常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

登山三昧

2021年09月13日 | 登山
(写真は日本アルプス登山ルートガイドさんから借用しています)
県内の高い山は紅葉が始まった。いよいよ秋山シーズンである。思えば、今年ほど多くの山に登った年はない。先月の八ヶ岳や大朝日縦走、この15日に行く奥穂高と小屋泊まりの山旅が続く。長く続けた山登りだが、技術も知識も初心者の域をほんの少しも抜け出ていない。高齢になって違ってきたのは山を見る眼だ。恐らくこの人生で再びこの山には来れないだろうという意識が心の眼を開いてくれる。元気に任せて登っていたころには見えなかった山の不思議が見えてくる。せっかく気づいた山の魅力を今少し深めたい。そのためには脚力の維持が必須となる。ウォーキングと筋トレ、地道な努力も欠かせない。

「穂高は今も、日本の持つ、最も美しい山の一つであろう。しかし、穂高の美しさは、いつまでも徳本峠から見た眺めにあるのではない。山が変わったのではない。時が、山を見る人の目を変えて来たのだ。山の美しさは、その姿が、大きな要素をなしているのであろう。しかし山が人の心を惹きつける魅力は、山の持つ味にあるのだろう。山を攀じて、初めて、私たちはこの味を知るのだ。」(浦松佐美太郎「穂高・徳沢・梓川」)
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