ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

昨年106年ぶりに建て替えられた「京都鳩居堂 本店」。モダンさと洗練された雰囲気の新たな本店へ

2021-02-17 | 老舗

アーケードが続く寺町通。御池通から少し南に下ったところにある「京都鳩居堂 本店」は、2020年11月28日に、106年ぶりにリニューアルされました。
 
「ちょっと寄っていこう~」とミモロは、ある日、お店の中へ。


リニューアルオープン以来、何度もお店の前を通りながら、いつもお客様がいっぱいなので、ゆっくり訪れることができませんでした。

「わ~なんか広くなった感じ~」

ゆったりとした店内…いっそうお品が見やすくなったよう。

さて「京都鳩居堂 本店」は、寛文3年(1663)に、秀吉によって新たな町づくりが行われた京都で、寺町に移転した本能寺門前に創業しました。
もともとは、平安から鎌倉に活躍した武士、熊谷直実から数えて20代目の熊谷直心が薬種商「鳩居堂」を、この地で始めたことがルーツだそう。
現在は、創業から12代目を数えます。「鳩居堂」の名は、儒学者 室鳩巣の命名で、本店の屋根の鬼瓦には、2羽の鳩が並びます。


元禄時代には、薬種を商うことから「香」の製造が始まり、文人や学者との交流の深かった歴代当主。その縁から筆や墨など文具など、日本文化を支える品々の製造へと、商いの範囲を拡大してゆきます。

宮中の御用をつとめていたことから、明治13年に東京銀座に店を構え、以来、東京からも「京都に来たら、本店に行ってみたい」と京都旅に立ち寄る人も多いのです。

創業以来、寺町の現在の場所で店を構え、何度か立て直しをした本店家屋ですが、357年の歴史の中で、今回の改装は106年ぶりとか。

「なんか前より明るくなったね~」とミモロ。

天井もグッと高くなり、いっそうお店が大きく感じられます。


「わ~お庭がある~」そう、今回の改装で一番変わったのは、店の西側に広い庭ができたこと。

その庭を囲むように続く家屋は、お香のお教室なども開催されるスペースだそう。


「町中にこんな開放的なスペースがあるって、すごいね~」と感激するミモロでした。

さて、店内を巡ると、今はお雛様シーズン向けの品々が…。
 
「こういうハガキで季節のご挨拶するのって、やっぱり素敵だよね~」とミモロ。

またいろいろなオリジナルのお香も豊富。

なかでもミモロが気になるのは、ディズニーとのコラボのお香。「これミッキーマウス、ドナルドダックのもある~」

別に、ネズミやアヒルの匂いがするものではなく、それぞれのキャラクターのイメージで作られた爽やかな香りです。あしからず…

「こういう筆や硯を使うと、書がうまくなるかな?」

筆や硯、墨など書に関係する品々の豊富さ、質の高さも、さすがです。

「わ~これ欲しい~」とミモロが見つけたのは、豆本。まさにミモロサイズです。

「あの~これください~」

カウターに背伸びしてお願いするミモロ。

夕暮れ迫る時刻で、ゆっくりお買い物が楽しめました。いつもは、大勢の人たちでにぎわう店内…また京都旅が楽しめるようになったら、ぜひ訪れたい新しい本店です。


*「京都鳩居堂 本店」寺町通本能寺門前町520  075-231-0510 営業時間10:00~18:00 年始休み



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