NHKの大河ドラマ「麒麟が来る」もいよいよ最終回が迫っています。本能寺で信長を討った明智光秀が、中国地方から戻った秀吉と対峙する「山﨑の戦い」の舞台となった「天王山」へ、ミモロは、長岡京市に住むお友達の案内で出かけることにしました。
歴史に詳しいお友達がまず案内してくれたのは、天王山の麓にある「小倉神社」です。
「小倉神社」は、京都の西、大阪府とも近い乙訓郡大山崎町にあります。創建は、養老2年(718)とされ、平安遷都の折には、御所の鬼門除けとされ、嘉祥3年(850)には、正一位の神階を賜ったという歴史ある神社なのです。
「わ~参道長い~大きな神社なんだ~」とミモロは、参拝者がいない参道を進みます。
乙訓エリアは、竹林が多く、春はタケノコの産地として知られるところ。神社も竹林や木々に覆われたよう…。静寂が参道を包みます。
社殿に近づくと…「あ、甘酒の接待だって~」と、ミモロがまず足を止めたのは、仮設テントの前。2月3日に訪れたので、まだ節分の接待が行われていたのです。
さっそく甘酒を頂きます。「今日は寒いから体冷えちゃった~これから参拝する前に温まろう~」と。
生姜風味のほんのりとした甘さがミモロを温かく包みます。「美味しい~」とうっとり。
甘酒を頂き、いよいよ参拝か…と思うと、その前に、「これなんだろ?」とミモロが興味を抱いたのは、杉の葉と根でできたお札のようなもの。
「この辺りは、農家が多いので、農産物が健やかに育つようにお願いするものなんですよ」とお友達。
「牛王」(しるしの杉)という授与品は、本来、田植えの時期に豊作を祈願するものだそう。今は、1年の豊穣を願い神棚に飾るものに。
まだ新年の雰囲気が残る境内には、大きな絵馬も飾られています。
さて「小倉神社」のご祭神は、武勇で知られる武甕槌神(タケミカヅチ)さま
そのご利益を求め、秀吉が山﨑の戦いの前に勝利を祈願したのだそう。
以来、勝負運や武芸上達へのご神徳を求め多くの武将の参拝が…。
勝利を納め、天下人となった秀吉は、その後、毎年米3千俵を寄進。明治維新まで、神社の納める土地は、なんと6万坪におよぶ大きな神社だったのです。
京都の西に連なる山々の麓にある神社には、清らかな水も湧き、農業を守る水の神様としても崇敬されているのです。
亀が並ぶ大きな手水…「今は、水出てない~」
さぁ、社殿に参拝しましょう。
木々にすっぽりと抱かれた社殿は、三間社流造の品格ある佇まい。
「無事に天王山の山登りができますように~」と祈るお友達のそばで、ミモロもいっしょに祈ります。
さぁ、いよいよ天王山山頂を目指し、山道へ向かいます。
「頑張らないと~最近運動不足だし~」と張り切るミモロですが、思ったより急な山道
「あれ?遅れちゃった~」気づけば、かなり遅れがち…・
「ミモロちゃん、がんばって~」とお友達に励まされて、「うん、ヨイショ~」と険しい山道に挑むミモロでした。
がんばれミモロ…まだ天王山の山頂は遠い…
*「小倉神社」京都府乙訓郡大山崎町円明寺鳥居前83 境内参拝自由 阪急京都線「西山天王山駅」徒歩22分
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