京都御苑の西、上長者町通沿いにある古い趣漂う「弘道館」は、江戸中期の儒学・皆川淇園(みながわきえん)が創立した学問所でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/17/cf643b9e90c2e690c82a19844eb9fb96.jpg)
数年前、ここは、マンション建設を予定され、取り壊される一歩手前で、有志により保存活動が行われ、歴史的価値の高い建物を守ることができました。以降、ここは、かつての学問所だったことから、茶会、文化講座、展示会などが行われ、現代の京都文化の発信地として活躍しています。
この日、ミモロは、ここで行われるお茶会を含むイベントに参加するため訪れました。
まずは、お茶会からご紹介します。
ここ「弘道館」は、550坪という広い敷地を有します。マンション建設が行われようとした時は、荒れ放題だったというお庭は、ここを保存しようと立ち上がった有志のおひとり、茶道家であり、京都の文化歴史など研究なさっている太田さんなどを中心に、少しずつ整備されて、今は見事なお庭に…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/ef/c25380f921edee390d99f54c134605ee.jpg)
「ここは、何度も来たことあるけど、いつ来ても素敵~」とミモロは、お庭を眺めながら思います。
日本のお茶は、そのお茶会を主催する主人の様々な嗜好が、訪れるお客様を迎えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/2a/50d5ab360bee8576680b12cfb31374b4.jpg)
「あ、こっち行っちゃいけないんだよね~」飛び石の上にさりげなく置かれた「関守石=止め石」。「立ち入り禁止」と書くより、本当に趣がある決まり事。
飛び石は、大きさも傾き具合も異なり、そこにも趣を感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/29/b8ca7fb2d324c6814434eb0cddfe58dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/b3/1e4e8205e733986fb31fb36a64fba09e.jpg)
母屋をグルリと廻るように、配置された石にそって、お庭の奥へと進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/13/280d4f0168b88d398160573d40e1c04a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/fe/a8e4a39573585e5c211f3382f8005b0f.jpg)
さぁ、お茶室に入る準備をしましょう。静かに気持ちを整えて…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/e1/a1ce4cb34fe901b97ecd0339dabe1b5d.jpg)
下は竹、上は、杉皮で覆われた壁面。お庭だけでなく、建物の作りも、なんとも凝った造り…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/54/220554c0fc8deab586d54f00f7a4ae59.jpg)
「よいしょ~」なかなか優雅に上がれないミモロです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/a2/7d6c246ac6d4667c8a2c8cab3e73ace4.jpg)
広々したお座敷が、この日のお茶会の場所に…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/92/a1d449c367f3f4389f119b621f006063.jpg)
ミモロは、ほかのお客様と一緒に、毛氈の上に座ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/49/e5508747f6edfee1626dd58e53d6ed53.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/6f/be7cc2e4a54e0311fb0d8bbb11d8bae2.jpg)
この日は、お点前は、拝見せず、みんなでお茶とお菓子をいただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/68/cd1814953f9f879fff08d66d8db813e1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/05/5c86e80dae1e18c720cd9f3be1bebc85.jpg)
ミモロの前にも、この日のお菓子が…お茶会のお菓子は、その日のために作られる特別製。和菓子は、味だけでなく、その名前を聞くことで楽しむものだそう。「あ、どうしよう、お菓子の名前に聞き漏らしちゃった~」と、食べることに集中したため、お菓子の名前がわかりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/31/d22afbefb89f6400e71f0dcc090602d3.jpg)
黒文字も、太田さんが、1本1本削ってつくるのだそう。「このごろ黒文字の木が少なくて…」とのこと。
お菓子を食べ終えたころ、お茶が運ばれました。「頂戴いたします」と、ミモロはきちんとお辞儀を…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/be/14b7c324fae1840b7ca1bfb9a8110468.jpg)
お客様の前に運ばれたお薄の茶碗は、それぞれ異なります。
「これ、秀吉も使ったかもしれないお茶碗なんだって~」と、貴重な茶碗でいただけるのも感激。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/00/2eeca0b0b719c895d1c2bfa97e19e1bb.jpg)
「あ、おサルの絵…」江戸の絵師で、猿を得意とする森狙仙(もりそせん)の掛け軸を拝見するミモロ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/9a/1df02242262077b82772e7dd7a7a3043.jpg)
「この頃、お茶をいただく機会が多くなったね~。ミモロもお茶習おうかな~」と思いはじめています。
ここ「弘道館」では、毎月、「京文化教養講座」が行われ、「茶の湯の文化を識る」というお茶の歴史をはじめ、茶道のことを知ることができる講座があります。
詳しくは、「有斐斎 弘道館」のホームページで
さぁ、そろそろこの日のメインのイベントに参加しましょう。
![](http://image.with2.net/img/banner/m07/br_banner_kingyo.gif)
人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら