津軽三味線の才能豊かな奏者として、将来を嘱望されていた松村幸治さんを悼む、ゆかりの人たちが奏でる津軽三味線。
秋晴れの京都…10月29日の日曜日に「京都教育文化センター」で聞くことができました。
「京都で民謡を習う人たちのおさらい会なんだって~」と三味線を習うお友達に誘われて出かけたミモロ。
おさらい会とミモロが聞いていた会は、「京雀会」という民謡を愛し、学ぶ方々の会で、民謡界では、有名な西河みさを・しのぶ姉妹が会主を務める会です。
その恒例の秋の演奏会で、歌舞練場などでも行われたとか。今回は、コロナ後の久しぶりの開催で、聖護院の近くで行われました。
民謡教室の生徒さんであるお友達…「ぜひ来てね~」と言われたミモロ。「うん~」とはじめはあまり気のない返事。
「だっておさらい会でしょ~」と…。
でも、次々に舞台に上がる生徒さん…
「秋田小原節」「江差馬子唄」「ソーラン節」「淡海節」など、いろいろな地方の民謡が次々に…
そのレベルの高さに驚くミモロ…
なんでも、民謡の大会での受賞者が多数いらっしゃるのです。
年齢層も幅広く、小学生からご高齢の方まで、澄み切った声が会場内に響き渡ります。
「すごい声量だよね~」とミモロはビックリ!
謡われる曲目は、その情景や景色が浮かぶものばかり。
「民謡って、日本人の声にすごく合ってるんだ~なんか素晴らしいね~」とすっかり虜に…。「めちゃくちゃレベルが高いおさらい会だね~!」と。
さて、この会の中ほどで、ステージが変わりました。
大きなスクリーンには、津軽三味線の奏者である松村幸治さんの写真が。
京都出身の松村さんは、津軽三味線京極流の奏者として、活躍なさっていました。
民謡をなさっていたお母さまの影響で、11歳から本格的に三味線を学び、その才能を開花。
16歳で津軽三味線の大会で東の横綱に、その後も、全国の三味線の大会で優勝なさった方。
バイオリンとのコンサートなども開催。津軽三味線の魅力を多くの方に伝え続けた方なのです。
しかし将来の活動を嘱望されながら、昨年秋に突然亡くなってしましました。享年52歳の若さです。
「本当に素晴らしい演奏家だったんです。すごく人間的にも穏やかで優しくて~これからもっと活躍するはずだったのに…」という三味線の手ほどきを受けていたお友達。その思いがヒシヒシと伝わってきます。
舞台のスクリーンには、生前の松村さんの姿が…それを思いながら、ゆかりの深い方々が演奏します。
松村さんに三味線を指導なさった西河さん。先だった弟子への思いが胸に…舞台を見つめる目に、涙が光ります。
圧巻は、三味線の奏者が一堂に揃った「津軽じょんがら節」の演奏。
奏者として活躍する方々の熱の籠った演奏は、会場内の観客を圧倒します。
お友達も、松村さんを偲びながら、握るバチに思いを込めます。
「民謡って、心に沁みるね~」と、今回、初めて生の民謡の演奏を真剣に聞いたミモロ。
本当にレベルの高いおさらい会でした。
最後は、出演者全員が舞台へ。
「ソーラン節」を謡います。ミモロも手拍子をして、その時を楽しみました。
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