「あ、ここだ~」と、御池通から麩屋町通を南へ、三条通がもう少し~というところに、大きな暖簾を見つけました。
ここは、昨年、寺町の本社ビルの建設に伴い、お店を移転している「紙司 柿本」です。
「仮店舗っていうけど、すごく立派~」
ゆとりを感じさせるエントランスエリア。
「寺町のお店と、雰囲気違うね~」と言いながら、お店へと進みます。
店の入り口には、創業1845年を示す石のプレートが迎えます。
でも、このお店の起源は、それより古く享保年間(1716)で、寺町二条で竹屋を営んでいたそう。そこへ若狭から養子に迎えられたのが、「紙司柿本」の初代で、紙屋を創業することに。以来、現在5代目となる柿本新也さんが、その商いをいっそう発展させているのです。
奥行の深い町家らしい敷地に沿うように、店の壁には、紙が並ぶ棚が連なり、奥へと続きます。
「わ~奥にお蔵もあるんだ~」
店の一番奥には、大きな土蔵の姿も・・・
「いらっしゃいませ~」と店長さんとスタッフの方に迎えられたミモロ。
「あの~前にも伺ったことがあって…でも、この場所に来るの初めてです…」とミモロ。
「どうぞ、ごゆっくり~」と言われ、ミモロは店の中を見て回ることに。
日本の文化は、紙とともに歩んできました。日本ほど、紙の質、種類にこだわった国は世界でも珍しいのでは?
日本各地には、昔から和紙の産地があり、それぞれの特徴にあった使い方をしてきました。
「日本人って、紙大好きだよね~」というミモロ。
ここには、さまざまな色、そして表情豊かな紙が、種類豊富に揃っているのです。
全国各地にある優れた和紙…「なんか和紙って温かいね~」
手漉きの和紙ならではの表情にミモロは心惹かれます。
京都のいろいろな神社仏閣にも紙を納める「紙司柿本」。
和紙だけでなく、印刷に使われる洋紙なども、さまざまな印刷会社に納めている会社でもあります。
紙を使ったオリジナルの品々も作られていて、そのバラエティーの豊かさは、女将のアイディアによるもの。
「なんかこういう紙で文字書くと、上手になりそう…」と思うミモロです。
さまざまな品を見て回るミモロが、今回、一番心惹かれたのは、「うるし紙」と呼ばれる艶やかな紙。
漆のような質感を供え、しかも表面には、モダンなバラの模様やイタリアの壁紙、網代模様を思わせる凹凸がある模様があるのです。
「すてき~これ、ブックカバーにしたり、空き箱に張ったり、インテリアにも使いたい~」というミモロ。
なんと1枚300円からと手ごろな価格も魅力的です。
「わ~いろいろ作りたくなっちゃう~」と想像力が刺激された様子。
「紙司柿本」にはオンラインショップもあり、いろいろな品が購入可能です。
「寺町のお店は、まだ建て替えるのに時間が必要で、しばらくは、このお店で営業しますので、こちらにぜひいらしてくださいね~」とお店の方。
「はい、また来ま~す」と、紙好きのミモロは目を輝かせました。
*「紙司柿本」の詳しい情報およびオンラインショップはホームページからどうぞ
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