「え~これがカワネズミなの?」とミモロは、京都の山里久多で自然観察と保全活動をしている「ビーバーの山の会」の自然観察に参加。そこで、春に川に設置した捕獲籠に掛かった「カワネズミ」の映像を見ました。
「この山にもカワネズミが生息していることがわかりました」とおっしゃるのは、今回、ご指導くださった「関西哺乳類研究会」で活動なさっている堀田先生。
餌を求めて川に来たところを捕獲したもの。
「え~あの山にこんな動物が住んでるんだ~」と驚くミモロです。捕獲以外には、調査のため夜間撮影なども行われます。
動物の生態調査には、動物が前を通ると作動する赤外線カメラなどが、山のあちこちにセットされています。
「ミモロちゃん~こっち~」と堀田先生がカメラの位置を教えてくださいました。
「待ってて~今行くから~」と、ミモロは、山の斜面を登ります。
木の幹に設置された赤外線カメラ。その映像をピックアップして、動物の様子を調査します。
「この前に来ると、自動的にカメラの撮影が始まるんだって~」
興味津々のミモロですが、動物の体温に反応するので、ミモロの場合は、どんなに近づいても映りません。残念…
「動物たちは、餌場をよく知っています。同じ餌場に来る場合も、ちゃんと時間をずらして、かち合わないようにしてるんですよ~」と堀田先生。
時間をずらすことで、余分な衝突を避けているのだそう。
「動物さんたち賢いね~自分だけの利益を求めず、他の動物にも譲るって…。もっと人間も学ばないとね~」と、なかなか辛口のミモロです。地球はみんなのもの…みんなが穏やかに暮らせるように、譲り合うことの大切さを山の動物に教わりました。
堀田先生たちの研究メンバーは、国内のいろいろな場所で動物の生態調査をなさっているのだそう。
久多のコミュニティセンターで、その映像を拝見しました。
まずは、先ほども登場した「カワネズミ」。体長10~13センチ。尻尾の長さは10センチほど。
京都府では絶滅危惧種になっていて、その姿を見るのは、なかなか難しいのだそう。
「今回、その姿を見ることができて、本当にラッキーでした」とおっしゃる堀田先生。
「へぇ、そんなに貴重な動物なんだ~」と改めて画像を見つめます。
山地の渓流に生息、手足に水かきはありませんが、指の間に毛が生えていて、それが水かきに…。
「水に潜るのも得意なんだね~」とミモロ。水生生物などを餌にしています。
清らかな水の渓流が住まい…しかし、近年の森林伐採や河川工事などで、水質および環境が劣化し、生息できる地域が狭まり、それにより個体数も激減しているのだそう。
「え~そんな~可愛そう~」と真剣に心配するミモロです。
また、他の画像には、鹿の姿が…
山では、昼間にも時々、鹿に出会うことがあります。
さらにタヌキも…
みんな夜に活動しています。
「クマの出没が最近、いろいろな場所で問題になってますが、捕獲し、調査しています」と。
大きな筒状の罠…
「ハチミツでおびき出すんです~」と。
「あ~クマさん、ハチミツ好きだもんね~ミモロも好きだけど…」
クマが中に入ると、両脇の蓋が閉じる仕組みになっています。
それからクマを麻酔で眠らせて、体の状態などを調査するのだそう。
「クマさん、眠ってるうちに、体のあちこち触られちゃうんだ~キャ~」とミモロ。そういう問題ではないと思うけど…。
「ともかく、山や森に何度も通い、現状を調査することが大切なんです。現在、動物たちが、どのような環境で、どのように生息しているか、それを知り、彼らの生きることを助けるのが、人間の役割だと思います」と。
「そう、なんでも推測で判断しないで、きちんと現状を把握することが第一だよね~そこから、さまざまな対策をしていかなくちゃ~」とミモロ。
今回の「ビーバーの山の会」の自然観察会で、山に入った時間は、2時間ほどでしたが、そこでミモロは、いろいろなことを学び、考えたよう。
「では、お昼ご飯の後は、動物のための大き目な巣箱作ります~」と「ビーバーの山の会」の栗原さん。
「ミモロ、がんばる!」と、やたらやる気だけはあるミモロでした。
*「ビーバーの山の会」のお問い合わせは、FAX075-821-3773 メール beavernomori@gmail.com (担当:栗原)まで
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