「家具のまち」として知られる福岡県大川市で9月29日、市長選が投開票され、政治経験のない77歳新顔が、47歳現職の3選を阻み、初当選しました。
市が進める総事業費約89億円の産業・観光振興拠点「大川の駅」(仮称)が争点で、新顔候補は反対派でした。
この新人はただの高齢者ではない。
初当選したのは、1920年創業で、グループ年商73億円の地元大手・家具企画開発会社「エトウ」相談役の江藤義行氏(77)です。
現職の倉重良一氏(47)に579票差で競り勝ちました。
江藤氏は選挙戦で「あまりにも巨額で身の丈にあっていない」と計画の見直しを主張していました。
1年前に整備計画を知ったが、事業費や立地理由など不透明なことばかりだったそうです。
市議や県議、商工関係者、市長本人にも会ったが納得できる回答はなかったと言っていました。
大川の駅に反対する団体の共同代表となり、人口3万1千人の市で約6500筆分の反対署名を集め、市に届けていました。
こういう背景があるので、当選することはあり得ますね。
反対派を代表して立候補したので、推進派と反対派の選挙で反対派が多数を占めていたということですね。
ある意味、住民投票のようなもので、地方選挙では一つの争点で選挙を行うことも意味がありますね。
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