「これがモスペットっていうの?可愛いね~」とミモロが見つめるのは、天然水苔をベースに多肉植物を育てる新感覚のインドアプラント。
いろいろな動物の姿がなんとも愛らしい「ペット感覚」で室内で育てるプラントです。
ある日、ミモロはお友達に誘われて鷹峯エリアにある「ことのは園藝研究所」という一級室内園芸装飾技能士(国家資格 グリーンコーディネーター)の石田さんのところを訪れました。この資格をもつのは、京都で15人しかいないそう。ここで「モスペット」というインドアプラントを作ります。
「初めまして~ミモロです。今日はよろしくお願いします」とご挨拶。「はい、楽しんで作ってくださいね~」
工房には、いろいろな動物が…。「ミモロちゃん、なに作りたいですか?」「う~悩んじゃう~」
この日は、「モスペット」づくりの体験コースに参加しました。
ミモロの前には、ハサミや竹ひごなどの道具が並ぶプレートが用意されています。
「モスペット」の中身は、天然水苔。乾燥した状態のものを丸くまとめてあり、水を内部に引き入れる綿製の紐が内部から外に出ています。
「この苔玉にコットンのもふもふの紐を巻いて、動物の顔を作ります。ミモロちゃん、どの色のがいいですか?」
「う~どれにしようかな~」と毛糸のようなもふもふの紐の山から、使う素材を選ぶミモロです。
「ところで…ミモロちゃん、なにを作るか決めたの?」といっしょに行ったお友達。「うん、決めたよ!」
お友達は、愛犬の顔を作ることに。「では、さっそく作業に入りましょう」と指導くださる石田さん。
「では、ミモロちゃんは、何作りますか?クマちゃん?それともネコちゃん?」と石田さん。
「あのね~ミモロ!」と大きな声でキッパリと。「え?ミモロちゃん作るの?」「はい!」
丸い苔玉の形は、まさにミモロの頭のよう…大きさも近いものがあります。
「わかりました。今まで作ったことないけど…え~とミモロちゃんの顔の特徴は…つぶらな瞳と茶色に鼻と耳ですね~」とマスクをとったミモロの顔をまじまじ見つめる石田さん。ここからは、ミモロはマスクなしで作業をします。あしからず…。
「じゃ、はじめに耳を作らないと…」
耳は作るのがちょっとむずかしいということで、石田さんにお願いすることに…。
針金にもふもふのコットンの紐を巻きつけ、耳をつくります。
「ミモロちゃんの耳は、ちょっと先が尖ってる感じね…」
「はい、丸くするとクマになるので気を付けて~」とミモロ。石田さんの手元を真剣に見つめます。
「ここが、いつもミモロがクマに間違えられる部分なんだよね~」とよく自分を知っているミモロです。
じっと手元を見つめ続けるミモロに、作業を進める石田さんは、ちょっとやりにくそう。
やがて2つの小さな耳ができました。
「はい、ミモロちゃんのお耳ね~。これでどうですか?形は、後でも変えられますから…」と、ミモロの真剣な目つきに思わず…。
「なんかいい感じ…」とミモロチェックも無事にクリアでき、ほっとした表情の石田さんです。
その耳を苔玉に差し込みます。「位置がむずかしいんだよね~」と、何度も調整を繰り返します。
自分の耳を触っては、位置を確認。もちろん鏡でもチェックします。
黙々と作業するミモロ。やっと耳の位置が決まったよう。
まぁ、後ろ姿、かなり似てますね。今から、苔玉にもふもふの紐を巻きつけるので、耳はその中に一部埋もれます。
ミモロのもふもふ「モスペット」づくりは、さらに先に進みます。
*「モスペット」に関する詳しい情報はホームページで
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