熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

踊らされた結果

2025-01-31 18:04:36 | 政治
英国が欧州連合(EU)を離脱してから31日で5年になりました。

貿易の減少や移民の増加など離脱時の期待とは裏腹の誤算が目立つようです。

労働党のスターマー政権が取り組むEUとの関係修復も今のところ大きな進展は見通せていません。

「何かプラス面があるとすれば、国としてより謙虚になれたことくらいだ」という皮肉な意見も聞かれますね。

英国のEU離脱は、嘘八百を並べて大演説をした政治家が国民を操った結果でしたね。

国民を操った当人は嘘八百の責任を問われると、沈黙したままという無責任状態です。

このような嘘八百に踊らされて投票した結果が、米国のトランプ大統領誕生であり、兵庫県知事誕生でしょう。

英国と同じように米国も兵庫県民も失敗したと後悔する姿が見えるようです。

自分の頭で考えずに人の言うことを鵜吞みにした軽率な結果ですね。

選挙で投票するときは慎重に見極めないといけません。

参議院選挙では熟慮した結果の一票を!


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裁判所が正しい判断

2025-01-30 22:46:45 | 政治
学校法人森友学園への国有地売却に関する財務省の公文書改ざんを巡り、国が存否も明かさず関連文書を不開示としたことの妥当性が問われた裁判で、大阪高裁は30日、「違法」と認めました。

改ざんを強いられて自死した近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻雅子さんの請求を退けた一審・大阪地裁判決を覆し、不開示決定を取り消しました。

関連文書の存否すら明かさない姿勢を否定したもので、判決が確定すれば国は今後、改めて開示の是非を判断することになります。

高裁はまず、情報を不開示とする場合でも文書の存否は明らかにすることが原則で、情報公開法8条が定める「存否応答拒否」は「例外的な取り扱いだ」と指摘して、その上で今回の文書がこの例外に当たるかを検討しました。

改ざんを巡る捜査は不開示決定の時点で終わっていたとし、不開示にできる「捜査や公訴(起訴)の維持に支障を及ぼすおそれ」があったとは言えないと判断しました。

また、どの範囲で任意提出に応じるかは同省側の判断に委ねられ、提出したかを明らかにしたところで捜査方針は分からないと言及し、「将来の同種の捜査に支障を及ぼすおそれも認められない」として、今回の不開示決定を違法と結論づけました。

地裁の判決にはがっかりしましたが、高裁の裁判官は正しい判断をしましたね。

これで裁判所の信頼はかろうじて保たれたようです。

フジテレビのケースも同じですが、隠そうとする姿勢は傷口を大きくするだけです。

財務省の責任は大きい。


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弁理士研修受講

2025-01-26 22:41:31 | 研修
営業秘密の保護に関する弁理士研修を受講しました。

基礎的な知識を得るという趣旨の研修なので、特に新しい知識を得ることはありませんでしたが、最近の裁判例は参考になりましたね。

注目する判決が出されることがあるので、最新の裁判例のフォローは必要です。

弁理士研修では、営業秘密に限らず、特許法や意匠法、商標法、著作権法に関する裁判例の紹介をしていますので、受講するようにしています。

実務において裁判例の知識を得ることは必須です。


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オンラインセミナーの講師

2025-01-23 22:10:31 | セミナー講師
知財戦略オンラインセミナーの講師を務めてきました。

知財戦略に関するセミナーは過去にも何回か講演したことがあるので、基本のテキストを最新判例や学説、知財応用情報などを加筆・修正したものです。

それでもかなりのボリュームになりましたね。

受講者の皆さんが熱心に受講して頂き、感謝感謝です。

この後は、3月と4月に共同研究に関するオンラインセミナーが予定されていますので、これからテキスト作成に勤しむことになりますね。

テキストの作成は、資料収集、構成立案など思案を重ねることになり楽しい時間です。

楽しみですね。


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イチローさん野球殿堂入り

2025-01-22 21:46:13 | スポーツ
イチローさんが米国の野球殿堂入りが決定しました。

これで日本と米国の両国で野球殿堂入りという史上初の快挙ですね。

イチローさんの実績から言えば当然のことですが、おめでとうございます。

イチローさんは「才能を生かすも殺すも自分次第。才能を生かすという別の才能がある」と言っていました。

その通りですね。

イチローさんの後に続く選手と言えば、現時点では大谷選手でしょうね。

大谷選手の後を追って才能のある選手が多く出てくれることを期待しましょう。

今年のメジャーリーグ放送は楽しみがいっぱいです。


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フジテレビはどうなるのか?

2025-01-19 20:03:51 | 報道
タレントの中井氏のトラブルに関してフジテレビの社長が会見を開いたのですが、参加者の限定、動画は認めず静止画のみ、質問にもまともに答えないというお粗末な内容でした。

これではスポンサー離れが起こるのではと思っていたら、生命保険会社やトヨタ、NTTという大企業がフジテレビのCMの放送を見合わせるという事態になりましたね。

トヨタが見合わせれば、当然、ニッサン、ホンダも続くでしょう。
NTTに続いてソフトバンク、auも。
金融機関も雪崩を打つように続くのでは・・・

このまま何もしないとフジテレビはビジネスができなくなりますね。

CMのスポンサー企業は不祥事を嫌います。

さて、フジテレビの対応は?


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オンラインセミナーのプログラム作成

2025-01-17 15:51:46 | セミナー講師
4月の開催予定の「企業と大学の共同研究の成功のポイント」についてのオンラインセミナーのプログラムを作成し、セミナー事務局に送付しました。

このセミナーでは、企業と大学の共同研究で問題となる「不実施補償、共同研究の成果の公表、成果の実施、終了後の成果の取り扱い」に焦点を絞って詳しく説明する予定です。

裁判例や学説、企業と大学の共同研究に関する契約を取り上げて説明したいと考えています。

3月にも共同研究のオンラインセミナーの講師を務めることが決まっていますが、このセミナーは企業と大学の共同研究に限定せずに企業と企業の共同研究も含めて幅広く説明する予定です。

共同研究に関するセミナーの依頼が多くなっていますが、これは最近の関心事なのかな~


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AIと特許

2025-01-14 21:15:35 | 知的財産
政府は人工知能(AI)を使った発明について、発明に使ったAIの開発者も「共同発明者」として特許権を認める検討に入るそうです。

発明者として認められたAI開発者は特許使用料などの対価を受け取れるようになりますね。

AI分野の研究資金を増やし、さらなる技術革新を促すことやAI関連産業の発展につながるとみているそうです。

現在の法制度ではAIそのものは発明者として認めていません。

AI開発者が発明者適格を獲得するのは、AI使用による発明創出を間接的に関与したことが理由なのでしょうか。

そうであればAIに限らず、シュミレーションプログラムの創作者も共同発明者として認められてもいいのではと思いますね。

委員会での議論の行方を注視していきましょう。


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あと3か月なのに盛り上がらない

2025-01-12 20:11:22 | 政治
大阪万博開幕まで3カ月となりました。

会場整備費の執行率は8割を超えたが、終了後の解体費用も賄う必要がある。不測の事態が起きれば支出は膨らみます。

運営費の大半を賄う入場券は販売が伸び悩み、赤字負担の議論を先送りしたまま開幕を迎えそうですね。

会場整備費は総額2350億円のうち2024年11月末時点で85%の1997億円を執行したそうです。

メタンガス爆発事故を受けた安全対策や、参加国の撤退に伴う空き地の活用で想定外の費用が発生しましたが、3分の1ずつ負担する国、大阪府・市、経済界は「さらなる上振れはない」と強調しています。

本当かな~

運営費は1160億円の支出を見込み、8割超を入場券収入で、それ以外をグッズの売り上げなどで充てる計画だそうです。

入場券の販売目標は2300万枚で前売りは1400万枚を掲げていますが、8日時点で751万枚にとどまっています。

万博協会の十倉雅和会長(経団連会長)は「パビリオンやイベントの予約が始まる13日以降が勝負だ」と強気な姿勢を崩していませんが、この強気がいつまで続くのか。

あと3か月なのに全く盛り上がらない万博。

私も全く興味がありません。

赤字を最小に抑えてほしいことだけが願いです。


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楽観性と同調性

2025-01-11 19:36:18 | 
半藤一利さんの「B面昭和史(1926⇒1945)」を読みました。

この本は、ロングセラー「昭和史(1926ー1945)」の姉妹編です。

著者の言葉「60年近く一歩一歩。考えを進めながら、調べてきたことを基礎として書いた本書の主題は、戦場だけでなく日本全土における戦争の事実をもごまかすことなしにはっきりと認めることでありました。」に、この本の価値が現れていますね。

戦後世代には分からない出来事を伝えてくれるこの本は重要な歴史のテキストです。

著者は「未来に重要なことを示唆する事実を書いている」とも述べています。

池内了氏の説を借りながら、「人間には生まれながらにして楽観的な気分が備えられているのではないかと、思えてくる。楽しくていいニュースは積極的に取りこむが、悪いニュースはあまり関心を払わない、注意を向けない、というよりも消極的に受け止めやがてこれを拒否する。そして同じように考える仲間に出会うと、互いに同調し合い集団化する。するとその外側にいたものまで集団からの無言の圧力をうけ、反発するよりそれに合わせようとする。その方が楽だからである。この楽観性と同調性が危険なのである。」

「こうなるともはや疑うという精神を失い、共倒れになるまで行き着いてしまう。これはバブルのみでなく、原発の安全神話に人々が同調していく思考回路にも共通している。」

おかしいなと感じたときに楽観性や同調性に流されずに冷静に分析して立ち止まり、正しい方向へ進むことが大切です。

日本の現状もおかしな選挙結果やSNSで嘘や誹謗中傷が拡大するという危険な兆候が見えています。

楽観性や同調性に惑わされることなく正しい考え方をしたいですね。

この本の一読をお勧めします。

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