「ねぇ、お散歩に行こうよ~」とミモロは、自転車のバスケットに・・・。お散歩って歩くんじゃないんだ~。
行きたいというのは、哲学の道エリアです。
桜が終わり、新緑のトンネルができている哲学の道は、今は観光客も少なく散歩には気持ちいい場所。
「GWには、きっとたくさんの観光客が訪れるから、今の内に~」というミモロです。
疏水沿いに続く小路には、桜に替わって、さまざまな花が咲いています。
ミモロは、ときどき自転車のバスケットから飛び降りて、疏水を覗いたり、花を近くで楽しみます。
哲学の道を進み、立ち寄ったのは「法然院」です。ここは椿が有名。すでにその姿はありません。
でも今、すっぽりと新緑に包まれています。「ここも静かだね~」新緑のトンネルの中を奥へ。風も爽やか・・・
「法然院」は、浄土宗系単立寺院で、鎌倉時代の初め、法然上人が鹿ヶ谷の草庵で弟子の住蓮。安楽と共に六時礼賛という阿弥陀さまを昼夜に6回拝むお勤めをしたのに由来します。境内の墓所には、谷崎潤一郎をはじめ多くの文人が眠ります。
かやぶき屋根の山門をくぐると、鮮やかな花が見えてきました。
シャクナゲが、今、まさに花盛り。新緑の中にひときわ鮮やかに浮かび上がって見えます。
シャクナゲは、ツツジ科ツツジ属の常緑性の花木。原産国は中国で、19世紀に西欧にもたらされました。その後園芸品種が多くうみだされ、西洋のお庭にもよく植えられる植物に。
「へぇ~シャクナゲってツツジの仲間だったんだ~。お花の大きさは違うけど、そういえばどこか似てる感じもする~」とミモロ。京都の町のあちこちを今、彩るツツジと同じ時期に開花を迎えているのです。
緑に包まれた境内で、今や注目の的のシャクナゲです。
ミモロは、さらに境内を奥へと進みます。
静かな境内・・・「あれ?なんかここだけ音がする~」と立ち止まり耳をピクピク。
「なんの音?」
と柵の杭に乗って、あたりを見渡したり、じっと前の石垣を見つめています。姿が見えない音の出どころは、どうも水辺に続く石垣に・・・。ゲロゲロ・・・ゲロゲロ・・・という音は、どうもカエルの声のよう。しかもその声の大きさからして、体も大きそうに思えます。「カエルさん、どこにいるのかな~」と、しばらくじっと石垣の間や草を見つめますが、カエルの姿は、ついに見ることができませんでした。残念…
カエルに会うのを諦めたミモロは、本堂正面の石段を上がります。
「お地蔵さまにお詣りしよう」
そこには江戸時代に鋳造された大きな地蔵菩薩像が祀られているのです。普段は非公開の「法然院」、春と秋の特別公開の時には、本堂をはじめ伽藍内のお庭などが拝見できます。なのでミモロは、お地蔵さまに参拝することに。
「わ~大きいね~」地蔵菩薩のそばには、仏足石が…「大きな仏様なんだね~だって、こんなに足が大きんだもの」
ミモロの足のサイズは、仏様の小指くらいしかありませんでした。
再び境内の中を歩きます。ミモロの前には、山の木々のワイルドな景色や苔の緑が…
「心落ち着くね~」
家から自転車で15分ほどで、こんな自然に出会えるのが、京都の魅力。お散歩に行こう~と言って、すぐにこんな景色の中で過ごせるのが京都なのです。
「今って、お散歩するのにいい季節だね~。ゴールデンウイークは、バス、観光客でいっぱいになるから、自転車で移動しようね~」とミモロ。京都には、レンタサイクルのお店も多いので、ぜひ、自転車での移動もおすすめです。
人影も少ない境内…さわやかな風と新緑がミモロの体を包みます。
*「法然院」の詳しい情報はホームページで
ブログを見たら、金魚をクリックしてね お忘れなく~ミモロより
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