常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

気候異変

2023年03月24日 | 日記
アメリカで竜巻、中国では猛砂嵐。日本では、5月なみの気温。春がにわかに初夏の様相である。ウメが咲くのは当然として、水仙が咲き始めると、コブシ、モクレン、サンシュユの花が見えている。ここ3日ほどの間だ。順を追って咲くはずの春の花が、一斉に咲き始めた。今月は、残りの日も初夏のような日が続くらしい。花が咲く野のはいいが、サクランボやリンゴなど、高温を嫌う果物の影響はどうか。夏には、どんな高温になるのか、想像すらできない。高齢の身で、気温を心配してもどうすることもできない。その日を、精いっぱい楽しんで生きるほかはないのか。

WBCに熱狂の2週間が終わった。これほど、熱く野球に見入ってのは、おそらく高校時代の西鉄の優勝以来かもしれない。日本の野球の水準が、アメリカに追いついてきたのだろうか。この期間は、気候の異変も忘れ、選手の一挙手一頭足だけを追った。結果は劇的な勝利、アメリカを降して世界一となった。決勝戦のテレビ視聴率は42.4%であった。いかに、この試合が日本人の注目をひいたかが分かる。

日野原重明の一日一話。「いのちとはあなたが使える時間のことです」次に続く言葉。「いのちの時間を人のために使ってください。いのちも時間も目には見えないけれど、時間を使うことでいのちが形になります。」気象の異変に、対処できない自分が、もしできるとするならば、こんな時間の使い方かも知れない。第一には自分の家族のために。趣味や近所で親しくなっている人のために。
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山のエフェルメルと青い海

2023年03月23日 | 登山
感覚は初夏。晴天に恵まれた荒倉山であった。このところの陽気に、イチゲの花が山中の斜面一面に咲き競う。内陸の山は、残雪で雪崩の危険も多いが、海岸の低山は、すっかり季節を先取りしている。日当りのいい場所のカタクリは、花を開きはじめた。まさに春の妖精である。ギフチョウが飛び、樹々は芽吹き初めている。雪に覆われた季節が過ぎ、季節が山によそおいをもたらしている。枯れ枝の先に青い空がうれしい。目を海岸に向けると、青い海が枝を通して見えてくる。

今日はしも匂ふがごとき春の空 福田蓼汀

山道に入って最初に目についたのがスミレ。ウグイスの初鳴きも聞こえてくる。雪のない山道を歩くのは久しぶり。一面に咲き乱れる白のイチゲが一行を歓迎してくれる。樹種によっては、葉をのぞかせる芽吹きがみられる。ストから、汗をかくような暖かさ。春の登山というより、初夏といのがふさわしい。そして、梢の先にはには初夏を連想させる青空。谷のさきには、青い海が広がっている。

本日の参加者12名、内男性5名。グループでの山行は、他愛のない話をかわしながら登るのが楽しい。「小学校の遠足みたい」と言った人もいた。この山は、昨年の大晦日に土砂崩れの起きた西目の山の近くにある。307mと低い山ではあるが、山のなかは自然そのものだ。急勾配の斜面が広がり、道が頂上へむけてジグザグに作られている。近隣の人が、山の幸を求めて入山するのか。初春の散策が楽しい山だ。
油戸の海岸。山の裾野が、海へ続いている。こんなに近くから海を眺めるには、庄内に来なければならない。久しぶりに見る海の青さに、心を奪われる。

春の岬 旅のをはりの鴎どり
浮きつつ遠くなりにけるかも (三好達治
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発見、bingチャット

2023年03月17日 | 日記
gtp4がリリースされた。とにかく、gtpチャットがすごい進化を遂げている。ラインでチャットができるようになったばかりだが、エッジのbingのチャットにすでにgtp4の片りんが見える。世間ではwbcの野球で盛り上がっているが、昨日試合の開始前に、エッジのbチャットに、日本代表がイタリアにどうすれば勝てるか聞いてみた。

一分も待たないでAIの答えは、疲れの見える投手の継投の如何と、積極的な攻撃が必要だと、実に懇切な言葉と箇条書きで言ってきた。難しい用語には、注がついていて、注をクリックると、用語の解説をしたファイルにつなげてくれる。それよりも、試合の展開は、AIの分析通りに進んだ。疲れの見えた大谷のリリーフ陣は、分析通りの活躍。一方攻撃陣は、大谷のバントヒットをきっかけにに、思い切りのいい攻撃で点数を加えてていった。試合の予想だけではない。好きな選手は誰ですか、AIが聞いて来る。大谷と答えると、大谷の活躍した場面のニュースが、大量に表示される。なかには、練習の方法にまで、言及しているものもある。

山登りのトレーニング方法を聞いてみる。スクワットから始まって、戸外や家のなかでできるトレーニングまで、読み切れないほどの情報が、数十秒も待たないで表示される。書店で、目指す分野の数少ない本を探すのは、もう時代遅れの方法というほかない。このチャットを、これからの生活に取り入れると、一瞬で、示唆に富んだ方法が示される。どの提案が自分に合っているか、いまや選択が生活の質を決めていく気がする。
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3尾100円

2023年03月15日 | 日記
最近、近所のスーパーに行って感じるのは、食品の値上がりだ。野菜も肉も魚も、ふだん買っているものが、倍くらいの値段になっている。100円を切って買えたタマゴ10個が180円、400円のモッツァレラチーズ袋が700円。値段が上がっていないものを探すのが難しい。そんななかで目をひいたのが、大ぶりのイワシ3尾パックが100円。そういえばイワシは、ホタルイカの漁場に押し寄せて、その漁がさっぱりだ、というニュースが流れていた。海岸に打ち上げられて、拾いに行った人もある、という話だ。

遠い海岸の話と思っていたが、3尾100円はいかにも安い。これを見逃す手はない。2パック買い入れて、塩こうじをまぶして一晩置く。塩焼きにすると、びっくりするような美味。値段といい、味といい、近ごろの買い物では、久しぶりに満足した買い物であった。自家製の塩こうじが大活躍だ。鳥ムネ肉の塩こうじ漬け、豆腐の塩こうじ漬け。辛ナンバンを含めると、麹を食べない日がないほどだ。魚売り場でたまに見つける粗も見逃せない。刺身用のブリの粗は、骨付きで新鮮。粗汁が美味で、財布にやさしい。パックにたくさん入って300円ほどで買える。年金生活者には、こうした食材がたまらなくうれしい。

ベランダのプランターに収穫していたネギが伸びてきた。万能ネギのような細ネギだが、ハサミで収穫して、みそ汁にできる。鉢に植えたサンショウの芽吹きも待たれる。プランターで収穫できるものを今年はもっと増やす。加えて野で採れるフキノトウ、蕗、山菜なども食卓を豊かにしてくれる。

蕗のたうほろほろすがし利休箸 伊丹丈蘭
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馬酔木

2023年03月13日 | 日記
馬酔木の花が咲いていた。早春の花であることは覚えていたが、マンサクや梅と競うように咲くという認識はなかった。もっと春たけてから咲くはずだが、今年は早い。土の上にはハコベやオオイヌノフグリなどが萌え出ているが、これほど見事な馬酔木をみると、春を実感する。ただ、今日は昼頃から雨になり、午後は吹く風が2月のような冷たさだ。

来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり 水原秋桜子

こんな句を読むと、作者の歩いた人生がどのようなものであったか、気にかかる。チャットgptが進化している。ラインに「AIチャットくん」を友だち登録すると、ラインの友達とやりとりすると同じように、AIとチャットができる。

AIチャットくんに、一日を楽しく生きるための格言を教えて、と聞いてみた。答え、「楽しく生きるための秘訣は、自分自身を受け入れることから始めることです」という格言を紹介したあと、自分自身を否定することなく受け入れことが大切なステップ。そして、自分らしく生きることができれば、自然と楽しさや幸せをかんじることができると解説している。

チャット君の話は、生き方のほんの一面を語ったに過ぎないが、そういう考えもあるかと、考えさせられる。人生を長く生きて、これでよかったのか、という疑問にいつもいきあたる。そんなことを、ちょっとの時間、AIと話してみるのもありだ。

コメント (2)
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