熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

教育 or 嫌がらせ

2008-03-30 19:21:39 | Weblog
先日、横浜のレストランで食事をしているときのことです。

レストランと言ってもテーブル2席、カウンター10席の狭いお店ですが、低価格で待ち時間が短く、そこそこ美味しいので、よく利用しています。

その日もカウンター席に座り、料理を注文して本を読みながら料理のできるのを待っていました。

カウンター席の目の前に調理場がありますので、お店の人のヒソヒソ話でも良く聞こえます。
以前から、少し気になっていたのですが、この日はチョット度が過ぎていたように思います。

調理場のリーダー各の人が、新人と思われる人に注意しているのですが、その注意が、どう聞いても嫌味としか聞こえません。

食事をしていて気になって仕方がないので、咳払いをしましたが、一向にやめる様子がありません。
他のお客さんも同じ気持ちらしく、リーダー各の人を睨むように見ていました。

さすがに、リーダー各の人も気がついたのか、しばらく沈黙して新人に一言、「お前が駄目だからお客さんにご迷惑をかけるんだ」、「おいおい、迷惑かけているのはお前だろう」と、心の中でつぶやきました。

従業員教育は難しいものですが、少なくとも、お客様商売の場合はお客のいないところで注意して欲しいものです。
目の前で見苦しい場面を見せられるのは、お客にとっては大迷惑ですからね。
また、注意される人にとっても、屈辱感だけが残り、教育効果は期待できません。

私が新人の頃、叱り方が上手な先輩がいました。
その人は、周りに誰もいないところで、私に、「将来この分野で中心となって活躍する君が、あんな簡単な間違いをしてはいけない。大いなる努力を期待している」と言いました。

このように注意されると、プライドがくすぐられて、努力しないわけにはいけません。

本当に、叱り方の上手な先輩でした。




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論文掲載

2008-03-29 21:42:08 | Weblog
今年、2件目の論文が掲載されました。

1件目の論文は、インクタンクリサイクル品の特許権侵害の最高裁判決を取り上げて、「特許製品の新たな生産の解釈」について考察したもので、今年の1月に掲載されました。

今回掲載された論文は、「ノウハウ保護と特許出願戦略」について考察したものです。
企業で発明が生まれると、先ず、ノウハウとして保護するか、特許出願をするかの選択をすることになりますが、明確な選択基準を有している企業は少ないと思います。

この論文は、ノウハウ保護と特許出願とを選択する具体的な基準と、ノウハウ保護を選択した場合の留意点について纏めたものです。
ご参考にして頂ければ幸いです。

今年は、あと3件論文を書きたいと考えています。

公然実施の立証、特許法102条3項の実施料相当額の解釈、特許法36条6項1号の判断基準(特許請求の範囲と詳細な説明との関係)について論文を書きたいと思います。

司法試験短答試験(5月11日)が終了したら、取り掛かることにしますが、果たして、掲載されるレベルの論文が作成できるのか、私も楽しみにしています。



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民事訴訟法

2008-03-29 00:03:29 | Weblog
司法試験基礎講座「民事訴訟法」最終講義を受けてきました。

民事訴訟法の講義は、全9回と少ないため、当初から、全て終了しないのではと心配していましたが、やはり終了しませんでした。

訴訟の開始、当事者、処分権主義、口頭弁論と講義が進み、最終回で「訴訟の終了」の論点の宝庫「既判力」の入り口で講義終了となりました。

既判力の時的限界・客観的範囲・主観的範囲、複雑な訴訟形態、上訴の講義が残っているため、2回の補講があるそうです。
始めから少々無理なスケジュールだったようです。

民事訴訟法は、過去にかなり勉強していたので、意義・趣旨・論点等をある程度理解していました。
それでも、理解が浅いところもありましたので、今回の講義で、理解が深まったことは収穫でした。

次回から、「刑事訴訟法」の講義が始まります。
最も苦手な科目ですので、真剣に受講して知識の定着を図りたいと思います。
刑事訴訟法の9回の講義で、基礎講座も終了です。
あと1ヶ月程度、最後まで頑張ります。



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桜の季節

2008-03-27 22:34:02 | Weblog
いよいよ桜の季節到来です。

自宅近所の散歩道を歩いていると、桜が咲いているのが目に入りました。
先日、開花宣言があったばかりですが、もう5部咲きの桜もあります。

この桜は、3部咲きでしょうか。





こちらの桜は、5部咲きです。




あと1週間もすると満開になり、私が一番好きな桜吹雪が見られます。
桜は散り際が綺麗と言われていますが、本当にその通りです。
パーと散るのがいいのですかね。

来週月曜日の午前中に、御茶ノ水で打ち合わせがありますので、午後に上野公園に桜見物に行ってみますか。
桜吹雪が見られるといいのですが。




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路地の記憶

2008-03-26 23:32:39 | Weblog
先日、図書館の新刊コーナーで「路地の記憶」という写真集を見つけました。

この本は、写真家「佐藤秀明」さんの日本各地の路地の写真とエッセーに、「阿久悠」さんの詞を交えた写真集です。

一口に「路地」といっても、その記憶にある路地は、一人一人異なったものであると思います。

私の記憶にある「路地」は、東京の下町の「路地」です。
写真集に収められているものの中では、「月島」「向島」ですね。
これらの「路地」は、私が少年時代を過ごした、「柴又」の路地によく似ており、懐かしく感じるせいかもしれません。

写真集には、京都の祇園、尾道の坂道、北海道旭川の雪の路地等、味わいのある路地が収められています。

自分の記憶の中にある「路地」を、この写真集から見つけてみるのも楽しいことです。
阿久悠さんの詞が素晴らしいことは言うまでもありませんが、その詞と写真が良くマッチしているのも驚きです。
編集の妙でしょうね。

この写真集を見ていると旅行に出掛けたくなります。
何だかウズウズしてきました。


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相棒

2008-03-26 00:33:26 | Weblog
私の好きなテレビ番組の一つに、「相棒」があります。

杉下右京、亀山薫の名コンビに、芸達者な脇役、洒落た台詞、謎解きの面白さ等、毎回楽しみに見ています。

先週の「最終回スペシャル」は、冤罪事件を取り扱ったものでした。
ある死刑囚が獄中で病死したところから番組が始まります。
この死刑囚、刑が確定しているのに、20年近く刑が執行されていません。
この謎を杉下右京が明らかにしていきます。

この死刑囚が冤罪であることを国家が薄々感ずいていて、歴代法務大臣に死刑執行書に署名することを避けるという、申し送りがされていたという、何とも恐ろしい話です。

第1審で死刑判決を書いた左陪席裁判官は、被告が無罪であることを確信していたのですが、裁判長・右陪席裁判官の死刑判決に反対することができませんでした。
そのため、この裁判官は、冤罪判決の重荷を長年に亘って背負いながら、裁判官を続けていくという苦悩を抱えています。

このストーリー「袴田事件」に似ていますね。
「袴田事件」も、第1審で死刑判決を書いた、当時の左陪席裁判官が、後に最高裁判事となり、退官後に冤罪事件であったことを告白しています。

「相棒・最終回スペシャル」では、死刑判決を書いた裁判官が責任をとって裁判官を止めて、弁護士にもならず、完全に法律の世界から去っていきます。
この裁判官が、「裁判員制度の導入により、私と同じ重荷を背負う裁判員が出てこないことを祈っている」とつぶやいていました。

裁判員制度導入までに、裁判員がこのような重荷を背負うことのないように、制度の改善を図ることを法務省に期待したいと思います。




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研究発表会

2008-03-24 21:05:39 | Weblog
弁理士会中央知的財産研究所の第1回研究発表会に参加してきました。

朝から冷たい雨が降り、虎ノ門の弁理士会館まで出掛けるのを止めようかなと思いましたが、発表者の一人が私の大学院の指導教授なので、参加しないわけにはいきません(冗談です)。

研究発表は2件で、「複数当事者による知的財産権侵害」と「特許権侵害による損害賠償額の算定をめぐる諸問題」です。

「複数当事者による知的財産権侵害」は、ホットなテーマで、私も興味を持っていました。
多機能型間接侵害と発明の分担実施の法的問題について解説があり、参考になりました。

「特許権侵害による損害賠償額の算定をめぐる諸問題」は、私の修士論文の研究テーマでもありましたので、興味を持って拝聴しました。
特許法102条各項についての論点を分かり易く解説していただき、大変参考になりました。
私の質問にも丁寧に答えていただき、有意義な研究会でした。

この2つの研究テーマは、後日、研究報告書として会員に配布されるそうなので、楽しみにしています。

このような有意義な研究発表会は、頻繁に開催して欲しいものです。

現在研究中のテーマは、「進歩性について」「商標の使用について」「特許法104条の3に関する研究」で、今後、順次発表されるそうです。

楽しみですね~。



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花粉症

2008-03-23 23:22:01 | Weblog
先日、司法試験基礎講座の講義を受講しに受験機関へ行ったときのこと、受講者のかなりの人がマスクをしています。
あきらかに花粉症です。
おまけに、講師も花粉症。
講義中、クシャミ、鼻をススル音、痰がからんだような咳等々、とても講義とは思えない雰囲気です。

私も花粉症歴30年の超ベテランの患者です。
例年、2月上旬から症状が出始め、4月上旬まで続きます。
今年は、症状が出始めるのが遅く、3月上旬でした。

年々花粉症の症状が軽くなってきて、2年前からは、薬も飲まず、外出するときにマスクをするだけで、それほど苦しまなくとも済むようになりました。
加齢により花粉の刺激に反応する感度が鈍くなってくるのが理由だそうです。

花粉症の症状が軽くなるのは嬉しいのですが、感度が鈍くなると言うのは寂しいものです。
「喜んでよいのか、悲しいんでよいのか」複雑な心境です。
症状が軽くなるので、素直に喜ぶことにします。

今月末で花粉飛散のピークは過ぎるという予報がでていました。
4月から、万全な体調で、司法試験の準備ができそうです。

早く4月にならないか、待ち遠しい限りです。



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春の散歩道

2008-03-23 00:27:51 | Weblog
健康のために、10年ほど前から1日1時間のウオーキング(散歩)をしています。

自宅の近くを妻と二人で5km程の距離を早足で歩きます。
企業に勤務していたときは、夜間に歩いていましたが、退職してからは、夕方に歩くことにしています。

夜間の散歩は、星空を楽しみながら歩きますが、夕方の散歩は、季節により違う顔を見せる風景を楽しみながら歩くことができます。

最近、春が近づいてきたためか、綺麗な花が目に留まります。

梅の季節が過ぎ去り、桜の季節が近づいてきました。



寒緋桜(河津桜かもしれません)が綺麗に咲いていました。





沈丁花(じんちょうげ)も咲いていました。





とても綺麗な花なので、思わずシャッターを切りましたが、名前が分かりません。
どなたか教えていただければ幸いです。





水仙がひっそり咲いています。







白木蓮が今を盛りに咲き誇っています。




花の名前に疎い私のために妻が名前を教えてくれます。
教えてもらっても、1ヶ月経つと完璧に忘れています。
何度聞いても新鮮です。

あと10日ぐらいで桜が満開になり、それ以外にも多くの美しい花を楽しむことができる季節になります。

散歩が楽しくなる季節到来です。
楽しみながら健康になる、一石二鳥ですね。


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地球外生命体

2008-03-21 21:52:16 | Weblog
米航空宇宙局(NASA)など米英の研究チームが、地球の生命に不可欠な有機物のうち、最も簡単なメタンを太陽系外の惑星に初めて発見したそうです。

この星は、地球から63光年離れたHD189733bという惑星で、NASAのハッブル宇宙望遠鏡で観測したところ、メタンが存在することがわかったそうです。

この星は、表面温度は千度程度とみられるため、生命が存在している可能性は低いのですが、メタンの存在が確認されたことで、他の星にも生命体が存在する可能性が出てきたことになります。

メタンは、地球や火星、木星、土星、土星の衛星タイタンなどにも存在しているので、火星やタイタンのメタンは、生命現象と関連するとの見方もされています。

まだまだ、希望的観測の域を出ていませんが、地球外生命体が存在する可能性が出てきたことに、夢が大きく膨らみます。

広大な宇宙の中に、地球にだけ生命体が存在するというのでは、孤独でしかたありませんからね。

地球外生命体と出会う日を夢見て、広大な夜空を見ていると、遠くの星がウインクしているような気がします。



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