今年も10月22日は、京都の三大祭のひとつ「時代祭」が行われました。幸い雨にもならず、曇りの1日、まさに絶好の日よりです。「そう、晴れすぎると、行列の人たちすごく疲れるんだよね~。まぁ見物人も大変だけど~」とさすが5回も見ているミモロ。
「あ、黒毛和牛さんもスタンバイしてる~」ミモロは、まず時代装束の行列がスタートする「京都御苑」に11時ごろ向かいました。スタートは12時。ここで行列に参加する人たちが、準備を整え、待機しているのです。
今年は、お友達の柳本さんが参加するということで、ミモロは応援に出かけました。
「はい、完成!」
柳本さんのお役は、行列の半ばくらいを進む、吉野時代の「楠公上洛列」の「錦旗旗差」というもの。
「ここ押さえればいいの?」と、ミモロも装束を整えるお手伝い。なかなか凛々しいお姿です。
さて「時代祭」は、平安神宮のお祭りで、ご祭神の桓武天皇と孝明天皇が、この日、御所に戻られ、京都の町を巡行なさるもの。その前を進むのが、時代装束列で、明治維新から平安遷都まで、つまり孝明天皇から桓武天皇の都だった時代を、それぞれの時代装束で物語ります。
10月22日は、平安遷都された日で、京都のお誕生日に当たります。
現在、行列の編成は、20列で、それに参加する人は2000人を超える大行列。12時に先頭の「名誉奉行列」がスタートして、最後尾の「弓箭組列」が出発するのに1時間かかると言われる長~い行列です。
参加する人は、朝8時頃から準備を始め、「平安神宮」で装束を脱ぐのは、16時すぎになるとか。まさに丸1日かかるお祭りです。
「わ~いろいろな人がいる~」とミモロ。スタートを待つ装束姿の人を見て歩きます。
「え~とここは、『楠公』の列だから、楠正成さんと正孝さんかな~」衣装だけで判断するのはなかかな難しい。
「あ、こっちは『江戸時代婦人列』の人たち…」腰元、豪商の中村内蔵助の妻と、女流歌人の梶、それに吉野太夫です。なんでも江戸時代に京都で注目された女性たちなのでそう。「知らない人が多い~」とミモロ。
「わ~こっちは、名前しってるけど、だれだ誰だか、わかんなくなっちゃった~」というのは「維新志士列」です。
桂小五郎、坂本龍馬、橋本佐内、吉田松陰、高杉晋作、西郷吉之助、近衛忠煕、三条実美などが、列に登場します。
どの人が、どの役かわかりますか?この列は、毎年、京都青年会議所の人たちが担当しています。
みんなミモロと一緒で素敵な笑顔に…。(ご協力ありがとうございました)
スタート前の「京都御苑」では、列に登場するいろいろな乗り物や荷物なども近くで見学できます。
「これ担ぐんですよ~」
長持列の学生さん。「なんか大変そうだけど、楽しそう~。また道で応援するね~」とミモロ。
ミモロは、ここでいろいろな兜をかぶせてもらいました。
「わ~結構重いよ~」とミモロ。確かに思ったより重く、首がコリそう。「これずっとかぶるの大変だね~」
でも、これはレプリカですから、本当の兜は、さぞや重かったと想像できます。「もし本物の兜かぶったら、戦うどころじゃないかも…」と、昔の武将の逞しさを思うミモロです。
「ミモロちゃん、そろそろ馬に乗るから…」と柳本さん。「あ、お馬のところ行く~」と慌てて後を追います。
「このお馬に乗るの?」とミモロ。「そう、アロー君というおとなしい馬なんだよ。今日よろしく~」と、ニンジンをプレゼントしてご機嫌を取る柳本さん。
初めての乗馬にちょっと緊張してるみたい…。
「大丈夫だよ~。引馬なんでしょ?」と、乗馬経験のあるミモロ。
「こうやって体をリラックスさせて乗るの…」お手本を見せるミモロです。
「がんばってくださいね~」とお友達のマシューさんも応援に駆けつけました。
馬に乗った柳本さん、いよいよスタートです。「わ~大きな錦の旗重そう~大丈夫かな~」
「頑張ってね~」
「また、どこかの道で応援するね~。バイバイ」と見送りました。
沿道で、行列を見物するのもいいのですが、スタート前の「京都御苑」は、なかなか楽しいのです。
知り合いがいなくても、参加者は、みんな快く一緒に写真撮影をしてくれます。それに近くで、いろいろゆっくり見られるのが、何よりも興味深いこと。おすすめの見物場所です。
行列を見送ったミモロは、「なんかお腹空いちゃった~」ということで、まずは、河原町通付近で、ランチを食べてから、三条通で見物することに。この日の移動は、自転車です。「だって、交通規制が敷かれて、車走れないだもの~」
土曜日になった「時代祭」。大勢の海外からの観光客で、昨年より混雑していました。
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