ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ワコールスタディホール京都で開催された「京のええもんおすそわけ」の最終講座

2017-10-16 | イベント

京都駅の八条口から徒歩3分の「ワコールスタディホール京都」。そこは女性を心豊かに、また美しくするさまざまな講座が開催される文化施設。
 
「あ、新幹線~」ミモロが大好きな新幹線もすぐそばを走ります。

「あ、やってる~」
今回ここでは、3回にわたって開催された「京のええもんおすそわけ」講座の最終回、「小川勝章さんに学ぶ、お庭の世界」というお話です。
受付を済ませ、ミモロは、前の方のテーブルへ。
「あ、小川さんよく見える~」

小川勝章さんは、京都を中心に活躍なさる有名な造園家一族の12代目。7代目は、京都岡崎の別荘地をはじめ平安神宮の神苑などを作庭した小川治兵衛さんです。

ミモロとは、すでに何度も会ったことがある方。「なんか独特の雰囲気あるんだよね~」というのがミモロの印象です。
 
講演スタイルもアクティブで、体を使って松の枝ぶりなどを表現。


さて、今回のお話は、はじめ飛び石に触れました。
飛び石は日本の文化。庭を作る人のおもてなしの心の現れだそう。つまり「ここを歩くと、お庭の魅力が楽しめますよ~」とか「足元を気を付けて、こちらに進んでください」という暗黙の誘導。さらにその姿が庭に表情をもたらしているのだそう。
「だからほかの場所歩いちゃダメなんだよね~。苔なんか傷つけちゃうし…」とミモロ。

会場内には、講演の進行役を務められたグラフィックデザイナーの大野さんがフロアに飛び石を貼り付けました。
「ケンケンパー」
ミモロはピョコピョコとジャンプしながら飛び石を楽しみました。
「ミモロちゃん、なかなか飛び石歩くの上手ですね~」「うん、ネコですから…」とミモロ。「そう、ついクマちゃんかと思っちゃって~」「もう何度も会ってるのに~」

また、庭の良さを知るのは、冬の庭が一番と。
「木々が葉を落とし、庭の骨格がよくわかります。どういう思いで作庭したかが伝わってくるんです」と小川さん。

7代目など先人たちの庭は、今も小川さんにさまざまなことを無言で教えてくれるそう。

「庭は、四季を通じていろいろな表情を見せてくれます。京都観光で『あそこの庭みました~』という人がいますが、1回だけでは、その庭のごく一面の表情しか見ていないことになります。だから同じお庭を何度も訪れてみてください。きっと新しい発見があるはずです」と。

講演が終わって、茶話会に。


「うん、やっぱり何度も行かないと、そのお庭の良さわかんないよね~そうだよね~。平安神宮の神苑、きっとミモロ50回以上行ってると思う…」と、まさにミモロが大好きなお庭なんです。「う~それは京都人でもいないんじゃないの?そんなに行くのって…」と同じテーブルの田村さん。
「だって好きなんだもの・・・いつ行ってもいろんな植物やお魚いるし・・・」「そうなんだ~」とミモロと会うと必ず遊んでくれるお兄さんです。


茶話会は、この日の講演のテーマに合わせた特注品。「春と秋のお話に合わせたものだって~。でもあんまり桜のお話なかったけど…」
お庭の木々を想像させる緑が目にも美しく感じます。

講演参加の記念に、大野さんデザインのカレンダーがプレゼントされました。
「その中にくじが入ってて、黒い文字の方は月刊京都をプレゼントします」と。
中の小さな紙を開くと、黒い文字「ミモロちゃん当たりだよ!」
「はい、おめでとうございます。」と小川さんから雑誌も頂きました。
「また当たった~」
最近、ミモロのくじ運はアップしていて、ローソンのくじの当選率も70%以上。冷蔵庫にはいろいろなドリンクやデザートが溜まっています。

「あ~今回も楽しかった~。そうだ帰りに東寺まで行ってみよう~」と、その前に化粧室で身支度を…
「すごくキレイな化粧室」
寛げるスペースも広く、ゆったりとしたソファーもあります。
「なんか眠くなっちゃった~」とミモロ。
あれ?東寺にいくんじゃないの?「うん~」これはヤバイ・・・お昼寝タイムになる前に出発しなくちゃ。

*「ワコールスタディホール京都」の講座などはホームページから申し込みができます。ぜひ1度チェックしてください。もちろん男性も大歓迎です。





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好みの図柄で作るセミオーダーの友禅着物。「京町家 染工房 遊」

2017-10-15 | ものづくり

ある日、ミモロは東本願寺のそばを歩いていたとき、ふと足を止めた京町家。
 
「なんだろ?」と興味津々。さっそく暖簾をくぐり中へ。
入口には、京都らしい染めの和装小物が並んでいます。

「ここ、和装小物のお店かな~」とミモロが棚の品々見ていると・・・。お店の奥で何やら作業をしている人の姿が目に入りました。

「あれ?ここで作ってるのかな~」とさらに興味を募ります。

「はい、いらっしゃいませ~」と奥から作業の手を止めて出ていらしたのは、長年、友禅の図案を描く手描く職人さんの山田哲生さんと清さんのご兄弟。
「まぁ、お上がりください」と言われ、遠慮なく畳の上へ。「あの~ここ友禅の工房なんですか?」とミモロ。
「はい、昔から京友禅の図柄を描いているんです。そもそも友禅は、分業制でそれぞれの職人が行うんですが、最近は完全な分業だけでなく、職人も直接お客様の要望を伺って作ることも増えているんです」と。

奥の作業場では、美しい図柄が丁寧に描かれています。
 
「これもお客様からの注文で、七五三のお祝いの着物を、子供さんと親御さんでおそろいになさりたいと…」
「へぇ~そういう注文もできるんだ~」とミモロ。「はい、なんでもできますよ~。例えば、小紋のの柄と帯の柄を合わせたり・・・」そういうすごくおしゃれで贅沢な着物が作れるのです。

そう、ここでは飛び小紋や附下小紋をセミオーダーで作ることができます。

好みの色や顔映りいい地色を選び、そこにたくさんの見本から好みで選んだ図柄の配置や色具合などを調整し、最後に厚さや風合いなどが異なる白生地を選び、着物に仕立ててもらいます。

正絹丹後ちりめんを使用し、着物に仕立ててもらうと、全部で10万8000円です。
「え~好きな色とか図柄とか選べて、自分好みの着物が作れるって、うれしいね~」とミモロ。

「あの~ネコの足型の模様の着物作れますか?」と目を輝かせて伺うと…。「はい、ネコは人気の図柄で、サンプルもいろいろありますよ~」とのこと。「でも~ミモロの足形、ちょっと小さいけど…」というと、「お好きな模様などを図柄として作成することもできるんですよ」と。

着物離れ・・・といわれる現代。実は、多くの着物愛好家がいらっしゃり、そういう方々はご自分好みの着物にお金を惜しまないとか。

ここでは、インターネットを通じ全国から注文が来るそう。その場合、山田さんは必ず着物を着られる方のお写真をいただくのだとか。「どういう方がその方の雰囲気を存じ上げることで、色選びや図柄の配置などにも気を配るようにしているんです」とのこと。

もちろん直接お店で注文するのがベスト。京都旅のスケジュールに組み込むのもすてきかも…。

注文から仕立て上がりまで、約2か月。

「クリスマスに着る着物はギリギリ間に合うかも…ハロウィンは無理だけど…」
期間限定でしか着られないものこそ、贅沢の極み。

ミモロもいつか足型の図柄の小紋を…と憧れています。

「最近、ネコ柄の小物もいろいろ作ってるんですよ~」と


奥では息子さんが、ネコの図柄を描いていらっしゃいました。

「ホント、いろいろある~」


東本願寺の南側、京都駅からものんびり歩ける距離です。

*「京町家 染工房 遊」京都市下京区花屋町通新町東入る  075-344-5067 営業時間 9:30~18:00 定休日 月・火曜 第2日曜




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ミモロのおすすめランチ。祇園新橋の個室で味わう牛タンランチ。「祇園ふりふり」

2017-10-14 | グルメ

ある日、お友達といっしょに町歩きを楽しんだミモロ。この日のランチは、京都らしさナンバーワンともいわれる祇園新橋にある「祇園ふりふり」というお店です。
 
ここは、祇園新橋は、京都を舞台にするテレビドラマなどのロケ地として有名。「サスペンス劇場なんかでよく見るよね~」とミモロ。辰巳神社は、舞妓さんや芸妓さんたちもお詣りに訪れる社です。


さて、その辰巳神社のすぐそばに、今年春にオープンしたのが、しゃぶしゃぶや日本料理の店。
 
「ミモロちゃん。ここって観光地のど真ん中で、いろいろな料理屋さんがある場所。なんか高そうだけど大丈夫?」とお友達。
「うん、でもリーズナブルなランチがあるって聞いたから~」と店の前のお品書きをチェックします。

「ランチ990円~だって~ほかにもいろいろあるみたい…」と、これならミモロの予算内。さっそく店内へ。
 「いらっしゃいませ~」とお店の方。
カウンターがあり、割烹料理屋さんの趣も。

「どうぞお二階へ…」ミモロたちは、靴を脱いで、2階の個室へ。
  
「わ~白川が見えるよ~」2階には、畳敷きの和室にテーブル席の個室が並びます。そこからは京都情緒あふれる白川の景色が窓に広がり、京都に暮らすミモロも感激。

実は、このお店のある場所は、かつて「新山」という料理屋さんで知られるところ。それが新たにより気軽に京都の味を楽しめるお店に変わったのです。
 
かつてのお座敷は、その趣をそのままに個室に。なんとランチでもその個室が利用できるのはうれしいこと。

「え~と何にしようかな~」とお品書きを見て悩むミモロ。
 
カレーうどん、ステーキなど料理のバラエティーも豊かです。「あの~おすすめなんですか?」とお店の方に。
「そうですね~。牛タンの鉄板焼はいろいろな料理もついてますし人気ですよ」と。
「じゃ、それお願いします」と1800円(税別)の「大将の厚切り牛タン鉄板焼」と「大将のネギ塩牛タン鉄板焼」をお友達と注文し、わけわけすることに。


ミモロの席からは、そとの景色が眺められます。「春の桜、秋の紅葉・・・ここから見たら最高だね~」とお友達と感激しあうミモロです。

やがてテーブルには、料理が運ばれました。
 
「え~こんなにいっぱい種類あるんだ~」とその品数の多さに、思わず笑顔に。これで1800円です。

 
牛タンは卓上の陶板の上で野菜と共に温めていただきます。厚切りの牛タンはすでにキッチンで火が通されているのです。

「わ~美味しい~。結構ボリュームもあるし、食べ応え十分・・・」牛タンは、脂身が少なくヘルシー。子供からお年寄りまで楽しめる味です。

「え?デザートもあるの~」

2000円以内の予算で大満足のランチ。「だって個室で、しかも白川の景色眺められるんだよ~。東京からのお友達連れて来たら、絶対感激しちゃうね~」とミモロ。いいえ、京都人でも、ここのランチのひとときは喜ぶはず。

夜のディナーコースは、ステーキで7000円~。しゃぶしゃぶで1万円~ですが、ランチはグッとリーズナブル。


秋の京都観光のランチにぜひおすすめ。ひとりでも席に余裕があれば個室で過ごせます。

「なんかお腹いっぱいで眠くなっちゃった~ここでお昼寝していきたい感じ~」とすっかり個室で寛いだミモロの危険な発言。
寝る前に、早く出ないと…。「え~もう行くの~」と目がトロンとしてきたミモロにリュックを背負わせてお店を後に…。

「またいらしてくださいね~」
「は~い、ごちそうさまでした」

京都らしい風情が楽しめるランチとしておすすめの場所。
ぜひ、紅葉を眺めにいらしてはいかがでしょ?

*「祇園ふりふり」京都市東山区新橋通大和大路通東入る元吉町67 075-533-8055 昼11:30~14:30LO 夜17:30~21:30LO 





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[粟田神社」の神幸祭。まばゆい神輿。子供神輿も立派。

2017-10-13 | 祭事・神事・風習

10月9日に京都東山「粟田神社」で行われた神幸祭。ミモロは、神輿会の方に作っていただいたはっぴを着て参加です。
「これ子供神輿のはっぴ」
子供神輿を担ぐ子どもたちのために用意されたはっぴ。でもミモロは、もうはっぴを持っているので、受付をパス。

子どもたちといっしょに境内へと石段をのぼります。「待って~ミモロも参加するんだもんね~」

すでに境内には、大きな神輿が拝殿から外へ。いよいよ巡行の準備が整います。


「こんにちは~。今年もよろしくお願いします」と挨拶したのは、佐々貴宮司さん、神輿会の会長と副会長さん。
 
また、崇敬会の役員のみなさん。神輿会の幹部の方々。
 
「ミモロちゃん、今年も張り切ってますね~」と。「はい、がんばります!」と返事するミモロです。
 
神輿の担ぎ手は、ベテランの方々を中心に、いろいろな方が参加しています。日本に住む外国人の方々も。「昨年も参加してので、今年は友達誘ってきました~」と。
1トン近くの大きな神輿を担ぐには、100人以上の人たちが必要。粟田神社の神輿会だけでなく、京都のいろいろな神社の神輿会の方々が応援に駆け付け、協力しあって祭りを行うのです。

神輿の前での神事が納められ、氏子町を清める剣鉾が出発した後、まずは子供神輿が出発です。
「大きなお神輿担げないから…」とミモロは子供神輿に参加することに。
京都の子供神輿は、実に立派。大きな神輿のミニチュア版という感じで、錺金具なども大きな神輿と変わらぬ見事さ。
「ミモロちゃんもいっしょに行きましょ~」とやさしく誘ってくれるお友達。
 
「うん、よろしく~がんばろうね~」と、三条通を神輿と共に進みます。

子供神輿の巡行は、約1時間ほど。それが終わると参加者には、お菓子のご褒美が渡されます。「参加した人は来てください~」と子供神輿の巡行を支える西沢さんご一家。子供神輿のはっぴなども西沢さんの手づくりです。
「は~い」
と張り切ってお菓子の場所に行ったミモロ。「あ、ミモロちゃん…え~とエントリーされてないので、お菓子なしね~」と。「え~そんな~」と泣き崩れるミモロでした。後で買ってあげるから…。となぐさめてやっと気を取り直したミモロです。

さて、子供神輿の巡行が終わったころ、大きな神輿は「青蓮院」に到着しました。
 

巡行では、神輿は「青蓮院」の勅使門から中へ入り、そこで祭事が行われます。
この門を通れるのは、天皇と神輿だけと言われます。いつもは閉ざされている門の扉が開き、石段を神輿は一気に寺の中へと入ります。最小限の人数しか中には入れないので、多くの担ぎ手は外で待機。

*中での祭事の様子は、「ミモロ、粟田神社 青蓮院」で検索するとわかります。

「青蓮院」には、神仏分離を進めた明治時代に粟田神社にあった「薬師如来」と「十二神将」をお預けし、お祀りしていただくことになったそう。それ以来、祭りの時に神輿は、ご挨拶に伺うことになったのです。

約30分ほどで神輿は再び勅使門から出てきました。
 
門のそばには「青蓮院」の東伏見ご門跡が神輿を見送られていらっしゃいました。

再び、氏子町を巡行する神輿。
 
「ホイットー、ホイットー」という掛け声が通りに響き、神輿を激しく揺らし、神様のお力を高める差し上げが観衆の拍手を誘います。

「京都のお神輿って、すごく豪華で勇ましいんだよ~」京都の祭りというと「葵祭」「祇園祭」「時代祭」と雅な行列が続く静かなものと思われがちですが、実は、神輿は本当に勇ましく、その迫力は感動もの。

ミモロは、白川沿いで神輿を見守ることに。「なんど見てもいいよね~」と美しい神輿の姿に見惚れるミモロでした。




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[粟田神社」の神幸祭。勇ましい剣鉾から響く鈴の音。氏子町を清め、神輿を迎えます。

2017-10-12 | 祭事・神事・風習

9日に行われた「粟田神社」の神幸祭。剣鉾と神輿が氏子町を巡行します。お昼前に、神社に到着したミモロ。
さっそく、剣鉾が準備されている場所へ。「こんにちは~。今日はよろしくお願いします」と粟田神社剣鉾奉賛会のみなさんにご挨拶。
 
「あ、ミモロちゃん、今日はがんばろうね~」とみなさん。巡行前にストレッチなどで準備運動を…。

今年は、ミモロは、剣鉾のみなさんが着ているそれぞれの剣鉾を象徴する模様が染めこまれた装束に似たミモロ独自の文様のはっぴで参加です。「やっと仲間ぽくなった感じ~」と、ミモロは内心大喜びなのです。
 
今年の神幸祭には、8本の剣鉾がさし上げられます。いずれもかなりの年代もの。棹の部分にも見事な錺金具や螺鈿などが施され、美術品としての価値も高いものと言えます。剣鉾は、それぞれの氏子の町内にあって代々大切に守られてきました。
 
さぁ、いよいよ祭りの始まり、境内に鎮座する神輿の前で祭りの無事を祈る神事が行われた後、神輿に先立ち氏子町を清めるために剣鉾が巡行するのです。
「さぁ出発!」
境内に集まった大勢の参拝者の前で、剣鉾がつぎつぎに差し上げられて、その先端近くの鈴が清らかな音を響かせます。
 
好天に恵まれた9日。青い秋空に差し上げられる剣鉾は、キラキラ輝き、その神々しい姿に見るものは思わず手を合わせます。

勢いよく境内から三条通に剣鉾は出てゆきます。
ミモロもいっしょに…

三条通には交通規制が敷かれ、この日は、剣鉾と神輿が最優先。自動車はその姿を見守ることになります。
 
3人1チームで差し上げる剣鉾。重さ30キロを越え、しかも高い位置に重い部分がある剣鉾。そのバランスを保ちつつ、しかも鈴を鳴らす技は、簡単にはできません。「いつも祭りの前に境内でみんな一生懸命練習してたよね~」と、ミモロは毎晩のように集まって練習なさるみなさんの姿を思い出します。

今年は、堀池町の修復された菊鉾がその姿を久しぶりに披露。それを差し上げる「肉の荒井亭」の荒井さんがお店の前へ。ご家族がその姿に拍手を送ります。
祭りを行うのは男性ですが、その陰で女性たちが見守り、支えがあるのです。勇ましく祭りに参加する男性の姿を誇らしげに見守る女性たち・・・。表にはでないものの、やはり祭りに参加しているといえるのです。

「やっぱりカッコいい~」と剣鉾を見つめるミモロ。
装束は同じような雰囲気になりましたが、あまりに小さすぎるのでなんのお役にも立てないのが残念でたまらないミモロなのです。
「今度、ミモロちゃん、差し皮も作らないとね~」と剣鉾奉賛会のみなさん。「う~でも小さな剣鉾ないし~」とミモロ。
でもいっしょについて歩くだけでもうれしいミモロ。そんなミモロをいつもやさしく見守ってくださる奉賛会のみなさんに感謝です。
  
剣鉾は、京都のいろいろな神社で祭りに登場する機会が以前より多くなり、差し手のみなさんは、大忙し。なんせ特殊技能が要求されるので、それぞれの神社の奉賛会の方々が協力しあって巡行を行っているのです。また、若手の育成なども熱心に…。
「ミモロも男の子で、もっと体が大きかったら絶対差し手になるのに…」とこればかりは叶わぬ夢。

「あ、ミモロちゃん、今年もはりきってるね~」と声をかけてくれたお友達の中野さんと前田さん。
 「はい。すごく楽しいんだもの~」と笑顔でお返事。

剣鉾は、氏子町の路地も入ります。
「ここは電線が多いから差し上げるのむずかしいんだよね」

そう、三条通や神宮道は電線が路上にないので、剣鉾はのびのびと…


剣鉾は、神輿に先立ち氏子町を巡行し、ふたたび神社へ戻ります。


神社に向かう剣鉾の鈴が響く氏子町…その音色を耳を立てていつまでも聞いているミモロ。

夕暮れが迫る時刻・・・今年の祭りもまもなく納められます。



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