立春から数えて210日、ほぼ9月1日にあたる。関東大震災が起きたのが大正12年の9月10日で、震災記念日となっている。このあたりには、台風が襲来することも多く、防災の日にもなっている。コロナな感染が災害並ということもよく耳にするので、三重苦が日本列島を襲っている。米農家では「210日の走り穂」という言葉が使われる。この日当りに米の花の出穂期を迎えるので、大風や大雨に注意が向けられる。こらから10日が経って無事に220日を迎えると、農家では「220日の荒れじまい」と言ってほっと胸を撫でおろす。今年は、米も豊作のようだが、農家は別の悩みを抱えている。コロナによる外食の不振だ。外食向けに生産された米の在庫が増える一方で、新米がこれに加わると、米の販売価格が下がることが懸念される。いつになれば、かっての日常が取り戻せることができるのか、不安はつきない。
静かなる二百十日の萩を剪る 長谷川かな女
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