熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

弁理士研修

2009-11-30 20:13:29 | Weblog
知的財産権価値評価委員会の研修に参加してきました。

会場は、弁理士会館地下会議室です。

知的財産権価値評価委員候補になってから研修を受講して、かれこれ1年経ちます。
毎月1回、2科目程度の講義がありますので、24科目の講義を受講したことになります。

今回の講義は、特許権価値評価理論編と応用編(事例)の2回です。
講義の内容は、何回か聞いたことがあるもので、特に目新しいものはありませんでしたが、豊富な資料に基づく分かり易い説明で、大変役に立ちました。

私が疑問を持っている2点(商品販売価額に占める特許権の寄与率の算出方法、市場に競合品が存在する場合の推定実施料率の算定方法)について、両講師にお伺いしましたが、結局、経験値を基に寄与率等を算出するという趣旨の回答でした。

やはり、実務的にはかなり難しい問題であるということが再認識されました。

私も企業コンサルティングで特許権の価値評価を行った経験がありますが、上記の2点が実務上の大きな問題点で、かなり工夫して算出したことを覚えています。

合理的な算出方法を何とか確立したいのですが、かなりの難問です。

来年は、このテーマについて論文を書きますか。
かなり苦労しそうですが。



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エーゲ海・アドリア海クルーズ初日

2009-11-29 14:39:47 | Weblog
いよいよ憧れのクルーズ紀行の始まりです。

ベニス港のターミナルへ行くと、コスタ・フォーチュナー号の乗組員がワイン・ビール等の飲み物を販売しています。
乗組員の服装もクルーズらしいですね。




ターミナルからコスタ・フォーチュナー号へ乗り込みます。










乗客の荷物の積み込みも始まっています。





コスタ・フォーチュナー号。
総トン数10万3000トン、全長272m、巡航速度20ノット、船室数1358室、乗客数3470人の、まるで一つの町が移動しているようです。

今回のクルーズの乗客は、ドイツ人が1354人、イタリア人が625人、韓国人が128人、フランス人が124人、オーストリア人が100人、そして日本人が95人、以下、スペイン、アメリカ、スロベニア・・・と続く、43ヶ国、合計2791人です。


船内に入り、先ずこれから1週間以上過ごすキャビンへ向かいます。
キャビンは、値段の高い順に、バルコニー付きの海側のキャビン、窓付きの海側キャビン、窓なしの内側キャビンがあります。

私たちは、窓付きの海側キャビンを予約しました(と言っても、予約の電話を入れた時には、そのキャビン1室しか空いていなかったのですが)。


キャビンのドアを開けると、以外に広い部屋なのにびっくりです。
チョッとしたホテル並みです。














キャビンの窓から見えるのは、ベニスの風景です。





クルーズ乗船中は、このコスタカード1枚で、有料レストランでの食事の支払い、船内買い物、キャビンのドアの開け閉め、全てできます。






日本語の船内新聞が毎日配られ、当日のイベント、クルーズ寄港案内、注意事項等
を知ることができます。




荷物を整理して、少し落ち着いたところで船内見学。


キャビン前の廊下です。
徒競走ができそうな長さです。






3階ロビーです。
ピアノの弾き語りが楽しめます。





毎晩夕食後に歌、演奏等のショーが楽しめるシアターです。
ドイツ語の乗船説明会が開かれていました。





船内にはカジノがあり、スロットマシンも楽しめます。




船内は12階建の高層のため、エレベーターが多数設置されています。




もちろん、階段を備えられています。





デイナーを楽しむレストランが2つあります。







最上階のデッキへ出てみます。





滑り台付きプールもあります。


もちろんジャグジーも。





ジョギング用のコースも準備されています。




キャビンの広さ、船内設備の豪華さ、クルーズを楽しめる配慮が十分にされています。
これから1週間の船旅が楽しみです。




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社会復帰

2009-11-29 10:00:09 | Weblog
11日間のエーゲ海・アドリア海クルーズ紀行から帰国して3日が過ぎ、ようやく日常の生活ペースに社会復帰しました。

10時から13時までは、コミニュテイセンターでの司法試験受験勉強、論文作成・講演会用資料作成のための参考資料の読み込み。

昼食後、自宅のPCで論文作成、講演会用資料作成を行い、その間に1時間程度のウオーキングを行います。

夕食後は、CATVで大好きなミステリー番組を見る。

快適な日常生活が戻ってきました。
しかし、この快適な日常生活が始まると、またまた海外旅行に行きたいという非日常への憧れが大きくなってきます。

妻も同じ考えのようで、早速、旅行会社から送られてくるパンフレットをチェックしています。

とりあえず来年春に、オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ観光ツアーに申し込みました。
もっとも、もっと良い企画のツアーが見つかったら、そちらに乗り換えることになりますが。

次の海外旅行に行くことを楽しみに、仕事・受験勉強に精を出すことにしましょう。



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エーゲ海・アドリア海クルーズ前日

2009-11-27 22:26:07 | Weblog
エーゲ海・アドリア海クルーズ紀行11日間の旅の前日、午前中に成田空港を出発するため、成田空港近くの日航ホテルへ前泊することにしました。

5年前から妻と年に2回ほど海外旅行に出かけていますが、晴れ女の妻と一緒の旅行のためか、毎回、晴天に恵まれた旅行です。

今回も晴天を期待していたのですが、前泊の日は、何と雨模様。
雨の中、重いスーツケースを引きずりながらバス停まで行くのも憂鬱なので、タクシーを呼ぶことにしました。

タクシーを予約して、自宅を出る1時間前になると、何と晴れ間が見えてきました。
急いでタクシーの予約をキャンセルして、いつもどおりにバスで空港へ向かいました。

それにしても恐るべき「晴れ女の神通力」。
この晴れ女の神通力は、今回の旅行中続くことになります。
ありがたいことです。

日航ホテルで前泊して、成田空港へ。
ツアー添乗員からEチケット等を受け取り、早速チェックイン。
その後、ラウンジでしばらくくつろいで、スイス・インターナショナル・エアーラインズの機内へ。

成田からチューリッヒ国際空港へ飛び、その後、飛行機を乗り換えてベニス(ベネチア)空港へ向かいました。




始めて降りたチューリッヒ国際空港。
コンパクトで美しい空港です。




荷物受け取り用ターンテーブルが、ルーレット模様になっています。
遊び心満載ですね。




ベニス空港。
イタリアらしいオシャレなデザインが一杯です。

ホテル到着が夕方になったため、荷物の整理をして、明日からのクルーズを夢に見ながら就寝しました。





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審査基準

2009-11-27 00:27:06 | Weblog
知的財産実務者研修2回目に参加しました。

会場は、横浜東口の新都市ホールです。

1回目は特許実用新案審査基準の説明で、2回目は意匠・商標審査基準の説明です。
毎年開催されるこの研修に参加する目的は、審査基準の入手です。
特許庁のHPからダウンロードできるのですが、何しろ時間が掛かるし、プリントアウトするのも大変なので、毎年資料入手のために参加しているわけです。

企業のコンサルティングでは、特許に関する相談が大半で、意匠・商標の相談はほとんどありまでんでしたが、ここ数カ月、意匠・商標に関する相談が増加しています。

クライアントとしては、知的財産権全般についての総合的なコンサルティングを望んでいるので、当然といえば当然ですね。

そういうわけで、意匠・商標の審査基準の勉強に本腰を入れた訳です。

審査基準の勉強が終了したら、学説・裁判例・戦略の勉強をしたいと考えています。

来年前半に必要になる可能性が高いので、急ピッチで勉強することにします。
付け焼刃では役に立たないので、しっかりと勉強しなくてはいけませんね。

時差ボケの灰色の脳細胞で説明を聞くのは、かなり苦痛でしたが、何とか完走することができました。

明日からは、普段のペースに戻って、午前中はコミセンで勉強、午後は自宅で講演資料作成、論文作成作業に精を出すことにします。

就寝もいつものペースに戻りました(午前1時)。




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久しぶりの更新です

2009-11-25 17:15:15 | Weblog
エーゲ海・アドリア海クルーズ11日間から、今帰ってきました。

イタリア船「コスタ・フォーチュナ」でエーゲ海・アドリア海を目一杯楽しむ旅です。

旅の写真とお話は明日以降のブログで報告します。

11日間の海外旅行から帰ってきて、自宅が無事存在しているので、先ず一安心。

家の窓を全開して空気を入れ替え、お土産の整理。
時差ボケで眠いので、本格的なお片づけは、あす以降にします。

溜りに溜まっていた電子メールを読んで、必要な返信をして、ダイレクトメールの仕分けを行いました。

不在預かりをしていた郵便物が明日届くので、明日は郵便物の仕分け作業に追われそうです。

正常な状態に戻るのは、金曜日以降でしょうか。
社会復帰も大変です。

今日は眠いので、この辺で失礼します。




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オバマ大統領

2009-11-14 10:19:52 | Weblog
オバマ大統領のアジア政策演説がサントリーホールで行われています。
テレビの生中継で見ていますが、さすがに演説が上手ですね。

オバマ大統領が少年時代に鎌倉を訪れていたことは知りませんでした。
鎌倉は、私の住んでいるところからすぐ近くにあり、時々、街歩き、買い物に出かけますので、大統領を身近に感じることができますね。

オバマ大統領は、新しい日米関係を構築したいと強調しています。
日米で政権交代が実現したので、軍事、経済だけでなく、環境、核軍縮、文化、スポーツ等の多くの分野についての新しい対等な日米関係を構築する良い機会であると思います。

オバマ大統領の就任により、米国は、従来の一国主義から協調を重視する政策に大きく展開しています。
この機会を捉えて、新しい対等な日米関係を構築する活動を民主党に期待したいと思います。

新しいことを始めるには、従来、利益を享受していた人達にとって不利益となることが多く、これらの人達が抵抗勢力とおなって、様々な反対運動を展開します。
マスコミも、ある意味では抵抗勢力かもしれません(特に記者クラブ)。

本質を見抜く力が必要です。
冷静に、論理的に状況を確認して、正しい判断をする努力を続けていきたいと思います。



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弁理士の仕事

2009-11-13 18:31:06 | Weblog
弁理士の仕事の内容、特に、企業内弁理士と特許事務所勤務弁理士との仕事の内容の相違、どちらを経験した方が良いのか、という質問を受験生の方から多く受けます。

私は、企業の知財部門に約15年間勤務していましたので、企業内弁理士の仕事の内容はある程度把握しています。
しかし、特許事務所勤務弁理士の仕事の内容については、企業の知財部門の人間として間接的に把握したにすぎないので、ある程度割り引いて考えてもらう必要があります。

企業の知財部門に勤務する弁理士の仕事は、その企業によって異なるとは思いますが、かなり幅広い、多様な経験ができることが特徴です。
私の場合、幸運にも、発明の創出・明細書作成・中間処理等の権利化業務、他社特許対応業務(鑑定・無効化資料調査・無効化判断・侵害回避等)という特許業務のコアの仕事の他に、特許戦略立案・展開、ライセンス交渉、技術者・知財担当者に対する特許教育、職務発明規程の改訂・従業員への説明、M&Aに伴う特許業務、知財部門予算管理、特許事務管理等の多様な業務を経験しました。

特許事務所勤務弁理士の場合、発明把握・明細書作成・拒絶理由対応業務が中心になると思われますので、多様な業務を経験するという観点からは、企業内弁理士と比較して不利な面は否めません。

その代わりに、明細書作成等の中心業務を経験することが多いので、この分野のスキル向上速度は速いという特徴があります。

したがって、将来、独立して特許事務所を経営するという目標がある方は、特許事務所勤務弁理士として、明細書作成等のスキル、事務所経営スキルの獲得を図ることが良いのではと思います。

一方、企業の知財部門で活躍したい、独立して企業の知財コンサルティング業務を行いたいという希望がある方は、企業内弁理士として多様な経験を積まれることをお勧めします。

企業内弁理士、特許事務所勤務弁理士、何れの道を選んでも、本人の努力次第であることは変わりはありませんが。



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講演会講師

2009-11-12 19:46:49 | Weblog
来年1月下旬に講演会の講師をすることになりました。

講演会のテーマは、「企業と大学との共同研究を行う場合の留意点」です。
私と同じ企業の知財部門の先輩弁理士との共同講演です。

私が企業の立場(元企業知財部門、現企業の知財コンサルタント)から、先輩弁理士は大学の立場(大学の知財アドバイザー)から、それぞれ留意点を述べて、最後に共同研究モデルを提案する予定です。

講演会開催日までまだ時間があるので、先輩弁理士とお会いして講演会の内容を検討する予定です。

海外旅行から帰国したら早速打ち合わせしたいと思います。

お土産持参で先輩弁理士の勤務する大学にお伺いしますか。




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口述試験合格発表

2009-11-11 12:13:24 | Weblog
弁理士口述試験の合格発表がありました。

最終合格者数は、813人で、対前年比41.6%増だそうです。
合格者平均受験回数は、4.06回で、前年(3.14回)より増加しています。
合格者数が増加しているのに、平均受験回数も増加しているのは、どのような理由なのでしょうか。
受験者数の増加、問題が難しくなっている、ベテラン受験者に不向きな問題が出題される等が考えらえますが、正確なところは分かりません。

合格者の最年少は21歳、最年長は66歳だそうです。
最年長が66歳ということは、私の先輩受験者の方には、ことしも残念会を開くことになりそうです。

もっとも、この方は受験勉強のプロセスを楽しんでいるということなので、残念会も単なる飲み会になるのですが。

海外旅行から帰国した後に、残念会を開くことにしましょう。

口述試験を合格した方は、合格祝賀会、合格証書の送付、弁理士登録、義務研修等、弁理士試験に合格した実感を味わうことができる日々が続きますので、存分に楽しんでください。

弁理士試験合格後が本当の勝負なので、しっかりと体調を整えて、輝ける将来を築けるように努力されることを期待しています。

おめでとうございます。




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