ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

MKタクシーのツアーで行く通常非公開の「萬年山 眞如寺」。ここでもミモロたち貸切状態

2023-06-01 | 寺社仏閣

「ここは、貸切状態だね~」と、参道をひとりゆっくり歩むミモロ。


MKタクシーのツアー」の「十刹巡り 早朝貸切特別拝観」で訪れる3寺。その2番目に訪れたのが、「萬年山 眞如寺」です。


早朝貸切特別拝観をした「等持院」のすぐ近くにあるお寺で…
「あれ?もう到着しちゃったの?」と、歩いても行ける距離ですが、折角なのでタクシーで。


普段は、門が閉じている非公開寺院です。


ミモロがこのツアーを選んだ理由は、非公開寺院に行けることでした。それは同行したお友達も同じです。

さぁ、中へ進みましょう。

ここ「萬年山 眞如寺」は、臨済宗相国寺派のお寺で、鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)と共に、大本山相国寺の山外塔頭のひとつです。古くは、五山十刹のひとつにも数えられ、足利尊氏の葬儀も行われました。

北条時宗が、宋から招き、鎌倉五山の円覚寺を開山した無学祖元を勧請開山とし、本尊は、宝冠釈迦如来です。

実際に開山したのは、無学祖元の法孫である夢窓国師で、暦応5年(1342)に足利尊氏の執権高師直などの依頼と保護を受け、弘安9年(1286)に無学祖元の弟子の無外如大尼が、師の遺髪などを弔うために結んだ庵を整備して、お寺にしたのが、始まりとか。

夢窓国師自身は、開山ではなく、第2世として入寺したそう。

お寺の歴史などを、ご住職に伺います。


室町幕府の厚い保護を受けた「眞如寺」ですが、火災や応仁の乱の混乱などで、一時期、廃寺状態になったことも。
江戸時代、後水尾天皇によって、本格的に再興され、法堂、方丈などが次々に復興されました。

ミモロたちは、非公開の法堂の中へ進み、そこでご住職のお話を伺ったのです。
「ここに参拝できるって、感激だね~」と、そう、それがこのツアーの魅力。

そして、このお寺は、16世紀後半から今日まで、「宝鏡寺門跡」の菩提所でもあるのです。
「あ、宝鏡寺って、人形の寺で有名なところ。幼い皇女さまたちが、過ごしたお寺だよね~」と、寺之内通にあるお寺を思い浮かべます。尼門跡寺院である「宝鏡寺」の歴代の門跡の墓所があるそうです。

「わ~お庭もキレイだね~」と、境内の東にある客殿と書院。そこにある池の周囲には、緑の木々が茂ります。

「客殿庭園」は、昭和13年ごろ、作庭師、田中泰阿弥によって修復された、禅宗様式に茶庭様式を取り入れたものとか。

ミモロは、背伸びしながら、庭を拝見。

「ここは、秋になると、紅葉が見事なんですよ」とご住職。

紅葉の時期には、「秋期特別拝観」が行われるとか。
「それ、見に来たい!」というミモロです。

また、庭には、ゴロンとした形の石塔がありました。

「牛塔」という牛の供養塔で、平安時代のものだとか。その時代、農耕などに使われた牛を供養したもの。
「きっと牛車の牛さんも供養されているよね~」と、いつも牛車の黒毛和牛さんに呼び掛けるミモロでした。

長い参道…もちろん参拝者の姿はありません。ミモロたちの貸し切り特別拝観ですから…

なんとも贅沢なひとときがここでも…

「今日は、どうもありがとうございました~」とご住職にお礼を言って、お寺を後にするミモロです。


さぁ、次はいよいよ最後の目的地「妙光寺」に行きましょう。

「ミモロちゃん、早くタクシーに乗って…」「は~い!」行くのは、また通常非公開寺院です。

*「萬年山 眞如寺」の詳しい情報はホームページで

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