画を始める。楽器(ギターまたはクラリネット)演奏の練習を開始する」にもチャレンジしたいと思います。
さて、いくつ成功しますか。楽しみです。
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ライセンス交渉

2007-01-20 15:41:23 | Weblog
私の業務の一つにライセンス交渉があります。
ライセンス交渉は、特許権者側からみると、①両企業が保有する特許権について攻撃防御(侵害の主張、抗弁)を行い、その後、ライセンス契約を締結する、②特許権者が侵害警告を行い、その後、ライセンス許諾契約を締結する、の二通りのケースに大別できます。
今回のライセンス交渉は②のケースです。②のケースは、一般的には、他者が自己の保有する特許権を使用しているかを調査し(製品の分析)、使用していることが判明した場合、自己の保有する特許権の有効性調査(無効資料調査を行い、瑕疵があれば訂正審判で瑕疵を取り除く)、警告書の送付をすることによりライセンス交渉が開始します。
警告書が送付されると、相手企業から反論書が提出されます。通常、反論は、①技術的範囲に属さない、②特許権は無効理由を有する、③先使用権がある、ことの主張がされます。その後、①~③について書面または口頭で技術的な論争がなされ、和解交渉に進みます。
現在、私が担当しているライセンス交渉企業は5社で、先日、その内の1社について交渉を行ってきました。この企業との交渉は、警告書送付から6ヶ月、3回の技術論争を行い、和解交渉に進んでいます。6ヶ月で和解交渉に進むことは、かなり早いケースです。
和解交渉は、特許権者側からライセンス許諾条件を提示し、その後、相手企業から和解条件(ライセンスを望まない場合があるため、このように表現します)が提示され、交渉に入ります。
今回の交渉は、すでにライセンス許諾条件を提示してあり、先日、相手企業の和解条件が提示されることになっていました。ライセンス交渉では、相手企業から和解条件の提示がされるときが一番ドキドキします。なぜなら、ライセンス許諾を望ず、特許無効理由の存在を他者に知らせないことを旨とする和解条件もあるからです。この条件では、特許権者側のメリットはなく、実質的には特許権者の敗北です。
先日の和解交渉で相手企業が提示したのはA4サイズ1枚の書面で、数行の文章です。いやな予感がしたのですが、意を決してその文章を読みました。すると、紛争解決金を支払うこと、その金額が明記されていました。正直、ホットしました。金額が提示されれば、後は、金額の交渉と、契約文言(相手企業の知財部門に不利にならないような表現を考える)の検討です。
ライセンス交渉は、特許権侵害・抗弁等についての技術的論争を担当する者と、ライセンス交渉スケジュール・契約書作成等を担当する者のチームで活動する場合が一般的だと思います。私は、主に技術的論争を担当しています。したがって、相手企業から金額提示がされた時点で、私の役割の大半は終了し、あとは契約文言の内容について法律的観点から問題があるか否かのコメントをすることです。
1社とのライセンス交渉が終結に近づいたので、今後は、残りの4社との交渉に取り組んでいくことになります。
4社との交渉経過については、ある程度進展した段階でお話ししていくことにします。
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登録証と弁理士バッジ

2007-01-18 22:13:40 | Weblog



弁理士登録証と弁理士バッジが届きました。
バッジは、菊の花の中央に桐を配したものです。どのような意味があるのかは解りませんが、ずっしりと重い(重量+資格の重さ)バッジです。新人弁理士研修には着用していったほうがいいでしょうね。
登録証、バッジと一緒に送られてきた資料の多いことに驚きました。研修会の資料も多くて驚きましたが、それと同程度の量です。
これを全て読むのかと思うとちょっと憂鬱ですが、弁理士資格の公共性を考えるとこの程度の資料で憂鬱になっていては仕事になりません。
明日からガンバッテ読み込みを開始します。
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台湾 6

2007-01-16 17:40:43 | Weblog




写真は、台北の龍山寺の境内です。台湾のお正月(旧正月)が近いせいか、参拝する人が多く大変な混雑でした。
皆さんお供え物と長いお線香をもって参拝し、熱心にお祈りしていました。香港でも同じような光景を見ましたが、熱心にお祈りする人を見ると、信仰心に裏打ちされた、一本芯が通った生き方を見た思いです。
台湾は多神教で、キリスト教、仏教、イスラム教等の多くの宗教の信者がいて、お墓も各宗教のお墓が仲良く存在しています。日本も八百万の神を信仰する多神教の国です。何年か前に評論家が、日本人は特定の宗教を信仰しない珍しい国民で、一神教の他の国の人から信頼されないと言っていたことを思いだしました。
その意見を聞いて私は、それはむしろ逆で、日本のような多神教の国民が、大きな寛容性を活かして世界平和に貢献できると考えていました。現在でもこの考えは変わっていません。
今回、台湾を旅行し、台湾の人達と交流して、その想いを更に強くしました。
台湾旅行記は今回で終わりますが、中華料理の美味しさ、故旧博物院に代表される中国美術工芸品の素晴らしさ、台湾の人々の心の暖かさ・エネルギッシュでかつ信仰心豊かな生き方等感動がいっぱいの旅でした。
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