「これで西陣織の模様ができるだよね~」とミモロが見るのは、西陣織の機械織に使う模様の型紙です。
2月13日から2月20日まで、京都市を中心に宇治、亀岡にある伝統工芸の工房などの技術を紹介する「DESING WEEK KYOTO]が開催されました。そのプログラムの中には、各工房の見学会なども含まれていました。
ミモロは。今回は、西陣にある「桝屋高尾」という西陣織と帯の工房を見学します。
本社は、「北野天満宮」の近くですが、工房は、西陣の中心部に位置します。
「こんにちは~」と、まずは、西陣織のついて学ぶたまにお座敷へ
すでに十数人の参加者が講座が始まるのを待っていました。
西陣織について、その作り方などを教えていただきます。
デザインから糸、織まですべてが分業制の西陣織。多くの職人さんがひとつの帯の製作に携わっているのです。
西陣織の工房は、いろいろありますが、ここ「桝屋高尾」が得意とするのは、独特の風合いをもつ「ねん金綴れ織」という絢爛たる織物です。オリエンタルの諸国にそのルーツがあるという「ねん金綴れ織」。その中国の明の時代のものとされる袱紗の復元を徳川美術館から依頼されてから、「桝屋高尾」の当主である高尾弘さんの研究が始まります。
緯糸に使われるのは、真綿から引き出した糸で、その太さは、不揃いで、それがこの織物の特徴を作ります。
真綿から引き出した糸に、細い金箔を螺旋状に巻き付けた糸は、自然な陰影をもたらします。
そのため、織物は、見る角度によって、色合いが異なるという不思議な魅力を供えるのです。一般的な絹の糸より太目のねん金の糸。
「わ~きれいな糸だね~」とその輝きに魅了されるミモロです。
ねん金の糸をルーペで見ると、その金箔の巻き付け方がよくわかります。
「この糸を作る職人さんの技術もすごいね~」と。織物の糸は、縦糸を専門に作り、それを織機に設置する職人さん、そして緯糸を作る職人さんなど、本当にさまざまな高度な技術を身に着けた職人さんの存在が…。
緯糸を巻き付けた縦糸の上を左右に動く杼(ひ)。ミモロも以前、別の工房で、織物体験をして、この杼を使ったことがあります。
「これを作る職人さん少ないんだって~」と以前伺った情報を思い出します。
「すごい織物だね~」とただ驚くミモロです。復元された作品は、名古屋の「徳川美術館」で見ることができるそう。
皇室へもお品を献上。また東京オリンピックの閉会式で、小池都知事もここの帯を締めています。
小池都知事の姿を見て、「あ、締めてくれてる~」と驚き、喜んだそう。
また年間を通じて締められる軽いタイプの帯なども開発。
さまざまな高度な技術を有する工房。最近は、和服に留まらずストールなどの製作も手掛けます。
「お気に入りの帯が1本あれば、着物3着を異なった表情で楽しめるんですよ~」と、取締役の武長さん。
上質の帯は、着物そのものの魅力を引き出すのだそう。
ミモロも持っているさまざまな着物を帯を変えて、異なる表情で楽しんでいることを思い出します。
「ミモロちゃんも着物持ってるの?」と武長さん。「はい、友禅作家さんのお誂えの振袖やそう絞りの着物なんかも持ってます」とマスクの下で鼻を膨らませているのがわかります。
さて、次は、工房見学へ。
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