「ヨイショ!」ミモロは、金づちで釘を打つ作業に集中。
「あ、曲がっちゃった~」馴れない作業に汗を流します。でも、日頃やらない事に挑戦するのは楽しいこと。
京都の山里久多の山で、自然観察や動物の生息調査のお話を伺ったりと、「ビーバーの山の会」の活動はワクワクすることばかり。毎月、山の自然保護をメインにさまざまな活動をしています。
ランチが終わって、この日、最後の作業の巣箱づくりへ。外に移動する前に…
「あ、これなんだろ?」ランチを食べたお部屋に置かれた大きなプラスチック製の容器。その中には、何かドロドロしたものが入っています。
「なんかいい臭いがする…」クンクン。
「さぁ、今から始めましょうね~」と、久多の地元の方々が集まって何やら作業が始まりました。
「今年、味噌づくりを始めたんです」と。
煮た大豆に、塩と味噌の麹を入れて、容器の中でしばらく寝かして発酵させます。
「あの~いつ食べられるんですか?」ミモロが一番気になるところ…。
「そうですね~来年の春かな?」「え~そんなに掛かるんだ~」
「今は、何をしてるんですか?」とミモロ。
「はい、仕込んでから、毎月1回、容器を入れ替えて、味噌が均一になるようにしてるんです」と。
この作業を天地返しというのだそう。それにより、発酵が促進され、美味しいお味噌になるとか。
手間のかかる作業ですが、作る人の愛情もたっぷり込められていくようです。
自然豊かな山里、久多…そこの暮らしは、季節と共に、いろいろな作業があります。
ミモロも田植えや稲刈り、カヤ刈り、きのこ狩り、北山友禅の苗植えなど、東京ではやったことがないことを次々に体験しました。もちろん体験ですから、1日で終わることですが、それでも、自然と共に暮らすことの楽しさと大変さを感じることができました。
「なんか久多のいろいろな活動に参加すると元気になる気がする!」というミモロ。
久多の里山協会でも、一般の人が参加できるイベントも開催しています。
「ミモロちゃん~巣箱づくりの作業お手伝いお願いします!」と外から声が…
「は~い、今行きま~す」と、急いで外へ。
そこでは、すでに巣箱の組み立て作業が始まっていました。
「あの~ミモロ、何したらいいですか?」
「ビーバーの山の会」の皆さんと、自然観察会でご指導くださった堀田先生が、手際よく作業しています。
すでに設計図に沿って、切断された板を組み立てます。
まずは、板を押させるお手伝い…
「しっかり押さえてね~」「は~い!」う~ミモロのネコの手のお手伝いは、どこまで役に立っているかは疑問ですが、みんなと作業するのが、何より楽しいのです。
「ここ少し削って…」「は~い」とミモロは、板にカンナをかけます。
「カンナの削りカスって、美味しそう…鰹節みたいだもの…」と言いながら、作業を…
「だいぶできて来た~」と、ミモロは、巣箱の中へ
動物が観察しやすいように、上の屋根は、開閉できるようになっています。
しばらくして、ついに完成!
「前よりかなり大きな巣箱だね~誰が入るのかな?」とミモロ。
「ムササビなどの小動物かな?鳥も入るかも…」と堀田先生。
巣箱は、一種類の動物だけが入るとは限らないそう。子育てが終わって出ていくと、別の動物が入ることも…。
「問題は、どこにこの巣箱を設置するかですね~」
かなり大きくて、重い巣箱ですから、設置する木もそれないの太さが必要。そしてある程度、高いところに設置する必要があるそう。
「じゃ、来月、設置しましょうね~場所を決めるの大変そうですが…」とビーバーの山の会の栗原さん。
「こんなに立派な巣箱だから、誰かが暮らしてほしいね~」とミモロ。
「京都の町の夏は、猛烈に暑いから、この巣箱、別荘にしたいかも…」と勝手に想像。でも、ひとりで夜の山で過ごせるかな?「う~ダメだ~怖いよ~」と、すっかり町の暮らしに馴染んでいるミモロなのです。
秋、キノコなどの山の恵みが楽しみな季節も、もうすぐです。
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